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宮崎県の土木遺産について

2011年3月31日

宮崎県内の土木遺産について

東方大丸太鼓橋(県指定有形文化財)〜小林市

東方大丸太鼓橋(県指定有形文化財)〜小林市

土木構造物は、地域産業の発展や生活文化の形成に大きな影響を与え、私たちの暮らしを支え続けています。中には戦前に造られ、今なお現役として利用されている施設もあります。
このような施設の中でも、明治初期から戦前までに造られた土木構造物を、特に「土木遺産」と呼んでいます。

土木遺産と呼ばれる施設の中には、当時の文化を感じさせるような材料、デザイン等が用いられているものが多く、先人の技術や知恵、想いを感じることができます。
このような施設の近くを訪れる機会がありましたら、是非、足を運んで、あなたの目で耳で、体感してみませんか。

このページでは、宮崎県内で現存している「土木遺産」を紹介しています。

1 土木遺産とは?

「土木遺産」という言葉は、辞典などに出てくる言葉ではありません。

 社団法人土木学会では、「現存する明治時代から昭和の初期につくられた生活基盤施設のこと」あるいは「歴史的に国土や地域に貢献した土木施設を我々共有の財産」を、土木遺産と呼んでいます。


2 有形文化財の中の土木遺産

○ 県指定の有形文化財(建造物)

名称 指定年月日 市町村
山仮屋隧道 平成10年10月22日 日南市
東方大丸太鼓橋 平成15年4月24日 小林市
※名称をクリックすると、「みやざきデジタルミュージアム」のホームページに接続します。

○ 国登録の登録有形文化財(建造物)

名称 登録年月日 市町村
黒北発電所 平成9年5月7日 宮崎市
めがね橋 平10年9月2日 えびの市
堀川橋(乙姫橋) 平成10年12月11日 日南市
堀川運河護岸 平成16年2月17日 日南市
広渡川石堰堤 平成16年2月17日 日南市
花峯橋 平成16年2月17日 日南市
享保水路井堰 平成16年2月17日 えびの市
享保水路太鼓橋 平成16年2月17日 えびの市
靉靆橋(あいたい) 平成16年2月17日 えびの市
大平落中橋 平成16年2月17日 えびの市
塚原ダム 平成16年3月2日 美郷町・諸塚村
五百?神社石橋及び石垣 平成22年9月10日 日南市
※名称をクリックすると、「みやざきデジタルミュージアム」のホームページに接続します。

○ 市町村指定の有形文化財(建造物)

名称 指定年月日 市町村
梅谷橋(石橋) 平成15年6月10日 宮崎市(旧:田野町)
黒草水路橋 平成15年6月10日 宮崎市(旧:田野町)
赤谷橋 平成14年8月12日 宮崎市(旧:高岡町)
鵜木橋 平成14年8月12日 宮崎市(旧:高岡町)
鍋谷橋(現二股橋) 平成16年9月8日 都城市
橋満橋 平成2年3月28日 小林市
石氷橋 平成2年3月28日 小林市
本谷昭和橋 昭和62年9月30日 日向市
道路橋「美々津橋」 平成9年3月26日 日向市
坪谷本村眼鏡橋 昭和58年6月13日 日向市(旧:東郷町)
野々崎眼鏡橋 昭和58年6月13日 日向市(旧:東郷町)
瀬戸眼鏡橋 昭和58年6月13日 日向市(旧:東郷町)
水清谷眼鏡橋  平成13年1月31日 美郷町(旧:南郷村)
深角橋(旧 尾谷橋)及び橋供養碑 平成17年12月21日 日之影町

3 土木学会が選定している土木遺産

近代土木遺産

土木学会では、幕末以降、西洋の近代土木技術が導入されてから第二次世界大戦以前までに造られた土木施設のうち、現存しているものを近代土木遺産と定義し、2005年に全国調査を実施しています。
(全国で約2,800件、九州で約500件)

近代土木遺産は、次のような3点で評価され、A〜Cの3段階にランク分けされています。

(1)技術:技術が優れていること
(2)意匠:デザインが優れていること
(3)系譜:地域に様々な形で貢献している、あるいは地域の人たちに愛されていること

宮崎県「土木の日」実行委員会が2009年に調査したところ、宮崎県内には32件現存しています。

名称 ランク 完成年 市町村
高千穂発電所 樅崎取水堰堤 C 昭和4年 高千穂町
芋洗谷調整池ダム(高千穂発電所) C 昭和5年 高千穂町
鹿狩戸橋 B 昭和4年 高千穂町
五ヶ瀬川発電所 C 大正14年 日之影町
第三五ヶ瀬川橋梁 A 昭和14年開通 日之影町
第一,第二小崎橋梁 B 昭和12年開通 日之影町
綱ノ瀬川橋梁 A 昭和12年開通 延岡市(旧:北方町)
〜日之影町
綱之瀬橋 C 大正15年 延岡市(旧:北方町)
板田橋 C 昭和10年 延岡市
塚原ダム(塚原発電所) A 昭和13年 諸塚村
西郷ダム(西郷発電所) C 昭和4年 美郷町(旧:西郷村)
本谷昭和橋 C 昭和2年 日向市
細島験潮場 B 明治25年
→昭和61年自動化
日向市
美々津橋 A 昭和9年 日向市
大淀川橋梁 C 大正4年開通 宮崎市
大淀川第二発電所 B 昭和7年 宮崎市(旧:高岡町)
山下橋 C 昭和6年 宮崎市(旧:高岡町)
眼鏡橋 C 昭和16年 宮崎市(旧:高岡町)
黒北発電所 B 明治40年 宮崎市(旧:清武町)
境川橋梁 C 大正5年頃 宮崎市(旧:田野町)
〜都城市(旧:山之口町)
石氷橋 C 昭和18年 小林市
橋満橋 C 昭和18年 小林市
めがね橋(月の木川橋) B 昭和3年 えびの市
矢岳第一トンネル(矢岳方) A 明治42年 えびの市
仮屋川橋梁 C 大正2年 都城市(旧:高崎町)
山仮屋隧道 C 明治25年→廃止 日南市(旧:北郷町)
鬼の頭トンネル C 大正12年頃
→人道(歩道下に用水路)
日南市(旧:北郷町)
花峯橋 C 昭和20年 日南市
堀川橋 C 明治36年 日南市
鞍埼灯台 B 明治17年 日南市
(旧:南郷町(大島))
都井岬灯台 C 昭和4年 串間市
赤池発電所 C 大正6年 串間市
※名称をクリックすると、「宮崎県『土木の日』実行委員会」のホームページに接続します。

選奨土木遺産

土木学会選奨土木遺産の認定制度は、土木遺産の顕彰を通じて、歴史的土木構造物の保存に資することを目的として平成12年度に創設されました。

土木学会としては、その結果として、

(1)社会へのアピール
(土木遺産の文化的価値の評価、社会への理解等)
(2)土木技術者へのアピール
(先輩技術者の仕事への敬意、将来の文化財創出への認識と責任の自覚等の喚起)
(3)まちづくりへの活用
(土木遺産は、地域の自然や歴史・文化を中心とした地域資産の核となるものであるとの認識の喚起)
(貴重な土木遺産の保護)
失われるおそれのある土木遺産の救済

などが促されることを期待しています。

土木学会選奨土木遺産選考委員会では、近代土木遺産Aランクの中から、毎年全国で10件程度ずつを「選奨土木遺産」として認定・表彰しています。

宮崎県内にある「選奨土木遺産」は、以下の3件。


4 関連するホームページへのリンク

このページの内容についてのお問い合わせは
県土整備部 技術企画課
電話:0985-26-7178
FAX:0985-26-7313
E-mail:gijutsukikaku@pref.miyazaki.lg.jp

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