2008年9月22日
平成20年度みやざきの文化を考える地区懇談会における主な意見等について
県では、県民ニーズの把握をより詳細に行い文化振興を推進するため、毎年、「みやざきの文化を考える地区懇談会」を開催しています。
今年も8月9日から9月6日まで、県内4会場で、本県芸術文化の振興と宮崎国際音楽祭の2つをテーマにして開催しました。各地区の懇談会における参加者の皆さんからの主な御意見等についてお知らせします。
これらの御意見等につきましては、今後の本県文化行政の推進に当たっての参考にさせていただきます。
なお、参加者については、県民の御意見を幅広く伺うため、公募により募集し、4地区で39名の方に御参加いただきました。厚く御礼を申し上げます。
開催日時・会場等
| 日時 | 会場 | 参加者 |
|---|---|---|
| 平成20年8月9日(土曜)13時〜15時 | 県庁7号館742号室 | 16名 |
| 平成20年8月23日(土曜)13時〜15時 | 都城市総合文化ホール会議室1 | 7名 |
| 平成20年8月30日(土曜)13時〜15時 | 延岡市内藤記念館会議室 | 10名 |
| 平成20年9月6日(土曜)13時〜15時 | 日南市生涯学習センター第2会議室 | 6名 |
主な御意見等
1 本県の芸術文化振興について
- 伝統文化に取り組む人が少なくなっている。若い方は既存の団体に入りたがらないので、心配している。文化庁の伝統文化こども教室事業は、伝統文化を掘り起こすことができる。伝統文化の継承のために、この事業をもっとPRし、全県下で取り組んでほしい。
- 高齢化については、文化の世界でも課題であり、若い方に対する指導のあり方を考える必要がある。文化関係のリーダーを育成していくことが求められている。
- 全国高等学校総合文化祭は、宮崎市以外の方も参加しやすい環境づくりをお願いしたい。地域と学校が連携する必要があると感じる。
- 県芸術文化協会へ県が補助している「県民芸術祭」は、地域の文化発展の大きな力となっているので、予算の増額をお願いしたい。
- 練習会場がないので、企業などが場所を提供してくれるなどの情報を県で集約して提供してほしい。
- ホールの使用料が高いので、アマチュアは活動するのに苦労している。発表の場を提供してほしい。
- アーティストバンクは残念ながら周知されていないので、口コミを含めた、効果的な周知方法が必要ではないか。もっと活用してほしい。
2 宮崎国際音楽祭について
- 宮崎でこのようなすばらしい音楽が聴くことができるのはすばらしいことである。一流の演奏を聴くことができ、感銘を受けた。宮崎県民は鑑賞する文化がないので、鑑賞文化を育てることが大事である。
- 音楽祭は見直しの時期にきているという意見もあるが、13回の蓄積を生かすべきだと思う。音楽祭というとレベルを問わないものになりがちだが、県のスタンスとして、質の高いクラシックを行うというのはいいことである。
- 国際音楽祭のジャンルとして、クラシックだけでよいのかを考える必要がある。ストリート音楽祭はとても楽しそうな印象がある。
- 親しみやすいクラシックでないと宮崎には早すぎるのではないか。同じ曲でも指揮者や編成を変更すると一般県民にもわかりやすくなるのではないか。
- アイザック・スターンがメインゲストであった室内楽音楽祭時代は感動したが、オーケストラでは他の音楽祭にかなわないと思う。コンセプトは、5年程度ごとに見直すべきであると思う。
- 質の高いクラシックならば、一流の既成楽団を呼べばよいのではないか。
- 実行委員会形式で行う湯布院音楽祭など手作りで民で創る音楽祭のように、安い価格で気軽に行けて、県民と結びつきの強い音楽祭を検討してはどうか。
- 県民とのつながりが希薄ではないか。芸術監督の実験工房化しているのではないか。音楽事務所のいいなりではないのか。県に専門職員を置いたり、専門家をコメンテーターとして置き、もっと意見を言うべきである。県民の思いが反映されず、意見が取り入れられないのではないか。
- 宮崎市に聴きに行く際に困るのが駐車場の確保である。駐車場に停めるために早く到着する必要がある。駐車場対策をお願いしたい。
- 宮崎市へ聴きに行くとなると交通費がかかるので、宮崎市以外からの来場者に補助をしていただくなど、県内各地から行きやすいシステムの構築を図ってほしい。
- 音楽祭は事業としては評価しているが、宮崎市へ行くのは大変なので、出張公演を拡充してほしい。オーケストラの出張公演も実施してほしい。学校訪問コンサートを実施すると児童のみならず、地域の方々もたくさん来場され好評を得る。出張公演により、生の演奏を体感する機会を拡充することで、県が地域を見てくれていると感じる。
- 子どもが音楽に接する機会があることはすばらしいことである。文化を鑑賞する機会が少ないのは、学校教育でも反省すべきである。
- 宮崎出身の演奏家にもっと出演してもらうと、クラシックに素人の県民も興味がわく。地元で埋もれている人材にも演奏機会を与えるようにしてほしい。講習生はその後育ったのか、宮崎へ還元できているのか疑問である。
- 担当課は強気で予算を確保してほしい。財政状況が厳しい中、文化関係の予算は優先的に削減されてしまう。また、企業協賛の更なる努力をお願いしたい。
- 質を落とさず経費を節約する意見に賛成。20日間で10回程の演奏会に2億円は掛け過ぎである。
- 総監督が各地区で行われた事前PRの際に、出演者や曲目の裏話を聞くことで興味が湧いた。各地区で中身の良さの周知を徹底して行うともっとアピール効果があると思う。
- 13回も行われてきたことを県民の皆さんは知らないと思うので、もっと周知を図るべきである。クラシックに疎い県民は、来県する一流演奏家のことも知らない。
- 文化振興事業はなかなか効果が目に見えないが、投資した分は効果があると思っている。音楽祭の経済効果などを算定すると、より県民の理解が得られるのではないか。エリアごとに満足度を知ることも必要ではないか。
- 各地区のホールでは、宮崎国際音楽祭の期間中は、なるべく同じような音楽会が重ならないようにしているが、やり方次第では、連携してミュージックマンスの取組みが可能である。スポーツランドみやざきが定着したが、この音楽祭はミュージックランドみやざきの核になるものと思っている。
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