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県広報みやざき

−常在危機− 安全・安心へのココロがけ
口蹄疫の発生から1年
 昨年の4月20日に発生した口蹄疫は、畜産業や関連産業のみならず、商業や観光・物産、運送業など、県内のさまざまな分野に大きな影響をもたらしました。8月27日には終息宣言がなされましたが、口蹄疫の残した傷跡は大きく、発生から1年あまり経った現在でも、経営を再開した農場は発生前の約半数にとどまっています。
口蹄疫の現状
 宮崎県においては、口蹄疫は昨年7月4日を最後に発生していませんが、韓国では昨年の11月から大発生し、未だに終息していません。また今年になって中国や台湾、ロシアでも発生が伝えられるなど、日本の周辺国では口蹄疫の発生が続いています。人や物の往来が活発な現代では、口蹄疫は日本国内においても、いつでもどこでも発生する可能性があります。
再発防止への取り組み
 県では、家畜防疫対策室を設置し、新たな「宮崎県口蹄疫防疫マニュアル」を策定するなどの対策を進めています。また、口蹄疫の発生から1年を経過することから、4月を「口蹄疫特別防疫月間」と定め、4月18〜20日には防疫実働演習や消毒演習を実施しました。
 さらに、毎月20日を「県内一斉消毒の日」と定め、家畜防疫の基本である消毒の徹底を呼びかけています。
 口蹄疫の発生を防ぐためには、普段からの徹底した防疫体制の確立が必要となります。県では、二度と口蹄疫を発生させないために、今後も出来うる限りの対策に取り組んでまいりますので、県民の皆さま、とりわけ畜産農家の皆さまの防疫の徹底をお願いします。
防疫実働演習(4月19日:県庁)消毒ポイントでの消毒訓練(4月20日:宮崎市)
畜産農家の皆さまへのお願い
 大切な家畜を口蹄疫から守るために、次の点に注意してください。
○ウイルスの侵入防止を図りましょう。
(1) 農場に外部から人や車両を入れないようにしましょう。やむを得ず入場させる場合には、必ず日時や氏名などの記録を残しましょう。
(2) 農場出入り口での人・車両の消毒を徹底しましょう。
(3) 農場専用の作業着と長靴を用意しましょう。
(4) 畜舎出入り口には長靴の踏み込み消毒槽を常に設置し、汚れたらすぐに新しい消毒薬と交換しましょう。
消毒槽の設置例
○早期発見・通報のために
(1) 家畜の病気に対する知識を深めましょう。
(2) 日頃から家畜をよく観察し、健康状態を記録しましょう。
(3) 家畜に異常が認められた場合は、かかりつけの獣医師や家畜保健衛生所に連絡しましょう。
海外旅行で口蹄疫の発生国へ行かれる皆さまへのお願い
 口蹄疫ウイルスを国内に侵入させないために、次の点に注意してください。
(1) 家畜を飼育している農場には近付かないようにしましょう。
(2) やむを得ず畜産農場に立ち入ったり、家畜に接触した場合には、ウイルスが人や物に付着しているおそれがあるので、確実に消毒マットで靴底を消毒し、帰国後少なくとも1週間以内は家畜や畜産農場に近付かないようにしましょう。
(3) 肉や肉加工製品をお土産などで持ち帰ることは原則としてできません。
問畜産・口蹄疫復興対策局
電話0985(26)7138
宮崎県 口蹄疫を検索

県防災・防犯メールの活用
 県では、県防災・防犯メールを活用し、国内外での口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザの発生情報をメールでお知らせするサービスを実施しています。気象情報や、災害時の避難情報とあわせて、ぜひ、ご活用ください。
※メール配信を希望される方は、下記のアドレスまたはQRコードからアクセスし、登録を行ってください。
https://www.fastalarm.jp/miyazaki/
(入会料や年会費などは無料ですが、パケット通信料は自己負担です。)

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