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県広報みやざき

健康レポート

性感染症について

 皆さんは性感染症について、正しい知識を持っていますか。
 性感染症は、性的な接触が原因となって、直接ヒトからヒトへ感染するさまざまな疾患の総称です。英語では(sexually transmitted diseases)でSTDとも略され、性行為により誰でも感染する可能性があります。
 主な疾患としては、性器クラミジアをはじめ淋病、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV感染などがあります。感染の原因は、細菌やウイルス、寄生虫などの病原体で、感染者の精液、膣分泌液、尿、血液中などに存在しており、性行為により性器、肛門、口、のどなどの粘膜に接触することで感染します。
 最近では、若い世代を中心にまん延していることが、社会的にも問題になっています。性感染症の中でも、性器クラミジア、淋病は感染者が多く、特に性器クラミジアについては、若い女性の間で感染が広がっています。この感染症は自覚症状が出ない場合が多いため、気づかないままに感染を拡大させる危険性があり、病気が進行してしまうと最悪の場合、不妊や子宮外妊娠の原因となる可能性があります。
 性感染症の予防には、コンドームを正しく使用することが大変有効です。自分と自分の大切な人を守るために、コンドームを正しく使用した”セーファーセックス“(より安全なセックス)を心がけましょう。
 また、早期発見、早期治療は自分自身や感染拡大の防止のうえでも大変重要です。性感染症について少しでも心配や不安をお持ちの方は、県内の保健所で、無料・匿名でHIVなどの検査や相談を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
 性感染症は一人ひとりの心がけで予防できます。自分の大切な人、そして自分自身を守るために、性感染症についてしっかりと考えてみましょう。

 健康増進課   0985(26)7078

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