都城保健所管内・周辺部の感染症発生動向
    (定点報告) 46
       第46週(平成24年11月12日〜11月18日)
 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断され、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数

 
●感染性胃腸炎(警報開始基準値20、警報継続基準値12)

 
 *第46週は、宮崎県22.4(前週;20.5)、都城管内40.8(同;36.2)、小林管内47.3(同;27.7)、志布志管内19.3(同;18.0)、鹿屋管内28.6(同;8.2)でした。

*宮崎県内・都城管内は第45週から流行警報レベルに達しています。今週46週は更に増加していますので、引き続き注意が必要です。


*感染性胃腸炎は例年11月に入ると急増し、12月にピークを認めます。多種多様の原因によりますが、冬季はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものが大半です。

*ノロウイルスの症状は、おう吐、激しい下痢、腹痛、ときに発熱、頭痛があり、症状が出るまでに1〜2日を要します。

*ノロウイルスに感染した人の吐物などを介して他の人へ感染する場合と、ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する場合があります。

*液体石けんと流水で手洗いを行うことが大切です。特に、周囲に患者さんがいるときには、液体石けんを泡立て流水で手洗いを行うことを二度繰り返すことが効果的です。また、外出から戻ったときやトイレの後、調理を始める前には必ず手洗いをしましょう。

*治療では特効薬はなく、対症療法となりますが、最も重要なことは水分補給によって脱水を防ぐことです。


                                      (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

●手足口病(警報開始基準値5.0、警報継続基準値2.0)

 
*第46週は、宮崎県1.50(前週;2.47)、都城管内0.67(同;1.67)、小林管内1.00(同;2.33)、志布志管内0.67(同;4.00)、鹿屋管内3.20(同;3.80)でした。

*都城保健所管内は第31週頃から増加し、第39週をピークに減少し、警報継続基準値を下回っています。今週で情報提供終了します。

*手足口病は、口腔粘膜および手や足などに水疱・発赤疹が出現する急性ウイルス性感染症であり、乳幼児を中心に夏に流行する疾患です。治療は対処療法で、多くは数日の経過で改善します。感染経路は経口・飛沫・接触であり、保育園や幼稚園などの乳幼児施設においての手洗いやうがい、排泄物の適正な処理などの予防策が重要です。

                                 (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)
 
●RSウイルス感染症

 
<RSウイルス感染症は警報基準値はありませんが、情報提供します>

*第46週は、宮崎県0.61(前週;0.61)、都城管内1.17(同;1.50)、小林管内 0.00(同;0.00)、志布志管内0.00(同;0.00)、鹿屋管内1.20(同;0.00)でした。

*都城管内は第34週ころから増加し、第37週をピークに減少傾向です。


*RSウイルスは、飛沫感染あるいは鼻汁や喀痰中のウイルスが手指や器物を介して感染します。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスの初感染を受けます。

*通常は軽症の上気道炎や気管支炎ですが、乳幼児では重症の肺炎・気管支炎になることもあるので、注意が必要です。成人では普通感冒のみで終わることが多いです。

*診断は呼吸器分泌物よりRSウイルスを分離するか、ウイルス抗原を検出することによりなされます。治療は対処療法が基本となります。予防としては、流行時にうがいや手指の消毒を励行することです。また咳が出るときにはマスクをするなど、咳エチケットが大切です。



                                 (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)


  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
平成24年11月26日作成
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