都城保健所管内と周辺地域の
感染症発生動向(定点報告)37 
 第37週(令和2年9月7日〜令和2年9月13日)
 令和2年9月29日作成

 
 
一定点当たり患者数:指定された医療機関(定点医療機関)で1週間内に患者(疑似)と診断され、報告された患者総数を定点医療機関数で割った数

グラフ:縦軸(Y軸)に一定点医療機関における患者数、横軸(X軸)に週単位で表す

文書のカッコ内数値:前週の一定点当たりの患者数
●感染性胃腸炎(警報開始基準値:20.0)

●水痘(警報開始基準値:2.0)

●感染性胃腸炎
*第37週は、宮崎県3.78(前週4.22)、都城管内4.17(同:6.17)、小林管内9.00(同:9.67)、志布志管内4.33(同:4.33)、鹿屋管内6.00(同:5.00)でした。

*管内は宮崎県平均と比較して、定点あたりの報告数が多く、注意が必要です。

*感染性胃腸炎は1〜3日間の潜伏期を経て、おう吐や下痢、発熱等の症状が現れます。

*感染性胃腸炎は多種多様の原因によりますが、冬季はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原因とするものが大半です。

*感染予防には石けんと流水による手洗い励行が大切です。手洗い後、清潔な個人用のタオルやペーパータオルで拭き取りましょう。石けん自体には、ノロウイルスを失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。


●水痘(みずぼうそう)
*第37週は、宮崎県0.14(前週0.11)、都城管内0.00(同:0.00)、小林管内0.33(同:0.33)、志布志管内0.00(同:0.00)、鹿屋管内0.00(同:0.00)でした。

*水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、10〜21日の潜伏期間を経て38℃程度の発熱や、全身性のかゆみのある水疱が出現することが特徴です。

*空気・飛沫・接触により感染します。予防にはワクチンの接種が有効です(平成26年10月1日から水痘ワクチンは定期接種となっています)。また、接触感染予防のため、手洗いをしっかり行うことも大切です。


                           (東京都感染症マニュアル、宮崎県感染症情報センターより)
感染症予防の基本は、「手洗いの励行」です!

  • *以上の資料は宮崎県感染症情報センター及び鹿児島県環境保健センターの感染症週報あるいは感染症情報を基に都城保健所が作成したものです。


 
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