難 病

 難病は、次のような病気と考えられています。
 (1) 病気の原因が分からない
 (2) 治療方法が分からない
 (3) 介護が特に必要で、生活に長く支障をきたす

難病のうち、特に治療が難しく、治療費も高額である病気で国が指定している病気を「特定疾患」といい、現在56疾患を対象としています。

保健所で手続きをして「特定疾患治療研究対象患者」と認定されると、いろいろなサービスを受けることができます。
◎特定疾患とは
サービスを受けるために申請を行うことのできる病気です。現在、特定疾患に56の病気が指定されています。
56疾患については、難病情報センターのホームページをごらんください。
医療費助成
相談、患者・家族の集い、交流会について
医療費助成・・・特定疾患治療研究事業
  (1) サービスを受けるには、次のことをすべて満たしている必要があります。
   
  • 特定疾患であるという診断を受けている。
  • 住民票が都城市、三股町のいずれかにある。
  • 医療保険に加入している。
  • 申請を行い、県の特定疾患治療研究専門委員会で承認されている。
  (2) 内容
    保健所が申請を受け付けた日から特定疾患に関わる以下の自己負担分が軽減されます。
ただし、承認された医療機関での医療保険適応のものに限ります。
   
  • 特定疾患の診療に係る医療費(往診や訪問看護も含みます)
  • 特定疾患の診療を目的とした入院の際の費用(食事療養費を含みます)
    所得(税)に応じた「自己負担限度額」が設定され、受給者証に記載されます。

「自己負担限度額」とは、認定された疾患の治療のために医療機関を受診した際、1医療機関ごとに支払っていただく最高限度額で、入院・外来別に設定されます。

重症認定を受けた方、市町村民税が非課税世帯の方は、自己負担限度額が入院・外来ともに0円になります。
自己負担限度額表 
  階 層 区 分
対象患者別の一部自己負担の月額限度額
生計中心者が患者本人以外の場合 生計中心者が患者本人の場合 同一生計内に 2人以上の対象患者がいる場合の2人目以降
入院 外来  入院 外来 入院 外来
生計中心者の市町村民税が非課税の場合
0 0 0 0 0 0
生計中心者の前年の所得税が非課税の場合
 4,500  2,250   2,250  1,120  450  220
生計中心者の前年の所得税課税年額が5,000円以下の場合
  6,900  3,450  3,450  1,720  690  340
生計中心者の前年の所得税課税年額が5,001〜15,000円の場合
  8,500   4,250  4,250 2,120 850  420
生計中心者の前年の所得税課税年額が15,001〜40,000円の場合
11,000   5,500   5,500  2,750   1,100 550
生計中心者の前年の所得税課税年額が40,001〜70,000円の場合
 18,700  9,350   9,350   4,670  1,870  930
生計中心者の前年の所得税課税年額が70,001円以上の場合
 23,100  11,550  11,550   5,770  2,310  1,150
申請の手続き
事前に保健所で必要な書類を受け取り、次のとおり申請手続きを行ってください。
◎必要書類等
  1. 特定疾患医療受給者証交付申請書
  2. 同意書(臨床調査個人票の研究利用及び保険者への照会)
  3. 臨床調査個人票(医師の診断書)
  4. 「生計中心者」の所得税区分を確認する書類
    • 前年の源泉徴収票又は確定申告書の写し
    • 当年度の住民税の課税証明書
  5. 保険者への所得区分照会に必要な書類
    • 被用者保険:被保険者の市町村民税(非)課税証明書
    • 国民健康保険組合:市町村民税所得課税証明書
    • 【持っている方のみ】
      • 高額療養費に関する「限度額適用認定証」「限度額適用・標準負担額減額認定証」の写し
  6. その他
    • 世帯全員の住民票
    • 身体障害者手帳(持っている方のみ)
◎その他持参する物
健康保険証
認めの印鑑
◎注意事項
 
結果が分かるのは申請した翌月の月末から翌々月になります。
承認されたら保健所が申請を受け付けた日が医療費助成の開始日となります。
 <難 病> 相談、患者・家族の集い、交流会について
難病の患者・家族の方に対し、保健所では次のような相談窓口を開いています。
病気に関すること、生活に関すること何でもご相談ください。

*難病相談:保健師や栄養士が相談に応じています。

*訪問相談:保健師等がご自宅に伺い、相談に応じています。

*医療相談会・講演会
  病気ごとに、専門の先生等を呼んで講演会や相談会を行っています。
  開催日や内容はお問い合わせください。

*患者・家族の集い、交流会
  保健所では病気ごとに交流会を開いたり、患者・家族会を支援しています。    

※詳しくは次にお問い合わせください。
  都城保健所 健康づくり課 疾病対策担当 特定疾患担当 
  TEL.0986-23-4504