都城保健所管内・周辺部の感染症発生動向
    (定点報告) 42

       第42週(平成23年10月17日〜10月23日)
 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断さ              れ、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数

●手足口病;警報開始基準(5以上)
 
*第42週は、宮崎県1.86(前週;1.47)、都城管内7.17(同;6.17)、小林管内1.67(同;1.67)、志布志管内(同;)、鹿屋管内(同;)でした。都城管内は一旦減少後、再度増加し、先週より警報レベル(5以上)に達しています。引き続き注意が必要です

* 手足口病は、その名が示すとおり、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、幼児を中心に夏季に流行が見られる。4歳位までの幼児を中心とした疾患であり、2歳以下が半数を占めるが、学童でも流行的発生がみられることがある。
*CA16、CA10、EV71などのエンテロウイルスが病因となる。ヒト-ヒト伝播は主として咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染でおこるが、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染などがありうる。

* 臨床症状は、3〜5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2〜3mmの水疱性発疹が出現する。時に肘、膝、臀部などにも出現することもある。口腔粘膜では小潰瘍を形成することもある。発熱は約1/3に見られるが軽度であり、38℃以下のことがほとんどである。通常は3〜7日の経過で消退し、水疱が痂皮を形成することはない。稀に髄膜炎、小脳失調症、脳炎などを合併する。
 
*治療に関しては、特別な治療を要しないことがほとんどである。口腔内病変に対しては、刺激にならないよう柔かめで薄味の食べ物を勧めるが、何よりも水分不足にならないようにすることが最も重要である。
                          (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

  ●RSウイルス感染症
 
 <RSウイルス感染症は警報開始基準はありませんが、増加してきましたので情報提供致します。>
*第42週は、宮崎県1.03(前週;1.72)、都城管内0.33(同;0.67)、小林管内0.33(同;0.33)、志布志管内(同;)、鹿屋管内(同;)でした。
県全体、都城管内とも減少傾向です。

*RSウイルスは、飛沫感染あるいは鼻汁や喀痰中のウイルスが手指や器物を介して感染します。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスの初感染を受けます。

*通常は軽症の上気道炎や気管支炎ですが、乳幼児では重症の肺炎・気管支炎になることもあるので、注意が必要です。成人では普通感冒のみで終わることが多いです。

*診断は呼吸器分泌物よりRSウイルスを分離するか、ウイルス抗原を検出することによりなされます。治療は対処療法が基本となります。予防としては、流行時にうがいや手指の消毒を励行することです。また咳が出るときにはマスクをするなど、咳エチケットが大切です。
                          (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
平成23年10月28日作成
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