2009年2月27日
平成20年度みやざきの文化を考える懇談会の主な意見について
県では、県民と行政が一体となって、魅力ある宮崎の文化を育てていくことを目的に、多彩な分野で活躍中の方々からなる「みやざきの文化を考える懇談会」を設置しています。
平成21年1月28日に開催された今年度の懇談会の主な意見をお知らせします。
いただいた御意見を参考に、今後の文化行政の推進に努めてまいります。
1. 開催日時等
- 日時 平成21年1月28日(水曜)13時30分から15時30分まで
- 会場 県庁7号館742号室
2. 出席委員(敬称略、五十音順)
池田 佳代子、今村 愛子、片野坂 千鶴子、黒木 正勝、為田 和代、西山 昌彦、根岸 裕孝、森本 雍子、山崎 洋一
3. 傍聴者
なし
4. 議題
- 本県の芸術文化振興について
- 宮崎国際音楽祭について
5. 主な意見
(1)本県の芸術文化振興について
◎文化の役割について
- 本県の文化振興の基盤を充実させること。想像力を理解し、尊重し合うことを目指すのが必要ではないか。
- 文化の果たす役割は、こういう厳しい時代に人々の心に豊かさを与えられることではないか。
◎地域の文化振興について
- 地元では、地域に対する愛着とこだわりがある。
- 地域づくりや産業づくりの中で発想の転換が必要である。
- 地域の繋がりが文化力になる。文化活動を地域全体の取り組みにしていく必要があるのではないか。
- 地域の文化活動の活性化に力を惜しまない。
- 地元のオペラコンサートは満席だった。多くの観客がオペラは初体験だった。分かりやすい演出に力を入れた。このコンサートには、音楽コンクールで確実に力を付けた方が出演し、次へのステップへと繋がっており、素晴らしいことである。
- みんなが参加しようという空気を作ることが大事である。
- 音楽はイベントを継続していく中で地域との関係ができるのではないか。
- 生活文化、芸術文化、伝統文化、融合して捉える必要がある。
- 文化のコーディネートは大事。文化はイベントでは育たない。文化は街で育つものである。
- イベントコーディネーターの育成はとても難しい。
◎伝統文化の継承・文化財の保護について
- 伝統芸能を伝承するため、行政の助成や補助が必要である。
- 伝統芸能の伝承者がいない。後継者を育てる必要がある。
- 伝統芸能に音符は無く、楽譜無しで身振り手振りで伝えている。
- 伝統文化を守っているところから前衛作家が出ている。
- 神楽をすることによって、いろんな繋がりができ、やりがいを感じる。
- 文化財には指定されていない文化価値のある近代建築物が、壊され消えてしまうので保護が必要である。
◎青少年育成について
- 子どもたちが一同に参加する文化のイベントを体験させた上でさらに育成するといいのではないか。
- 子どもたちが学校にいる時間が長くなってきているので、放課後に絵画や三味線などのアート体験を実施してはどうか。
- 事業の中に少しでも子どもたちが参加できるしくみがあるといい。生の芸術文化に子どもが接する機会を丁寧に作ることが大事である。
- 学校の授業時間で子どもたちが美術に接する時間が昔と比べて少なくなっている。
- 地元では街中(まちなか)で高校生のイベントを開催する。今ではそれが当たり前になっている。全国高校総合文化祭が楽しみである。学生を街に出すのは先生の苦労がある。
◎高齢化対策について
- 音楽のジャンルでも高齢化になってきている。
- 参加している文化団体は、お年寄りも頑張っている。みんな元気であり、今年2月にある県外のイベントに参加する。
◎メセナについて
- 厳しい経済環境のため、文化活動に企業から支援してもらえなくなってきている。
- イベントをやる上で経費は厳しい。
◎若山牧水賞について
- 授賞式における子どもたちによる(若山牧水の)短歌の朗詠は、評価する。子ども短歌コンクール(若山牧水全国こども短歌コンクール)、老いて歌おう(心豊かに歌う全国ふれあい短歌大会)も非常に成功している。
- 参加者が中高年に偏っている。開催日が平日のため若者が参加しづらいので、土日に開催したらどうか。
- 大きな賞であり、有名な講師も来られるので、貴重な体験ができる。
- 県民みんなが気軽に短歌を歌うようになると良い。
- 若山牧水について、自分の地元の人は知らない。とてももったいない。県外への発信も必要である。
- 若山牧水の偉業について、ほとんど知られていないのではないか。県外への発信も必要だが、県内への紹介も重要である。
◎行政の役割について
- 政策を展開する中でどう変わっていくのか、しっかりとした現状分析をする必要がある。
- 県、市町村は、どのように役割分担をしていけばいいのかを、予算が制約されている中で考える必要がある。
- 知事部局と教育委員会の予算をうまくジョイントできないだろうか。
- 経済と文化をどのように捉えていくか、文化施策はなぜ必要か、経済活動における創造性の大切さを考える必要がある。
- 経済の好調な所は、文化と密接に関係している。文化と経済を含めた形で県民へ考えてもらうよう投げかけるのが重要ではないか。
- 宮崎県は北と南で温度差があり、それを繋ぐのが県等の役目である。
- 県内全体の神楽の日程をまとめて定期的に県民に知らせて欲しい。
- このような懇談会を年に1回ではなく、月1回やるのはどうか。
- 県がこの1年でこういう事をしたということを示すべきである。
- 芸術文化と生活文化と伝統文化の整理を付けて文化行政を推進してほしい。
(2)宮崎国際音楽祭について
◎企画内容・実施運営体制等について
- この音楽祭について友人等と熱く語ったことがない。距離的な問題もあるかもしれないが、行こうという人は一握り。正装して襟を正してという形からではなく、もっと違う形でできるのではないか。
- 文化の幅があって当たり前だが、宮崎国際音楽祭の演奏会に行って心が揺れ動く感動をしたことがない。
- 今の音楽祭は血湧き肉躍るものを感じない。
- 本物の音楽を聴かせたいのが目的でスタートしたと聞いたが、ここまで大きくする必要があるのか。
- マンネリ化しているのではないか。
- 何かにつなげないと13年もやってもったいない。
- 15年ほど前、デュトワ氏がある交響楽団を率いて来た時は衝撃的な印象を受けた。デュトワ氏の魅力を引き出すオーケストラが来ないのか。
- 宮崎国際音楽祭の演奏家は開催中はホテルと会場の行き来である。(地元との交流がほしい)
- 主催も共催も官製で、広がりがなくなってきている。宮崎国際音楽祭に県民の関心を集めたいなら、県民が加わった実行委員会形式でやるといいのではないか。
- 開催地の分散化を図るべきではないか。
- 県出身の演奏家の発掘をすべきではないか。
◎県民参加等について
- 世界レベルなら非常に敷居が高い。別世界である。どう県民とつなげるのかが課題である。
- 宮崎国際音楽祭を地元の演奏家が盛り上げないのはなぜなのか。
- 身近に伝えてくれるべき専門家が、逆に敷居を高くしている感じがする。
- 県民が運営に加わっていない。
- 場内ボランティアは昔は良かったが今は反省点があると思う。
◎みやざき国際ストリート音楽祭について
- みやざき国際ストリート音楽祭は素晴らしい。継続して欲しい。
- この音楽祭は寄附金を募っている。企業支援が少なくなる中で県としての支援が必要ではないか。
◎今後の方向について
- これまで音楽祭が何をしてきたかしっかり整理する必要がある。これから何をしていくか。それがないと議論のスタートにならない。
- 見直す所は見直すべきではないか。多くの人に意見を出してもらってはどうか。意見が出るのは関心を持っている証拠である。
- 別の事業へ移行することも検討してはどうか。
- 定期的に見直す、そういう時期ではないか。
- 国際音楽祭と市町村音楽祭の融合をしてはどうか。
- 教育プログラムで何人育ったのか、追跡調査をすべきである。
資料
- このページの内容についてのお問い合わせは
- 県民政策部 文化文教・国際課 文化担当
- 電話:0985-26-7117
- FAX:0985-32-0111
- E-mail:bunkabunkyo-kokusai@pref.miyazaki.lg.jp