都城保健所管内と周辺地域の感染性胃腸炎(その他感染症)
発生動向(定点報告) 31
  第31週(平成29年7月31日〜平成29年8月6日)
  平成29年8月17日作成
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断され、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数
 
●感染性胃腸炎(警報開始基準値20、警報継続基準値12)
●手足口病(警報開始基準値:5、 警報継続基準値:2)

 
●感染性胃腸炎
*第31週は、宮崎県7.83(前週7.31)、都城管内10.33(同:8.17)、小林管内13(同:10.33)、志布志管内5.5(同:7.8)、鹿屋管内13(同:14.33)でした。

*都城・小林管内、県全体としても前週に比べ増加しています。

*感染性胃腸炎は例年11月に入ると急増し、12月にピークを認めます。多種多様の原因によりますが、冬季はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものが大半です。

●手足口病
*第31週は、宮崎県8.42(前週11.58)、都城管内8(同:14)、小林管内14(同:19.33)、志布志管内4.67(同:4)、鹿屋管内5.2(同:11)でした。

*宮崎県における報告数は前週と比べ減少していますが、例年同時期の定点あたり平均値※(6.0)と比べ、約1.4倍です。都城管内も流行警報レベル開始基準値を超え、流行が継続しています。※過去5年間の当該週、前後週(計15週)の平均

*手足口病は、感染してから3〜5日後に、口の中、てのひら、足の裏などに水疱性の湿疹が出ます。咳やくしゃみによる飛沫感染、便による糞口感染、、水疱の内容物による接触感染があります。


*ともに、手洗いをしっかり行いましょう。タオルの共用はやめましょう。

*液体石けんと流水で手洗いを行うことが大切です。特に、周囲に患者さんがいるときには、液体石けんを泡立て流水で手洗いを行うことを二度繰り返すことが効果的です。また、外出から戻ったときやトイレの後、調理を始める前には必ず手洗いをしましょう。

*脱水を起こさないよう、こまめに水分を補給しましょう。


                               (国立感染症研究所 感染症情報センターの文献より)

  感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!!!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。
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