感染性胃腸炎について 感染性胃腸炎とは?
どんなところで、何から感染するの?
- 冬季を中心に年間を通じて発生し、その主な原因としてノロウイルスがあります。
- 感染力が非常に強く、感染の1〜2日後に嘔吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
- 抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は、重症化することがあるので注意が必要です。
感染を予防するためには?
- ノロウイルスに汚染された食品(カキなどの二枚貝)を、生あるいは加熱処理せずに食べて感染(食中毒)。
- ノロウイルスに感染した人の糞便、嘔吐物による感染(二次感染)。
※下痢等の症状がなくなっても、通常2週間程度は糞便中へのウイルス排出が続きます。
◎手洗いの励行
・流水と石けんにより丁寧に行い、清潔なタオルやペーパータオルで手を拭きましょう。
・手洗い後の手ふき用タオルは共用しない。(ペーパータオル等を使う。または個人用タオルを使用する。)
◎食品の衛生的な取扱い
・肉、魚、野菜などの生鮮食品は消費期限を守りましょう。
・食材は十分加熱して調理しましょう。
・調理器具(包丁、まな板、布巾等)は、家庭用漂白剤または熱湯で消毒して清潔を保ちましょう。◎嘔吐物・糞便の処理
(1)使い捨ての手袋を着用し、ウイルスが飛散しないようにペーパータオルで静かに拭き取る。
(2)0、1%の次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭き取り、その後水拭き。
(3)拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋で密閉して廃棄。
◎便や嘔吐物で衣類が汚れた場合
(1)使い捨ての手袋を着用し、流水で汚れを落とす。
(2)熱湯(85℃以上の熱湯に10分間つけ込む)、または0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒し、
他の洗濯物と区分して洗いましょう。次亜塩素酸ナトリウムには漂白作用があるので注意が必要です。
◎入浴(下痢や腹痛等の症状がある時)
・浴槽につかる前には肛門部を十分洗いましょう。
・下痢が続く間は浴槽につからないようにしましょう。
・バスタオルは共有しないようにしましょう。
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