大小あわせて311基の古墳が集まる西都市の西都原古墳群。春は桜と菜の花、秋は一面のコスモスと季節ごとに美しい景観をみせるこの地には、三世紀から始まる古代のロマンがあふれています。緑の芝生に覆われた小路を散策しながら、神話の時代に思いをはせてみてください。
（撮影:黒木一明）

西都原は、好きな場所の一つで、家族でよくでかけます。公園内にある広場で子供とキャッチボールをしたり、弁当を食べたりのんびりと楽しんでいます。芝生に寝転んでたくさんの古墳や空を眺めていると、「ひょっとしたら古代の人々も同じ景色をみていたのかな」と不思議な気持ちになってきます。

太古のロマンを秘め、悠久の眠りにつく古墳群やそれを静かに見守り続けてきた自然は、次の世代に残していく宮崎の「宝」です。

古墳群や記紀神話のゆかりの地を訪ねて行くと、西都原を中心とした古代宮崎のクニの姿、神話との関わりなど想像を刺激してくれます。今度、西都原に行くときは、「記紀の道」をゆっくりと散策してみようと思います。（孝）

STAFF
Producer:益留孝一
Director:山出潤一郎
Designer:田中道博・江川俊幸
Editor:山内由里
Photographer:芥川仁・黒木一明・深澤猛志