
地球温暖化は、異常気象などにより私たちの生活に影響をもたらしています。
かけがえのない地球、恵み豊かな宮崎の環境を未来に引き継ぐため、県民、団体、事業者、行政などが一体となって、地球温暖化に向けた取り組みを進めていかなければなりません。
地球温暖化を止めるためには、一人ひとりが自らのライフスタイルを見直すことで、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス(※)の排出を抑制していくことが大切です。
※温室効果ガスとは、温室効果を起こす気体の総称で、二酸化炭素・メタン・代替フロン類などのことです。

県内では、年間約3億4千万枚のレジ袋が使用されており、レジ袋を製造、廃棄焼却する際に排出される二酸化炭素は、約2万トンになると推計されています。
これまで、県では、二酸化炭素の排出を抑制するため、グリーン店舗事業やマイバッグキャンペーンなどさまざまな事業に取り組んできました。
しかし、マイバッグキャンペーンの取り組み期間中でも、マイバッグ持参率は、22.5%程度にとどまっています。
このため、県では、地球温暖化対策の一環として、県下一斉で、レジ袋の無料配布の中止(有料化)による削減に取り組んでいくため、スーパーマーケット、消費者団体、県、市町村などで構成するレジ袋ゼロ作戦推進協議会を4月27日に設立し、協議を行っています。

今年の2〜3月に「県民意識調査」を実施した結果、地球温暖化対策として、42%の方が、「買い物の時にはマイバッグを利用するなどしてレジ袋をもらわない」と回答されており、県民の皆さんが、地球温暖化対策や、レジ袋に対する関心が高いことがわかります。


地球温暖化などの環境問題を解決していくには、私たち一人ひとりの環境保全に対する意識を高めていくとともに、行政のみならず、県民、団体、事業者の皆さんが一体となって積極的に環境保全活動に取り組んでいく必要があります。
レジ袋を断ることは、私たち消費者が自らの意志で取り組むことができる、日常生活の中で最も身近な地球温暖化対策です。
レジ袋の無料配布の中止について、皆さんのご理解、ご協力をお願いします。
■よくある質問
質問 |
答え |
どうしてレジ袋の無料配布を中止するのですか。 |
無料配布を中止することでレジ袋の使用量が減り、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が削減されるとともにごみの減量化も推進されるからです。 |
レジ袋1枚でどれくらいの二酸化炭素が削減されるのですか。 |
やや大きめのレジ袋の場合、製造の際、約30g、焼却される際、約30g、合わせて約60gが削減されます。 |
レジ袋を削減することで何トンの二酸化炭素が削減されるのですか。 |
仮に県内のスーパーマーケットなどでレジ袋の辞退率が平均して80%になれば、年間約1万6千トンの二酸化炭素が削減されます。 |
環境管理課
0985(26)7085