みやざきの味と花101ロゴ 完熟マンゴー
 
 

●県外市場も高い評価
 愛称は「太陽のタマゴ」。南国・宮崎の太陽の恵みをいっぱいに受けた甘くて新鮮、独特の香気はまさにキング・オブ・フルーツ(果物の王様)にふさわしい。初夏から夏の贈答品として人気も急上昇中だ。
 マンゴーはヒマラヤ山ろくが原産。宮崎では1976(昭和51)年、県亜熱帯作物支場で導入、その後研究、試験栽培を経て、86(同61)年から西都市で本格栽培が始まった。現在は県内16市町村でハウス栽培され、栽培面積21ヘクタール、生産農家102戸、生産量188トンに上っている(平成11年8月現在)。全国では沖縄がダントツ(平成9年度最大面積196ヘクタール)。宮崎は2位(同年度16ヘクタール)。
 県内の主産地は西都(栽培面積8.4ヘクタール)、宮崎市(同4.8ヘクタール)。このほか串間、日南、日向市、川南、南郷町などで、このうち、南郷では県内最大のマンゴー生産団地を建設、2002年から収穫に乗り出す計画を進めている。今後、栽培面積が確実に増えていくことは間違いない。
 宮崎完熟マンゴーの特徴はマンゴーにネットをかけ、完熟してネットに自然落下したものを収穫するところにある。繊維質が少なく、糖度18度以上のとろけるような甘さは輸入マンゴーとは味、品質の面で各段の差があり、県外市場でも高い評価を得ている。
 品種は「アーウィン」。大玉で、1本の木に4,000〜5,000の黄色い小さな花を咲かせるが、実は数十個しかつかない。温度管理や水切りの加減、また受粉をさせるミツバチは天候が悪いと活動が鈍るなど、栽培は難しい。収穫は4月から7月で、近年は拡大する需要に供給が追いつかない状態も生まれている。
 「太陽のタマゴ」の愛称が付いたのは98(平成10)年。食ランド・宮崎を全国に発信する果実として完熟マンゴーに寄せる期待は大きい。
南村 正明
メモ
 果皮表面につやがあり、しわのないものが鮮度がよい。完熟しているので、追熟する必要がない。栄養素としては特にカロチンが100グラムの中に1,600ミリグラムと多い。ビタミンAも豊富。おいしい食べ方は冷蔵庫でよく冷やすこと。風味はキング・オブ・フルーツの名にふさわしく熱帯の香りが漂い、深い味わいがある。近年は鹿児島、福岡、熊本などにも産地化の動きが見られる。





完熟マンゴーの写真
新鮮で独特の香気。
果物の王様の風格が漂う

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