都城保健所管内・周辺部の感染症発生動向
    (定点報告) 4

       第4週(平成24年1月23日〜1月29日)
 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断さ              れ、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数

●感染性胃腸炎;警報開始基準20.0、警報継続基準12.0
 
*第4週は、宮崎県16.9(前週;20.6)、都城管内22.2(同;21.0)、小林管内50.7(同;50.7)、志布志管内9.5(同;14.5)、鹿屋管内10.6(同;22.6)でした。
都城保健所管内は先週に引き続き警報レベルを超えています。
国立感染症研究所からの病原体情報(2012年1月19日現在)によると、ノロウイルスをはじめ、サポウイルス、ロタウイルス、アストロウイルスなどが検出されていますが、その大半をノロウイルスが占めています。

*感染性胃腸炎は例年11月に入ると急増し、12月にピークを認めます。多種多様の原因によりますが、冬季はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものが大半です。

*ノロウイルスの症状は、おう吐、激しい下痢、腹痛、ときに発熱、頭痛があり、症状が出るまでに1〜2日を要します。

*ノロウイルスに感染した人の吐物などを介して他の人へ感染する場合と、ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する場合があります。

*液体石けんと流水で手洗いを行うことが大切です。また、外出から戻ったときやトイレの後、調理を始める前には必ず手洗いをしましょう。

*治療では特効薬はなく、対症療法となりますが、最も重要なことは水分補給によって脱水を防ぐことです。


                 (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)
  ●水痘(警報開始基準値7.0、警報継続基準値4.0、注意報基準値4.0)
 
*第4週は、宮崎県4.03(前週;2.69)、都城管内7.00(同;2.20)、小林管内2.33(同;3.67)、志布志管内6.00(同;2.00)、鹿屋管内2.60(同;2.40)でした。
都城保健所管内は警報開始基準値7.0となり警報レベルを超えました。

*水痘は水痘帯状疱疹ウイルスにより起こり、冬から春にかけて多く発生します。

*潜伏期は2〜3週間で、気道分泌物や水泡内容物の飛沫・飛沫核の吸入や接触、それが付着したものとの接触により感染します。発疹出現24時間前から痂皮形成するまで感染性があります。

*通常発疹が初発症状で、発疹は全身性で掻痒を伴い、紅斑、丘疹を経て短時間で水疱となり、痂皮化します。通常は最初に頭皮、次いで体幹、四肢に出現しますが、体幹にもっとも多くなります。数日にわたり新しい発疹が次々と出現するので、急性期には紅斑、丘疹、水疱、痂皮のそれぞれの段階の発疹が混在することが特徴です。発熱は軽度認めることがありますが、臨床経過は一般的には軽症です。

*治療はカチリ(石炭酸亜鉛化リニメント)などの外用が行われ、また抗ウイルス剤の内服は症状を軽症化させるのに有効であると考えられています。拡大防止については、ヒト−ヒト感染によるので、その予防は感染源のヒトとの接触をさけることが重要です。また接触後3日以内に水痘生ワクチンを接種すれば、発症の予防ないし軽症化に有効と考えられています。

*学校保健法の取り扱いでは、すべての発疹が痂皮化するまで出席停止とする。

                   (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
平成24年2月3日作成
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