
宮崎県感染症発生動向調査2026年16号
第28巻第16号 [宮崎県第16週(4/13〜4/19) 全国第15週(4/6〜4/12)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第16週(ARIのみ第15週)の発生動向
トピックス
- 手足口病(定点把握対象疾患)
第16週(4/13〜4/19)の県内定点当たりの報告数が5.7となり、流行警報レベル開始基準値(5)を超えた。定点当たりの報告数が流行警報レベル開始基準値(5)を超えるのは2024年以来である。詳細後述。
全数報告の感染症(16週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第16週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は374人(定点当たり25.3)で、前週比127%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。また、第15週の急性呼吸器感染症の報告総数は949人(定点当たり33.9)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は63人(4.2)で、前週比170%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約1.5倍であった。年齢群別は5歳から8歳が全体の約6割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は124人(8.3)で、前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.4)の約0.8倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約2割を占めた。
【手足口病】
報告数は85人(5.7)で、前週比266%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約2.1倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約8割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は2例(定点当たり0.29)で、宮崎市保健所から報告があった。年齢はいずれも5〜9歳であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第15週:4月6日〜4月12日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
全国2026年第15週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比88%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザであった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比100%と横ばいであった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は5,132人(2.3)で前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約1.0倍であった。鳥取県(7.2)、山形県(5.3)、北海道(5.0)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は10,396人(4.6)で前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.0)の約0.8倍であった。島根県(10.4)、岐阜県(9.9)、愛媛県(8.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
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