
定例記者会見2012年1月17日
冒頭発言(幹事社 宮崎日日新聞) (知事) では、私のほうから1点でございます。口蹄疫からの再生・復興につきまして、その状況につきまして、昨年末、12月末現在で取りまとめましたので、お手元の資料によりましてご説明をいたします。 質疑応答(発表事項)(幹事社 宮崎日日新聞) では、発表事項について各社からどうぞ。 (記者 UMK) 口蹄疫からの復興状況、再生状況なんですが、数字の上では厳しい状況というコメントがございましたが、やはりそういうご認識でいらっしゃるんでしょうか。 (知事) はい。畜産経営中止に追い込まれた農家もかなりの数に上るというところもとらえておりますし、それから、再開をしたいんだが、まだいろんな事情で再開に踏み切れていないところもあるということ、それは畜産を取り巻く状況というのは先ほど説明したとおりであります。そういったところをとらえて、厳しいというふうなことを申し上げております。ただ、本県の畜産の新生に向けて、しっかりとそういう問題に向き合いながら、また農家の皆さんの意向にしっかり向き合って前進していきたいというふうに考えております。 (記者 UMK) 今まさにおっしゃった新生という部分、その復興・再生・新生と、いろいろあると思うんですけれども、今、知事のご認識では、口蹄疫(発生)後からのステージというのは、どういう段階にあるというふうにお考えでいらっしゃいますでしょうか。 (知事) 新生という言葉を使っているのは、単に前と同じような経営、同じような頭数が導入されればよしということではないということですね。まずは防疫を徹底するということですね。その取り組みというものは、以前よりも巡回調査、それから毎月の20日の(一斉)消毒などをやりながら徹底するというものはベースとしてあるわけであります。その上で、疾病のない畜産地帯をつくり上げていこうということでありますとか、適正な飼養密度というものを模索していこう、それは生産性の向上というのも図りながらということですね。それは一歩一歩前進はしておるかというふうに思っておりますが、一方で、先ほど言いましたように、経営の断念といいますか、畜産経営を中止すると、農業を丸々やめるということでなしに、耕種に転換という方もいらっしゃるわけでありますが、そういう余儀なくされた部分、それから、経営再開を考えているんだけど、まだ踏み切れない方がいらっしゃるというところを、我々としてはしっかり向き合う必要があろうかと思っています。 (記者 朝日新聞) 先ほど経営再開の状況で、農家の戸数のほうなんですけれども、経営形態別というかのところでは、繁殖と養豚の部分の割合が低いかなというふうに感じられるんですけれども、これについて、何か特殊な要因があるとか、どういうふうにとらえていらっしゃるか教えてください。 (知事) これはどうでしょう。 (復興対策推進課) 繁殖経営の農家につきましては、やはり零細・小規模で、しかも担い手の方が高齢であるというようなところが一番大きい理由ではないかというふうに考えております。あと養豚につきましては、やはり今後の見通しの部分について、不安に考えておられる方々がまだ少なからずいらっしゃるというような状況ではないかというふうに考えております。 (記者 朝日新聞) ありがとうございます。それと知事にもう1点なんですけど、先ほど言われた新生の部分ですね、飼養密度の話とか特定疾病フリーの話、そこら辺の取り組みの現状については、どういう段階というか、どういう状況だと思われていますか。 (知事) 飼養密度の国の基準も踏まえたガイドラインというのを昨年末に定めて、まずはそれの普及なり徹底を図っていくということ、それから、やはり現場の実態等を踏まえながら本県独自のガイドラインというものを今後模索していこう、そういうことになっておりますので、これはそういう意味での途中の段階だと思いますが、これも一歩前進ということで、農家の皆さんに生産性の向上も含めた疾病に対する対策ということも踏まえながら、飼養密度についてしっかりと考えていくという取り組みがスタートしたんだというふうに認識しております。それから、食肉のあり方、今後どのような肉を生産していくのか、それは消費者の嗜好の変化等も踏まえながら、今、議論が始まったところでありますので、これもスピード感を持って、しっかりこれからも議論をしていきたいというふうに思っています。 (記者 朝日新聞) (特定)疾病フリーはどうでしょう。 (知事) 疾病フリーも、養豚農家が集まって自主的にいろんな取り組みが進められているということでありますし、牛の疾病についても、いろんな考え方があるようでありますが、やはり何といっても生産性の向上に結びつくものであるというところの理解をこれからも広めていきたい、理解を深めてもらいたいというふうに考えております。 (記者 時事通信) このいただいたペーパーの中で、今後の再開について、戸数ベース65〜70(%)、頭数ベース75〜80(%)という目安を示しておられるわけなんですけれども、これはいつぐらいまでのスパンでの目安なんでしょうか。 (知事) そのスケジュールというのは、今、具体的に、例えば目標値があるだとか、目途があるということではありません。やはりいろんな経済状況も含めて、農家の方はしっかり状況を分析しながら、その再開に向けてという決断をされるというふうに思っております。実はこういう統計をとるのも非常に心配なところもあるんですね。農家の方にたびたび「再開するんですか、しないんですか、どうなんですか」というのを迫るというのは、農家の方にとっては非常にプレッシャーにもなります。そういうところも含めて、「寄り添って」という言葉を使っておりますが、我々は決してそれを押しつけてもいけないというふうに思っておりますし、取り組む意欲なり準備ができている農家がスムーズに再開できるような支援をしていく、それが一番大事なことだというふうに思います。 (記者 時事通信) 中長期的に見た場合には、やはり口蹄疫前の水準というのは、かなり先になるかもしれないけれども、あくまで目指されるというスタンスなんでしょうか。 (知事) 例えば頭数ベースで言うと、その頭数が望ましい頭数だったのかどうか、例えば、望ましい生産性から見た飼養密度ということからすると、必ずしもそこがゴールというふうにはとらえておりません。じゃどこが目標でどこが正しいのかというところは、なかなかそこは置きにくいところがあります。 (記者 時事通信) つまり最終的にお聞きしたかったのは、これからの経営再開の状況というものに、今、見通しがある程度立ったという状況かと思うんですけれども、例えば新規営農される、酪農あるいは畜産をやろうという方への支援だとか、そういうこともお考えになるんでしょうか。 (知事) これは従来から新規営農への支援というものは、いろんなメニューで取り組んでおります。それについても、それは従来どおり取り組む必要があると思います。 (記者 時事通信) 細かいことですが、この統計の中に新規の方というのは入っているんですか。 (知事) これはあくまで今回の口蹄疫により被害を受けた農家という数字であります。 質疑応答(その他)(幹事社 宮崎日日新聞) 口蹄疫からはもうございませんか。なければ、そのほかに入りますが、今日の会見は、知事の就任1年会見を兼ねているということなので、1点だけそこをお尋ねしてもよろしいでしょうか。 (知事) はい。 (幹事社 宮崎日日新聞) 改めてなんですけれども、間もなく(知事就任)丸1年を迎えるに当たっての所感ですね、1年目の総括と2年目に向けての決意みたいなことを改めて聞かせてください。 (知事) よく考えてみると、年末年始といいますか、年明けを迎えるのと就任2年目を迎えるのは、本当に時間が近接しておりますので、年が改まっての思いというのと、就任2年目を迎えるというのは非常に同じになってしまうわけでございます。重なってしまうかもしれませんが、この21日から2年目に入るわけであります。昨年を振り返りますと、やはり口蹄疫からの再生・復興というものを大きく掲げて取り組む中で、鳥インフルエンザ、新燃岳、それから東日本大震災という災害に見舞われて、その対応に追われた1年という見方ができるかと思います。 (幹事社) ありがとうございました。では、各社からどうぞ。 (記者 NHK) 今の点で2件ありまして、まず東国原前知事からの発展的な継承を目指されたというところで、東国原前知事のところからの発展させたところというのはどんなところだったのかということと、あと、やはり前知事と比較されることも多かったと思うんですけれども、その辺で苦労されたところというのはどんなところだったんでしょうか。 (知事) 発展的な継承、継承しつつ発展するという表現を使っておる、そういうコンセプトでマニフェストといいますか政策提案も整理したところですが、その意図するところは、あの時点で県民の多くが大きな軌道修正を求めているんではないと、その引き続きの改革の取り組みというものを、また私は、総務部長、副知事としての経験を生かして、これまでの県政を引き継ぐんだ、そういう意味での継承というものと、発展という表現は、やっぱり自分なりの県政への、よく河野カラーというような表現でおっしゃる、ご指摘を受けるところでございますが、そういうところをつけ加えたいということを申し上げる意味で継承、それから発展という表現を使ったところであります。これはまず整理です。継承に関しましては、先ほど言いましたようなさまざまな県政の方向性ですよね、さまざまな計画というものを、やっぱり大きく混乱させることなく、またそこに時間的なロスを生じさせることなくスムーズにいったんではないかというふうに思っております。 (記者 NHK) やりづらかったところというのは何かありますでしょうか。東国原前知事と比較されてやりづらかったところというのはありますでしょうか。 (知事) 最初から同じことはできないというふうに割り切っておりますし、それは公言しておりますので、例えばテレビを含めた露出が、最近、宮崎のアピールがないだとか、県庁への観光客が大きく減ったじゃないかというご指摘に対しては、それはある意味やむを得ない部分があるんではないかと思っておりますが、でも、それはそれでやむを得ないので、ほっておくということではなしに、例えばアピールとか発信という面であれば、自分一人で、知事一人として、その発信とかは、テレビに出たり発信はできないので、「オールみやざき営業チーム」というようなコンセプトで、いろいろ関係者がやはり連携して束になって効率的にアピールしていこうというような取り組みを、県外、それから国外へのトップセールスの過程の中で実践してきて、これからさらに充実を図っていきたいというふうに思っております。 (記者 NHK) ありがとうございます。 (記者 UMK) 同じく1年関連でお伺いしたいのですが、口蹄疫の復興、畜産の再生ともちょっとかかわるのですが、県はファンド(口蹄疫復興対策運用型ファンド)をつくって、経済的に支援をしていこうという政策をとっていらっしゃると思います。今このファンドの効果といいますか、ファンドを設置した意義というか、そういうものをどういうふうに知事としては、やはり効果というもので目に見えるものがあれば、何かお感じになる部分を教えていただきたいんですが。 (知事) ファンドを設置したというのは、必要な財源というものをプラスアルファで確保していくということでありますし、それをもって、どのような方針でどのような対策を打っていくのかというのを明らかにするというところはあると思います。特に畜産だけではないんだと、もちろん畜産はダメージを受けたわけでありますが、それを取り巻く商工業なり観光なり、幅広く経済への影響において、それにしっかりと全体を目配りしながら対策を打つんだということを、ファンド事業を打つことによって明らかにしながらやっていくということであります。商工業対策として、さまざまなプレミアム商品券の発行でありますとか、それぞれの地域における地域活性化の取り組みへの支援というものを行っておりますので、それはそれなりに経済の底支えの効果が出ているものというふうに思っております。 (記者 UMK) ファンドは非常に、ファンドをつくって施策を展開したという効果をどういうふうに見るかというのが難しいかなと思います。おっしゃったように、口蹄疫とは直接関係ない経済情勢も影響していくと思いますので、そこでどういうふうに成果というものをこれから県民の皆さんにご説明していきたいというふうにお考えでいらっしゃるんでしょうか。 (知事) それぞれのファンド事業で予算を充てたものというものの成果というのを整理してというものはありますし、ただ、全体として見ると、いろんな大きなほかの外的な経済的な、あるいは社会経済上の要因というもので打ち消される部分があるとは思いますが、でも、打ち消されたからと言って、ファンドでてこ入れした部分がなければ、もっとそれが経済がダメージを受けていたというところはありますので、これはなかなか評価というのはわかりにくい難しい問題かもしれませんが、いずれにせよ、さっき言いましたように、ファンドということで、別個の財源というのをちゃんと用意をして、このような対策を打っていきますということを明示して、それぞれの事業の成果というのをしっかり見極めることによってやってきた、何をやってきたか、どういうことがあったのかというのを説明していくことができればなとは思っております。通常の予算の中にひっくるめていろんな通常ベースの対策等やりますとわからなくなりますから、それは別立ててまた整理をして、アピールする、説明する、そのような工夫も必要かと思います。 (記者 UMK) あともう一つ。口蹄疫のことを知事はいかに再生していくかというところを、有権者によって選ばれて、知事選に出て当選された一つの大きな要因だと思うのですけれども、農家の方々と県の畜産行政の距離感ですね、やはりまだ農家の方々、一部なのか、声が出ない形で広くなのか、よくわからないところもありますが、明らかに県の畜産行政への不信というものを持ち続けていらっしゃる方々がいらっしゃる。こういう方々への説明、また、そういう畜産農家の方々がどういう不信を持っているかというと、やはり種牛の移動のことだとか、あの口蹄疫の一番大変だったときに県がとった対応ということに対する不満を今も持っていらっしゃる方々がらいらっしゃる。そこにはどういう説明をして納得といいますか、お互い納得できるような関係に修復していきたいというふうにお考えでいらっしゃいますか。 (知事) やはりこれも対話を積み重ねることだと思います。いろんな対話の門戸を閉ざすことなく、いろんな質問なりいろんな疑問などを提示されておるところでございますが、それも丁寧にこたえながら、またいろんな形での意見交換の場も持ちながら、しっかり県の考え方、取り組みというものを伝えていく。それから、現場の皆さんのご意見を我々としても受けとめていくことの、この繰り返しだというふうに思っております。 (記者 西日本新聞) 畜産全体に対するお尋ねなんですけれども、その口蹄疫からの復興の過程を見てみても、畜産は飼料価格の変動とか運輸価格の変動とかに大きく影響を受けますよね。基幹産業だけれども、そういう軟弱な土台の上に立っているというところに、基幹産業を確固たるものにするためにもっと注目する必要があるかなと思うのですが、そこに対するお考えとかビジョンはありますか。 (知事) そうですね、今のご指摘は多分、農業生産額が3,100〜3,200億(円)のうち、6割を畜産が占めていると。本県の農業の基幹的な部分を占めるのではないかというご指摘、それが飼料価格の高騰や枝肉価格の問題等で非常に左右されるんではないかということであります。それに対しましては、いろんな対策メニュー、これまでも県だけではなしに、国全体として対策を講じているところであります。それから、TPPに対する不安というところもありまして、それに対して、しっかり国からの情報提供を求めながら、今後とも我々として議論していきたいということを申し上げておるところでありますが、いずれにせよ、これまでとられているのは、さまざまな制度、対策、それから新たなTPPなりという不安に対する対応というものをしっかりとっていくことが大事だという認識です。 (記者 西日本新聞) あと、いろんな対策、それから支援については、農業に関しては、お金、金銭的な支援というのがすごく大きいと思うのですよ。国全体にそういう財政的な余力がなくなってきていて、これから、じゃ農業を担っていく人たちの考え方の転換を促すというのも大事かと思うのですけど、国や行政頼りにならないようにということは知事もよくおっしゃいますが、そこら辺の意識改革を促すということについて何かお考えはありますか。 (知事) そうですね、それも大変大事なことだと思います。農業のみならず、この1年を通じての感想というところになるかもしれませんが、対話と協働ということを掲げて、対話をする中で、いろんな形で行政頼りという部分が感じるところがあります。県庁頼り、県庁、そして市役所もだと思います。これが国になるんですね。そういう問題意識なり要望を持たれることは大事だと思うのですが、それで、国が何をしてくれない、県が何をしてくれないから、というところで終わってしまってはいかんと思うのですね。自分たちもこういうことをしたいと思うのだけど、県も、それから市町村も国も、こういう支援を、こういう取り組みをしてくれないかと、そういうような形でのまさに協働ですね。 (記者 時事通信) 先ほど、1年目の総括というのは、全般にわたっていただいたところなんですけれども、対話と協働というようなキャッチフレーズもおっしゃっていましたけれども、2年目について、まとめていただくというか、また新たなキャッチフレーズというようなものをつくられるような気持ちはあるんでしょうか。 (知事) これは1年目だからということのキャッチフレーズじゃなしに、私のどちらかというと、政治家、知事としての基本姿勢のようなものだと思っております。対話と協働、それから現場を重視する現場重視、それから市町村を重視したいということを申し上げておるところでありますが、その基本姿勢は変わりはないところであります。したがいまして、その方向性での対話なり市町村、現場を重視していくという姿勢をより深めていく。そして、先ほど申しましたように、さまざまな県政の方向性というものは定めましたので、それを踏まえて一つ一つまた実績を積み重ねていく、そういう2年目にしていきたいというふうに考えております。 (記者 共同通信) 鳥インフルエンザの発生から間もなく1年になるかと思うのですけれども、現状ではまだ全国的に養鶏場での発生は確認されておらず、県も残り30数戸の農家さんへの指導を急いでおったり、昨年11月には独自の防疫演習とかもされたと思うのですけれども、3月に渡り鳥の飛来シーズンが終わるまでに、再発防止のために農家の指導を含めて、どういう対策、あるいはどういうふうに臨んでいきたいというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。 (知事) これは今から何かを始めるというよりも、もうずっと去年の発生以来、その教訓を踏まえて、防疫対策の強化、だからこそ全戸巡回指導などを行ってということで取り組んでまいりましたので、そのときから、ある意味、アラートの状態といいますか警戒体制に入っていると。特に寒いシーズンを迎え、各地で鳥インフルエンザの感染、高病原性の陽性反応までは今出てないところでありますが、警戒がということは農家関係団体とも情報なり意識を共有しているところでありますので、去年の今のこの時期よりも意識の面、またいろんな面での備え、金網のほつれなりネットの補修というところでは進んでおると思っております。昨年、13例も出してしまったというその思い、それを踏まえて、これからも徹底を図っていくということだと思います。 (記者 読売新聞) 2年目に向けて、この政策だけはやりたいというような政策というのは、具体的にはありますか。 (知事) そうですね、知事として県政を預かっておりますと、いろんな分野が気になりますし、いろんな方々と話していると、何か特定の分野だけというふうにいうと何かと思いますけど、ただ課題設定としては、今言いました防災力の強化と経済の活性化というところであります。防災力の強化というのは、さっき言いましたように、いろいろな時々で進んでいるところでございます。 (記者 南日本新聞) 今おっしゃいました東アジアとの関係云々というお話ですけれども、台湾路線の航路、鹿児島(県)と台北の間が4月でしたか就航するということで、ちょっと私もびっくりしたんですけれども、南九州という小さなマーケットの中で、台北との間でそんなに2つ路線があって、どこまで継続できるのかなというちょっと危惧があるんですけれども、去年の11月、たしか台北に行かれて、いろいろ本社のほうと協議もされていると思いますけれども、その辺の感触はいかがでしょう。 (知事) 感触といいますか、考え方でありますが、鹿児島への定期便が入ることによって、南九州としての宮崎と鹿児島でということで、入り口・出口が増えたんではないかという思いがしております。したがって、台湾に向かうお客さん、それから台湾から来られる観光客の方にとっても、利便性が高まる、もちろんそこで乗客を奪い合うといいますか、そういう競合関係という面もあるかもしれませんが、全体として一つのところに入って、そこだけで観光がいるんではなしに、やはり周遊というのもあると思います。特に北部九州、福岡(県)、例えば鹿児島なり宮崎に入って、新幹線などを利用して福岡から帰られるというようなそういう周遊観光というものを考えると、やはり選択肢がふえた、利便性が高まったというふうにとらえて、これは鹿児島とも連携をしながら、南九州の魅力を一体としてアピールしていくような、そういう姿勢が必要ではないかという認識でおります。 (記者 南日本新聞) 多分そういうような方向も、よい方向のシナリオとしてはあり得るのかなと思いますけれども、ただ一方では、もし搭乗率が低迷してしまうと、エバー航空みたいなことにもなりかねないのかなという危惧もありますけれども、鹿児島のほうが4月から週3回でしたかね、就航するということで、宮崎県のほうで何かてこ入れ策、今もやっていますけれども、さらなる何らかのてこ入れ策云々というのをお考えでしょうか。 (知事) 鹿児島の定期路線が出るから、宮崎としてさらなるという意識よりも、さっき言いましたように、連携をして、その相乗効果を図るということで、これからも誘客なり送客、それぞれに取り組みを進めていきたいというふうに考えております。きのうも宮崎市長とも話をしておったんですけれども、台湾とのいろんな交流、例えば修学旅行の受け入れも含めて、そういうパイプをもっともっと太くしていきたいという話があります。スポーツ面、文化面での交流も今進んでおりますし、そういったところを積み重ねながら、利用率の向上を図っていくことが大事だと思っております。 (記者 南日本新聞) わかりました。 (記者 UMK) 先日、民主党の新年のつどいの知事のご挨拶の中で、今非常に心配しているのは、閉塞感の中で強力なリーダーなり強力な政治を求める。強力なリーダーが一挙解決してしてくれるんじゃないかという、そういう国民、有権者の風潮を非常に怖いと思っているんだということをおっしゃっていたが、これはどういうことをおっしゃりたくてのご発言だったんでしょうか。 (知事) 具体的に言うと、誤解を受けるかもしれませんが、丁寧に説明しますが、橋下市長さんのようないろんな動きがありますね。前も言いましたように、橋下市長を独裁だとか、それが危険だというふうに思っているわけではないのですが、今の国政の閉塞感なりという状況の中で、わかりやすい発信力のある勢力に周りが乗っかっていく、それが全体として危ない方向になりはしないかというところを危惧をしておるということであります。それから、例えば、過去のドイツにおける独裁みたいなのも、民主主義の過程を経てそういうことになったわけでありますので、そこはしっかり、もやもや感があって、なかなか難しい課題ばかりではありますけど、そこは辛抱強く地道な議論を積み重ねていくことが大事ではないか。政権与党としては、そういうところに期待をしたいということですね。単純なわかりやすさに走るだとか、人気取りに走るだとか、そういうことではないんではないかということを申し上げたかったということです。 (記者 UMK) ありがとうございました。 (幹事社 宮崎日日新聞) では、これで会見を終了します。ありがとうございました。 (知事) ありがとうございました。 |
では、各社おそろいのようなので、(知事)定例(記者)会見を始めます。
発表事項からお願いします。