結 核 
 

 
@結核の感染経路について   
A結核の発生状況について   
B結核の症状  
C結核の予防、早期発見のために   
D感染と発病の違い  
E感染症診査協議会結核部会について  
F結核のQ&A   
G届出様式   
H結核接触者・登録者健康診断    
@《結核の感染経路について》  
結核とは「結核菌」という細菌が直接の原因となって起こる病気で、たんの中に結核菌がでるような重症の結核患者さんが咳やくしゃみをして、そのしぶきの中の結核菌を吸い込むことで空気感染(飛沫核感染)します。
 
過去の病気と思われがちですが、今でも年間約1万7千人が発病するわが国最大の感染症であり、油断できない病気であることに変わりありません。(H29年新登録患者:都城保健所管内22名)


結核は空気感染ですので、患者の使った食器や衣類などから感染する危険性はありません。

また、結核を発病していても、治療で結核菌が減っていたり、痰に菌が出ていない状態であれば、他の人にうつす恐れはありません。早期発見、早期治療が大切です。
 
A《結核の発生状況》  
過去の病気と思われがちの結核ですが、今でも年間約2万人が発病する我が国最大の感染症です。

その年に新しく結核と診断された人の数
 
    平成26年  平成27年  平成28年  平成29年  平成30年
 全国 19615  18280  17625  16789  15590 
 宮崎県 169  161  143  120  97 
 都城保健所管内 30  24   30  22  22 
 
B《結核の症状》  
「長引く咳は赤信号」とあるように、咳が2週間以上続く場合、または次のような自覚症状がある場合には、念のため医療機関を受診しましょう。

    (1)血痰   (2)胸痛   (3)微熱   (4)体重減少   (5)倦怠感
 
C《結核の予防、早期発見のために》    
 (1) 年1回は胸部レントゲン検査を必ず受けましょう。
 (2) 咳・痰が2週間以上続いたら、医療機関を受診しましょう。
 (3) 規則正しい生活・バランスのとれた食生活を心がけましょう。
 (4) 休養・睡眠は十分とりましょう。
 (5) 身体の抵抗力が弱まっている人は定期的に医療機関を受診しましょう。
 結核について、より詳細な内容をご覧になりたい場合は
(財)結核予防会 結核研究所のホームページ(http://www.jata.or.jp/)をご覧ください。
 
D《感染と発病の違い》  
 《感染すれば、すぐに発病するのか》
「感染」と「発病」は違います。
結核に感染した人全てが発病するわけではありません。結核に感染した人のうち、1〜2割の人が発病すると言われています。

また、発病は感染後2年以内に多く見られます。次のような身体の抵抗力の弱まった人は発病しやすいことが分かっています。
(1)高齢者
(2)乳幼児(特に、BCG接種歴のない場合)
(3)免疫不全疾患(HIV感染など)
(4)治療管理不良の糖尿病患者
(5)透析患者
(6)胃切除している人
(7)抗ガン剤、免疫抑制剤、副腎皮質ホルモンによる治療をしている人
 
 
E《感染症診査協議会結核部会》  
この協議会は医師、法律の学識経験者(弁護士等)、医療及び法律以外の学識経験者(人権擁護委員等)等の委員によって構成されています。

協議会では、患者の入院や就業制限が適正かどうかを審議するとともに、主治医の治療方針について審査され、それが「結核医療の基準」に適合しているかどうかを判定します。

都城保健所は毎月第1・3水曜
に諮問しています。 
 
F《結核のQ&A》  
Q1. 結核になった場合、医療費を補助する制度はありますか?
A1. 結核医療費の一部(または全額)を公費負担します。
詳細はキ城保健所 健康づくり課までお問い合わせください。
Q2. 結核治療は長引くと聞きましたが?
A2. 結核の治療は抗結核薬で短期間に行います。
戦後しばらくの間は、治療の困難な病気でしたが、今では3〜4種の抗結核薬で短期間(6〜9ヶ月)に治します。
しかし、放っておいて重症になれば、やはり治療は困難となり、体力のある若い人でも死ぬことがあるのです。
 
G《届出様式》  
 《届出様式》 PDF形式ファイル
a
 結核発生届    
b
 結核患者入院・退院届 結核患者治療終了(中止)届  
c
 公費負担申請書入院(37条)  外来(37条の2)  患者票記載事項変更届
 結核指定医療機関申請届  辞退届  変更届
e
定期健康診断報告書 学校用 施設用 市町村用 小中学校用 事業所用
 
H《結核接触者・登録者健康診断  

感染性のある結核患者さんのご家族及び接触機会のあった方、結核治療終了後の登録患者さんが対象の健診です。 キ城保健所は、毎月第2・4水曜日の午後に実施しています。
 
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