2007年8月17日
宮崎海岸(赤江地区)人工リーフ設置後における海岸線の状況や効果について
1. 人工リーフ工法による復旧について
平成16年のたび重なる台風襲来の影響による高波浪で、海岸線が侵食され、大きく浜崖が後退し、背後に甚大な被害を与えるおそれが生じたため、地元住民の方々から早期復旧の要望がありました。
そのため、県では波による侵食の抑制と浜崖後退の防止を図るとともに、県の天然記念物であるアカウミガメの産卵場としての砂浜の確保や、県の大切な観光資源であるサーフィンへ利用への影響を配慮し、防護・環境・利用について総合的に検討した結果、人工リーフ工法による復旧を行いました。
(1) 台風による浜崖の発生状況
台風による高波浪によって、海岸が浸食され、高さ約5メートルの浜崖が発生しました。
(2) 台風の高波浪による浜崖発生のメカニズム
2. 人工リーフ設置後の状況と効果について
(1) 人工リーフ設置後の海岸線の状況
(2) 沖からの波浪に対する人工リーフ工法による防護効果
(3) 平成16年台風6、16号による浜崖後退の状況
平成16年の台風6号に引き続き、台風16号の高波浪によって、海岸線の侵食がさらに拡大しました。突堤よりも陸側に向けて浜崖が大きく後退しました。
(4) 平成18年人工リーフ設置後の海浜の状況
人工リーフは平成18年6月に完成しましたが、冬場にかけては波浪が小さくなっていくとともに、突堤や人工リーフの砂の捕捉効果も加わったため、人工リーフ周辺に砂が堆積しました。
(5) 平成19年台風4、5号通過後の海浜の状況
今回の台風4,5号の波浪の影響で、砂に埋没していたリーフが出現してきましたが、リーフ背後には砂が捕捉されており、人工リーフや砂の厚みの効果により、浜崖の位置まで達する波のエネルギーを小さくすることによって、浜崖の後退を防ぐことができました。
(6) 海浜の利用状況
人工リーフの位置は、人工リーフの前面(沖側)におけるサーフィン利用への影響をできるだけ少なくするために、陸側へ設置しました。
台風通過後に海岸線の状況を調査した際、人工リーフ前面においてもサーフィンによる海浜の利用がみられました。
(7) アカウミガメの産卵状況
人工リーフ背後(陸側)の砂が捕捉された海浜にアカウミガメが産卵しました。
卵は、保護するために、自然保護団体の方々の手で別の場所に移されていました。