都城保健所管内と周辺地域の感染性胃腸炎
発生動向(定点報告) 1
 第1週(平成28年1月4日〜平成28年1月10日) 平成28年1月19日作成
 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断され、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数

 
●感染性胃腸炎(警報開始基準値20、警報継続基準値12)

 
*第1週は、宮崎県9.72(前週5.31)、都城管内7.50(同:4.33)、小林管内16.67(同:8.00)、志布志管内7.00(同:0.67)、鹿屋管内11.40(同:9.80)でした。

*感染性胃腸炎は例年11月に入ると急増し、12月にピークを認めます。多種多様の原因によりますが、冬季はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものが大半です。

*ノロウイルスの症状は、おう吐、激しい下痢、腹痛、ときに発熱、頭痛があり、症状が出るまでに1〜2日を要します。

*ノロウイルスに感染した人の吐物などを介して他の人へ感染する場合と、ノロウイルスに汚染された食品を食べて感染する場合があります。

*液体石けんと流水で手洗いを行うことが大切です。特に、周囲に患者さんがいるときには、液体石けんを泡立て流水で手洗いを行うことを二度繰り返すことが効果的です。また、外出から戻ったときやトイレの後、調理を始める前には必ず手洗いをしましょう。

*治療では特効薬はなく、対症療法となりますが、最も重要なことは水分補給によって脱水を防ぐことです。


                                      (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
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