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県立病院事業評価委員会の意見概要(平成20年12月19日開催)

◎  開催日:平成20年12月19日(金)


 ※ 県立病院事業の平成20年度上半期の状況、病院局における医師確保対策、一人一改善運動等について
  説明し、委員長をはじめ、各委員から病院別に意見等をいただいた。
  (回答)は、当該委員会の場において、病院局が回答した内容である。



(平成20年度上半期の状況)

【事業全体】

 ○ 未収金については、利用者が気をつけるべきところであるが、何か納めやすい方法があるか。


  (回答)
    クレジットカ−ド払い等を実施している。資料の未収金35億円には、支払基金等から年度をまたい
   で入る33億円が含まれており、個人未払いは2億円程度である。


 ○ 退職給与引当金の問題を考えるときに、要支給額という考え方がある。もし全員がやめるとどのくらい
  退職給与金が必要か、という額であるが、把握していれば教えてもらいたい。


  (回答)
    要支給額は計算していない。退職給与金の支払いは、単年度10億円程度になる場合がある。


 ○ 公認会計士の妻委員の方で、全体としてどのような状況か説明をいただきたい。


 ○ 医業だけでやっていけない状況にある。過去に設備を充実させた際の企業債償還金が大きな負担となっ
  ている。医業収益で医業費用をまかなえるまで来ると安心である。




【宮崎病院】

 ○ 単独ではよいが、患者が増え、新規患者が減ってはいるものの、収益が改善されている印象である。
 


【延岡病院】

 ○ 純利益に影響はないが、収入減となっている。医師の減少が大きい。
   人件費などの固定費がまかなえないほどの状況になれば、経営に大きな影響となるため、対策が急務で
  ある。


 ○ アウトソ−シングを行っているというのはどういうことか。


  (回答)
    アウトソ−シングとは、財務担当の職員について、正規職員を減らし、委託等を行ったもの。




【日南病院】

 ○ 収益減であると同時に、費用も減となり、結果的にプラス効果が出ている。今後減収が続けば、損益が
  悪化する懸念もある。


 ○ 繰入金の基準はどのようなものか。

  (回答)
    総務省の出している繰出基準に基づき、高度医療、不採算医療等の赤字分について、繰入を行ってい
   る。


 ○ 材料費と経費について、一括購入等の工夫はしているのか。

  (回答)
    共同購入等により、費用削減に取り組んでいる。




【まとめ】

 ○ 全体的に依然として厳しい。個々の病院の状況に差が出てくるのも事実。これから大きな変化があって、
  それぞれの課題をどのようにクリアしていくか、ということが重要であると感じている。

 

(医師確保の状況)

 ○ 医師不足対策として、女性医師が注目されている。短時間正規職員の活用や働き安い職場づくりが必要
  だ。

 

  (回答)
    4月終わりに延岡病院支援キャンペ−ンを実施し、年間1万人いた救急患者が2〜3割減少した。コ
   ンビニ受診は減少している。
    医師の働き安い環境は、みんなでつくっていくものと考えている。

 ○ 臨床研修の問題で、腰を入れた研修ができないという反省から新しい医師の臨床研修制度がつくられた。
   各医療機関の枠は実数より大きく、医師不足のひとつの引き金となったといわれている。これについて、
  考えていかなくてはならない。


 ○ 病院を視察した際、延岡病院では地域連携に力を入れていた。地域で役割分担を話し合い、輪番制で当
  直するような体制ができれば、少しは楽になるのではないか。


 ○ 地域婦人連合会でも署名活動を行っている。国の制度に振り回されている感じだ。キャンペ−ンの効果
  が上がっているのはいいことだが、医療を受ける側の意識も重要。市民運動を心がけていく必要性を切実
  に感じている。地域医療、地域自体の崩壊までいかないようにしていかなくてはならない。
   女性医師の活用についても十分考えてもらいたい。


 ○ 延岡病院の報道等を見ると、地域住民は十分な診療を受けられない、という風評を植え付けられる。
   受ける側の意識の低さが問題だ。医師の負担軽減をしていかなくてはならない。受ける側の意識改革が
   必要だ。
    ホ−ムペ−ジを活用するなど、お金のかからないかたちで対策できるといい。


  (回答)
    延岡病院としては、本当に高度医療に特化したい。そのため、なるべく軽症の患者さんの受診を控え
   てください、というキャンペーンをしていただいた。病院の役割をはっきりしてもらえたら自分たちも
   非常にやりやすい。
    救急については、すべての医師で対応している。日によっては専門医がいないこともある。そうした
   ことへの理解もしていただけると助かる。


(一人一改善)

 ○ 一人一改善について、まだまだ数は少ない。無駄をなくして効率的な運用を図るのが主眼であり、企業
  経営を見ている立場からいえば、すでに企業では5,60年前から行われている取組だ。
   成功のカギは、
  @ 全員参加。
  A 継続的に、目先を変えながら行う。
  B 大きなことが重要ではなく、小さなことを積み上げていく。
  C 上への要望や他人事ではなく、自分の仕事を自分で変えていく意識。
  などである。是非継続してもらいたい。

 ○ 手術時における手指消毒を例にとると、結果、成果がどう上がっていくかを評価していく必要がある。
   魅力ある病院をつくる取組を、地域住民も期待している。
   こうした活動が増えていくとよい。

 ○ これらの提案を実行した場合の成果を「見える化」すべきだ。
   皆さんが見えるところで教えることで、達成感ややる気につながる。
   そこまで考えて実行することが大切だ。






  ⇒平成20年度上半期の状況について(平成20年12月)(PDFファイル:725KB)

  ⇒病院局における医師確保対策について(PDFファイル:1,111KB)

  ⇒一人一改善運動によるアイディア募集結果について(PDFファイル:758B)

  ⇒県立病院事業評価委員会設置要綱(新)(PDFファイル:103KB)

  ⇒公立病院改革ガイドラインのポイント(PDFファイル:353KB)




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