C「遺された人々に起こる心の動き」
- 不幸にして起こってしまった自殺や自殺未遂は、家族や職場の同僚などまわりの人に大きな心の傷を残すといわれます。
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- 病気や事故で亡くなった場合は、死の原因がはっきりしていますが、自殺の場合は「何故死んでしまったのかわからない」「理解できない」ため、原因についていつまでも思いを巡らせ、まわりの人の心に深刻な影響をおよぼします。
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- さらに突然の死であるため、あまりのショックに感覚が麻痺したようになり、「涙も出ない」状態や「何かの間違いだ」と大切な人の死を受け入れられない状態になります。
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- また、悲しみと同時に「どうして自殺をしたのか、遺された家族はどうなる」といった自殺した本人に対する怒りがわき起こったり、激しい感情爆発での号泣、当たり散らすこともあります。
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- 遺された人々は、やり場のない感情を誰かにぶつけざるを得ない状況で、自殺の原因がはっきりしない場合などは、「犯人探し」が始まります。
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- 「職場でのいじめのせいだ」や家族が悪く言われる場合もあります。
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- 「あの人は助けを求めていたのに気づいてあげられなかった」「あのとき、声を掛けていたら防げたかも…」など、罪の意識が強く出てきます。
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このような激しい心の変動は健康な人が起こるごく自然の反応ですが、徐々に和らいでいくものから、治療が必要なものまでさまざまです。
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- また、自殺の事実を隠そうとする人が多く、「病死だ」と周囲に説明したり、周囲もそれと知っていても知らない振りをする、そっとしておく、といった対応をしがちです。
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- そのため、亡くなった人のことを話題にすることができず、それぞれの人が苦しい思いをし孤立したり、抑うつが強くなると死にたいと思うこともあります。
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- では、遺族へどう接したらよいのでしょうか。
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- 「手助けできることがあれば言ってね」「体調はどうですか」など普段と同様の声掛けなど、遺族の心が和らぐためにとても重要です。
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- 一方、「いつまでもくよくよしないで早く忘れて元気になって」「もう一人子どもがいらっしゃるから…」などの励ましの言葉や配慮のない言葉は禁句です。
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- 大切な人の自殺という出来事を「早く忘れる」ことなど現実には難しいのです。
- 不用意な励ましにより「せっかく励ましてくれているのに元気になれない、申し訳ない」と、自責感を強めてしまうこともあります。
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- 悲しむべき時にしっかり悲しんでおくことは、非常に大切です。
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- 泣きたいときには思いっきり泣いてもよいのです。
- さらに、大切な人を自殺で亡くした出来事は一人で乗り越えるには過酷な体験です。
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- 悩みを抱えたときは相談機関を上手に活用してください。
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