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県広報みやざき


安易な「時間外受診」の自粛徹底のお願い

県立延岡病院救命救急センター 医師不足が深刻化する中、「休日(夜間)の方が空いているから」、「平日や日中は用事があるから」といった安易な理由で時間外受診をする、いわゆる「コンビニ受診」の増加が、医療現場に深刻な影響を与えています。
 これらは、疲弊した医師の退職など、医療提供体制の崩壊に直結する極めて深刻な問題です。


時間外の診療体制

 時間外(休日・夜間)の診療体制は、あくまで「緊急事態に備えた少人数の体制」です。
 そこに緊急性のない患者さんが次々と訪れると、一刻を争う重症救急患者さんの対応ができなくなります。
 また、医師の負担がますます大きく、過度なものとなり、医師の離職といった悪循環につながります。


かかりつけ医の促進

 かかりつけ医とは、皆さんが普段から受診することで、信頼関係を持ち、さらには、日ごろからの健康管理や、救急時の診療を行う「地域の医師」のことです。
 かかりつけ医に自分の病歴や体質を知ってもらえれば、救急時にも安心して診療してもらうことができます。
 また、日ごろから健康管理をしてもらうことによって、病気の予防、早期発見、早期治療につながります。


皆で支える救急医療

 地域の救急医療体制を守るためには、県民の皆さん一人ひとりが「適正受診」を心掛けることが不可欠です。平日や日中に受診可能な方は、必ず平日や日中の受診をお願いします。

 医療薬務課 0985(26)7055


宮崎県の救急医療体制
初期救急医療施設
 主として入院治療を必要としない軽度の救急患者の治療を行います。
かかりつけ医
在宅当番医
休日夜間急患センター等
宮崎市夜間急病センター、都城救急医療センター、延岡市夜間急病センター、日南市初期夜間急病センター、日向市初期救急診療所、西都医師会病院
2次救急医療施設(救急告示施設)
 休日、夜間における入院治療を必要とする重症救急患者の医療を行います。
宮崎県北部医療圏
日向入郷医療圏
宮崎東諸県医療圏
西都児湯医療圏
日南串間医療圏
都城北諸県医療圏
西諸医療圏
  9施設
8施設
20施設
6施設
4施設
12施設
5施設
3次救急医療施設
 初期、2次救急医療施設からの転送患者を受け入れる施設(最後の砦)であり、高度の検査・手術を要する重篤(症状が著しく重い)救急患者の救命医療を行います。
救命救急センター等
県立宮崎病院、県立延岡病院、宮崎大学医学部附属病院(救急部)

小児救急医療電話相談
 小児科医の支援体制のもとに、看護師が相談に応じる電話相談です。夜間の子どもの急病時、病院へ行った方が良いかどうか判断に迷った時にご利用ください。

 この電話相談にかかってきた電話のうち、実際に病院に行く必要があったのは約20%だったというデータもあります。
 救急医療機関を受診する前に、まずは電話してみてください。
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