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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年2号

第28巻第2号 [宮崎県第2週(1/5〜1/11) 全国第52週(12/22〜12/28)、第1週(12/29〜1/4)]


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第2週(ARIのみ1週)の発生動向

全数報告の感染症(2週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病1例。
  • 5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第2週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,173人(定点当たり52.0)で、前週比108%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザ、咽頭結膜熱であった。また、第1週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,388人(定点当たり57.8)で、前週比60%と減少した(年末年始含む)。

【インフルエンザ】

報告数は877人(31.3)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(37.8)の約0.8倍であった。年齢群別は15歳未満が全体の約6割を占めた。

【伝染性紅斑】

報告数は21人(1.4)で、前週比210%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.53)の約2.6倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約4割を占めた。

【咽頭結膜熱】

報告数は19人(1.3)で、前週比89%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.57)の約2.2倍であった。年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約4割を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:報告数は4例(定点当たり0.57)で、宮崎市(3例)、日向(1例)保健所から報告があった。年齢は5〜9歳が2例、15歳〜19歳が2例であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):報告数は2例(定点当たり0.29)で、高鍋(1例)、日向(1例)保健所から報告があった。年齢はいずれも5〜9歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2025年第52週:12月22日〜28日搬入分)

(2026年第1週:12月29日〜1月4日搬入分)

* 第1週は、ARI病原体定点医療機関からの検体提出が0件であった。

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 上記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

全国2025年第52週、2026年第1週の発生動向

全数報告の感染症
第52週

第1週

定点把握の対象となる5類感染症
第52週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比79%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比95%とほぼ横ばいであった。

インフルエンザの報告数は87,534人(22.8)で前週比70%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.4)の約2.0倍であった。宮崎県(62.6)、鹿児島県(48.0)、佐賀県(39.9)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約7割を占めた。

伝染性紅斑の報告数は997人(0.43)で前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.38)の約1.1倍であった。宮崎県(2.4)、鹿児島県(2.0)、熊本県(1.7)、山口県(1.7)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約6割を占めた。

咽頭結膜熱の報告数は861人(0.37)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.52)の約0.7倍であった。宮崎県(3.1)、島根県(1.3)、福岡県(0.86)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約半数を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

第1週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比44%と減少した(年末年始含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比40%と減少した。

インフルエンザの報告数は33,217人(10.4)で前週比45%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(16.6)の約0.6倍であった。宮崎県(38.7)、鹿児島県(23.2)、沖縄県(23.2)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約4割を占めた。

伝染性紅斑の報告数は210人(0.11)で前週比26%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.36)の約0.3倍であった。愛媛県(0.85)、熊本県(0.67)、宮崎県(0.67)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。

咽頭結膜熱の報告数は255人(0.13)で前週比35%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.39)の約0.3倍であった。宮崎県(1.4)、山形県(0.55)、群馬県(0.47)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約6割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2025年12月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は34人(2.6)で、前月比103%とほぼ横ばいであった。また、昨年12月(2.5)の約1.1倍であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数20人(1.5)で、前月の約1.1倍、昨年12月の約1.3倍であった。20歳代が全体の6割を占めた。(男性3人・女性17人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数7人(0.54)で、前月の約0.8倍、昨年12月の約0.9倍であった。(女性7人)
  • 尖圭コンジローマ:報告数1人(0.08)で、昨年12月の約0.3倍であった。(女性1人、前月報告なし)
  • 淋菌感染症:報告数6人(0.46)で、前月及び昨年12月と同率であった。(男性4人・女性2人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,126人(4.2)で、前月比96%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,136人(2.2)で前月比94%、性器ヘルペスウイルス感染症932人(0.95)で前月比103%、尖圭コンジローマ482人(0.49)で前月比102%、淋菌感染症576人(0.59)で前月比89%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は25人(3.6)で、前月比147%と増加した。また、昨年12月(2.1)の約1.7倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数24人(3.4)で、前月の約1.4倍、昨年12月の約1.6倍であった。70歳以上が全体の約7割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告数1人(0.14)であった。(前月及び昨年12月報告なし)
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,347人(2.8)で、前月比107%と増加した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,304人(2.7)で前月比106%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症34人(0.07)で前月比140%、薬剤耐性緑膿菌感染症9人(0.02)で前月比100%であった。

インフルエンザ情報《県内第2週、全国第52・1週(再掲)》

県内第2週インフルエンザ発生動向

1月5日〜11日までの1週間では877人(31.3)の報告があった。前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(37.8)の約0.8倍であった。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第第52週、1週インフルエンザ発生動向

第52週(2025年12月22日〜12月28日)は87,534人(22.8)の報告があった。前週比70%と減少した。第1週(2025年12月29日〜2026年1月4日)は33,217人(10.4)の報告があった。前週比45%と減少した(年末年始含む)。宮崎県(38.7)、鹿児島県(23.2)、沖縄県(23.2)からの報告が多かった。年齢群別では5歳未満が全体の17%、5-9歳が16%、10-14歳が12%、15-19歳が8%、20-59歳が38%、60歳以上が9%であった。

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