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成人T細胞白血病(ATL)母子感染防止対策

2011年4月1日

成人T細胞白血病(ATL)母子感染防止対策

ATLは、適切な栄養方法を選択することにより、母親から子どもへの感染を予防できる病気です。

ATLとは?

 ATL(成人T細胞白血病)は、白血病(血液のがん)の一種で、全国的にも宮崎県を含む九州地方で多く発症しています。

 ATLは、HTLV-Iというウイルスに感染している場合にのみ発症します。(このウイルスに感染しながら発症していない人を「キャリア」といいます。)

 ウイルスに感染すると、一生、体内に保持することになりますが、40歳以上のキャリアから年間1,000人に1人の割合で発症するといわれています。

 発症の予防については、現在のところ確実な方法は見つかっていません。

ウイルスの感染経路は?

◆母子感染
 キャリアの母乳中に含まれるウイルスに感染したリンパ球によって、母親から子どもへと感染します。その他、子どもが胎内にいる時の感染や出産時 の産道感染が考えられますが、ほとんどが母乳による感染です。
◆性行為感染
 精液等に含まれるウイルスに感染したリンパ球によって、性行為時に感染しますが、その感染力はあまり強くないため、反復継続して性行為を行う男女間において、主にキャリアの男性から女性へと感染します。
◆輸血感染
 キャリアからの輸血による感染ですが、日本では昭和61年より献血者の血液検査が実施されており、輸血による感染はなくなりました。

※ 人から人への感染は、以上の3つの経路があります。この中でもキャリアから子どもへ飲ませる母乳によって引きおこされる感染が、ATLの発症に重要とされています。

母子感染を予防するには?

 母子感染を予防できるワクチンは、残念ながら現在のところ存在しません。

 感染経路の主なものは母乳感染であるため、以下の栄養方法の選択により、子どもへの感染の危険性を低下させることができます。

◆人工栄養(断乳)
感染源となるリンパ球を含んだ母乳を遮断するため、最も確実な予防法とされています。
◆短期母乳
 母乳を飲ませる場合、その期間によって感染率が異なります。母親からもらった移行抗体(抵抗力)が存在するとされる短期間(3か月以内)の授乳は、長期間の授乳と比較して感染率が低下するとされています。
◆加工母乳
 搾乳したものを一定時間冷凍保存した後、解凍して与える方法です。これにより感染源となるリンパ球が不活化するため、予防効果が高いとされています。

キャリアの確認方法は?

 ウイルスに感染すると体が反応して抗体といわれるものができます。血液を採取して、この抗体の有無を検査することにより、キャリアであるかどうかを確認できます。(この検査を「HTLV-I抗体検査」といいます。)

 HTLV-I抗体検査は、妊娠中にかかりつけの産科医療機関で受けることができます。(検査料等の詳細については、医療機関の窓口においてご確認ください。)

キャリアであることが判明した場合には?

 ウイルスはリンパ球の中に潜んでおり、その感染力は小さいため、職場、学校、家庭等の共同、日常生活における特別な配慮は必要ありません。

 また、キャリアとなっても発症率は低く、生涯発症することなく過ごされるケースが大半です。

 なお、妊娠中においても、特別な影響はなく、ウイルスが原因で子どもに奇形が生じたり、出生後に異常をきたすこともありません。

 もし、何か不安になることがある場合には、一人で悩まずにかかりつけの産科医療機関又は最寄りの保健所等においてご相談ください。

ATLに関する悩みなどお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

保健所 所在地 電話番号
中央保健所 〒880-0032
宮崎市霧島1-1-2
0985-28-2111
日南保健所 〒889-2536
日南市吾田西1-5-10
0987-23-3141
都城保健所 〒885-0012
都城市上川東3-14-3
0986-23-4504
小林保健所 〒886-0003
小林市大字堤字金鳥居3020-13
0984-23-3118
高鍋保健所 〒884-0004
児湯郡高鍋町大字蚊口浦5120-1
0983-22-1330
日向保健所 〒883-0041
日向市北町2-16
0982-52-5101
延岡保健所 〒882-0803
延岡市大貫町1-2840
0982-33-5373
高千穂保健所 〒882-1101
西臼杵郡高千穂町大字三田井1086-1
0982-72-2168
宮崎市保健所 〒880-0879
宮崎市宮崎駅東1-6-2
0985-29-5286

関連するページへのリンク

厚生労働省によるこのサイトでは、HTLV−1とHTLV−1が引き起こす病気のことを分かりやすくお知らせするとともに、お住まいの地域でHTLV−1について相談できる全国の施設や医療機関を検索いただけます。


このページの内容についてのお問い合わせは
福祉保健部 健康増進課 母子・歯科保健担当
電話:0985-44-2621
FAX:0985-26-7336
E-mail:kenkozoshin@pref.miyazaki.lg.jp

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