都城保健所管内・周辺部の感染症発生動向
    (定点報告) 1
  
           第1週(平成23年1月3日〜1月9日)

 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断された患者総数を
              定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数

●咽頭結膜熱 前に戻る
  • *平成23年第1週は、宮崎県0.47(前週;0.81)、都城管内1.0(同;0.67)、小林管内1.0(同;0.33)、志布志管内0(同;0)、鹿屋管内2.4(同;2.8)でした。
  • 平成22年第52週に、鹿屋管内以外は警報継続基準の1.0を下回りましたが、鹿屋管内の減少を確認するまで、情報提供を続けます。
  • *予防としては、流行時にうがいや手指の消毒を励行することにつきます。
    • 消毒法に関しては、手指に対しては流水と石鹸による手洗い、および90%エタノ−ル、器具に対しては煮沸、次亜塩素酸ソーダを用います。
●感染性胃腸炎
 
  • *平成23年第1週は、宮崎県20.1(前週;21.8)、都城管内14.0(同;22.0)、小林管内45.0(同;45.3)、志布志管内9.7(同;14.3)、鹿屋管内24.2(同;26.6)でした。
    • 小林管内を除いて、減少してきています。
  • *感染性胃腸炎には、多種多様な病原体の関与が考えられますが、冬場の流行は、ウイルス性、特にノロウイルスによることが多いようです。
  • *ノロウイルスの症状は、おう吐、激しい下痢、腹痛、ときに発熱、頭痛があり、症状が出るまでに1〜2日を要します。
  • *ノロウイルスに感染した人の吐物などを介して他の人へ感染する場合と、ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する場合があります。
  • *液体石けんと流水で手洗いを行うことが大切です。
    • 特に、周囲に患者さんがいるときには、液体石けんを泡立て流水で手洗いを行うことを二度繰り返すことが効果的です。
    • また、外出から戻ったときやトイレの後、調理を始める前には必ず手洗いをしましょう。
  • *吐物などを処理するときには、手袋やマスクを使用して、直接手を触れないようにしましょう。
    • 吐物などが着いたものを消毒するには、0.1%次亜塩素酸ナトリウムをしみ込ませた布などで拭くことをおすすめします。
  • *宮崎県健康増進課資料を参考にして下さい。
●伝染性紅斑
 
*平成23年第1週は、宮崎県0.86(前週;0.47)、都城管内0.67(同;0.67)、小林管内0(同;0)、志布志管内0.67(同;0)、鹿屋管内0.80(同;0.20)でした。

平成22年第52週以降、全地域で警報継続基準の1.0を下回っていますので、今回で情報提供を終了します。

*両頬がリンゴのよう に赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

*治療については対処療法が主になり、頬が赤くなった(紅斑)ときには、ほとんど感染力がありませんので、その時期には予防策はありません。
*流行の時期には、感冒様症状に注意し、日頃から手洗い、うがいを心がけましょう。
●水痘(水ぼうそう) 
 
  • *平成23年第1週は、宮崎県5.5(前週;3.8)、都城管内9.7(同;2.5)、小林管内2.0(同;0.33)、志布志管内0.33(同;1.3)、鹿屋管内6.4(同;4.4)でした。
    • 宮崎県、都城管内、鹿屋管内で増加しています。
  • *水痘は、全身特に胸やお腹、背中に水疱が出現することを特徴とする、水痘帯状疱疹ウイルスによって起きる感染症です。
  • *子どもは、最初に痒みのある発疹が出現することが多く、その発疹は紅斑(淡紅色の発疹)や丘疹(直径1cm以下の隆起した発疹)から水疱(水ぶくれを伴う発疹)となり、その後かさぶたができます。
  • その他、身体のだるさやかゆみ、38度前後の発熱等を認めることもあります。
  • 成人は子どもより重症になりやすく、合併症も起きやすくなります。
  • *合併症には、皮膚への二次感染や肺炎、無菌性髄膜炎、脳炎等があります。
  • *発疹が出現する1〜2日前から発疹が痂皮化するまで感染する可能性があります。
●流行性耳下腺炎 
 
  • *平成23年第1週は、注意報基準の3.0を上回っていた都城が2.3(前週;0.67)、宮崎県3.3(同;2.4)、小林管内1.3(同;0)、志布志管内2.0(同;1.7)、鹿屋管内2.2(同;1.2)でした。
  • 宮崎県以外は平成22年第52週から注意報基準のを下回っていますので、情報提供は今回で終了し、再度、注意報基準を上回ったときにお知らせします。
  • *流行性耳下腺炎は、片方あるいは両方の唾液腺が腫れることを特徴とするウイルスによる感染症です。
    • 2〜3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て、耳下腺の腫れや痛み、物を飲み込む時の痛み、発熱等の症状が出現します。最も多い合併症は髄膜炎です。
  • *接触、あるいは咳やくしゃみのしぶきによる飛沫感染でうつり、その感染力はかなり強いようですが、感染しても症状が現れない方もかなりみられます。
  • *効果的に予防するにはワクチンが唯一の方法で、接種した方の概ね90%前後が有効な状態を獲得するとされています。
    • 副反応としては、接種後2週間前後に軽い耳下腺の腫れと微熱がみられることが数%あります。

  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
平成23年1月18日作成
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