伝染性紅斑(りんご病)に注意しましょう。(10月27日〜11月2日)
伝染性紅斑(りんご病)の報告数が前週の約1.6倍に増加し、3歳から5歳が全体の約半数を占めています。
10〜20日の潜伏期間の後、両頬に発疹が出現し、続いて体に網目状の発疹が現れ1週間程度で消失します。発疹が現れる7〜10日くらい前には風邪のような症状が出ることが多く、この時期に感染力が強くなり、発疹が現れる頃には感染力は弱まっています。
患者の咳などの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことや触れた手指を介して感染します。子どもに多い病気ですが、大人も感染し、特に妊婦が感染すると流産や胎児への影響が心配されます。風邪症状がある人との接触はできるだけ控え、日頃からこまめな手洗いや咳エチケットによる予防が重要です。