1 職業
(1)宮崎県
■3割近く減少した管理的職業従事者
平成12年の15歳以上就業者566,981人の職業大分類別就業者数は、生産工程・労務作業者が158,877人と最も多く、次いで事務従事者が92,318人、専門的・技術的職業従事者が73,231人、販売従事者が72,626人、農林漁業作業者が72,570人等となっています。
平成7年と比べると、最も増加の割合が高かったのはサービス職業従事者の11.6%で、次いで保安職業従事者の8.6%、専門的・技術的職業従事者の7.0%等となっています。一方、最も減少の割合が高かったのは管理的職業従事者の27.3%で、次いで農林漁業作業者の16.0%、運輸・通信従事者の6.5%等となっています。(表1−1、図1−1)

■就業者全体に占める農林漁業作業者の割合が更に低下
平成12年の就業者全体に占める職業別割合は、生産工程・労務作業者が28.1%と最も高く、次いで事務従事者が16.3%、専門的・技術的職業従事者が13.0%、販売従事者と農林漁業作業者が12.8%等となっています。
その推移を昭和40年からみると、一貫して低下しているのは農林漁業作業者で、昭和40年には44.1%と全職業中最も割合が高かったのが、平成12年には12.8%まで低下し、販売従事者と並び全職業中4番目となっています。
一方で上昇を続けているのは、専門的・技術的職業従事者、事務従事者及びサービス職業従事者で、昭和40年にそれぞれ5.4%、8.9%、4.9%だったのが、平成12年には13.0%、16.3%、9.1%と2倍前後に上昇しています。
また、生産工程・労務作業者は今回初めて割合が低下したものの、昭和55年以降は全職業中最も割合が高くなっています。(表1−2、図1−2)
表1-2 宮崎県の就業者(大分類)別割合の推移−昭和45年〜平成12年
■就業時間が長いのは運輸・通信従事者、短いのは事務従事者
平成12年の就業者の平均週間就業時間は43.1時間で、職業大分類別にみると、運輸・通信従事者が50.2時間と最も長く、次いで販売従事者が46.1時間、保安職業従事者が45.4時間となっています。なお、最も短いのは事務従事者の39.7時間となっています。
平均週間就業時間を男女別にみると、男性は46.8時間、女性は38.5時間となっています。更に職業大分類別にみると、男性では販売従事者と運輸・通信従事者が50.6時間、女性では保安職業従事者が41.7時間と最も長くなっています。(表1−3)
| 就業者総数 1) | 専門的・技術的職業従事者 | 管理的職業従事者 | 事務従事者 | 販売従事者 | サービス職業従事者 | 保安職業従事者 | 農林漁業作業者 | 運輸・通信従事者 | 生産工程・労務作業者 | |
| 総数 | 43.1 | 43.3 | 44.7 | 39.7 | 46.1 | 41.6 | 45.4 | 42.1 | 50.2 | 43.2 |
| 男性 | 46.8 | 46.4 | 45.5 | 43.8 | 50.6 | 49.2 | 45.6 | 44.4 | 50.6 | 46.4 |
| 女性 | 38.5 | 40.2 | 38.0 | 37.8 | 39.7 | 38.2 | 41.7 | 39.2 | 40.9 | 37.2 |
1) 「分類不能の職業」を含む
■女子の割合が高いのは事務従事者、サービス職業従事者
平成12年の職業別就業者の男女別割合をみると、管理的職業従事者、保安職業従事者、運輸・通信従事者は男性がほとんどを占めています。一方、事務従事者、サービス職業従事者は女性が比較的多くを占めています。(表1−4、図1−3)
男女、年齢別割合をみると、農林漁業作業者は、男性は60代〜70代前半、女性は50代〜70代前半が高くなっています。その他、管理的職業従事者は、男性は40代後半〜60代前半、女性は40代後半〜60代で、サービス職業従事者は、男性は20代、女性は40代前半〜50代前半が高くなっています。また、保安職業従事者の女性は20代が特に高く、5割以上を占めています。(表1−5)
| 男女 | 就業者総数 1) | 専門的・技術的職業従事者 | 管理的職業従事者 | 事務従事者 | 販売従事者 | サービス職業従事者 | 保安職業従事者 | 農林漁業作業者 | 運輸・通信従事者 | 生産工程・労務作業者 |
| 総数 | 565,479 | 73,231 | 14,365 | 92,318 | 72,626 | 51,738 | 9,685 | 72,570 | 20,069 | 158,877 |
| 男 | 310,685 | 35,573 | 12,778 | 30,443 | 42,559 | 15,785 | 9,260 | 40,816 | 19,076 | 104,395 |
| 女 | 254,794 | 37,658 | 1,587 | 61,875 | 30,067 | 35,953 | 425 | 31,754 | 993 | 54,482 |
| 総数 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
| 男 | 54.9 | 48.6 | 89.0 | 33.0 | 58.6 | 30.5 | 95.6 | 56.2 | 95.1 | 65.7 |
| 女 | 45.1 | 51.4 | 11.0 | 67.0 | 41.4 | 69.5 | 4.4 | 43.8 | 4.9 | 34.3 |
1) 「分類不能の職業」を除く
表1-5 職業(大分類)別就業者の男女、年齢(5歳階級)別割合
(2)市町村
■他市と比べて高い宮崎市の事務従事者、販売従事者
○市別
平成12年の市別の職業別割合をみると、他市と比べて宮崎市では事務従事者と販売従事者が高くなっています。その他、延岡市、日向市では生産工程・労務作業者が、小林市、串間市、西都市、えびの市では農林漁業作業者が高くなっています。また、えびの市では保安職業従事者が高くなっています。(図1−4、表1−6)
平成7年〜12年の15歳以上就業者の職業別増減率をみると、サービス職業従事者が全市で上昇しているほか、専門的・技術的職業従事者と事務従事者が9市中7市で、保安職業従事者が6市で上昇しています。一方、管理的職業従事者、農林漁業作業者、運輸・通信従事者、生産工程・労務作業者が全市で低下しているほか、販売従事者は8市で低下しています。(表1−10)

| 市名 | 就業者総数 1) | 専門的・技術的職業従事者 | 管理的職業従事者 | 事務従事者 | 販売従事者 | サービス職業従事者 | 保安職業従事者 | 農林漁業作業者 | 運輸・通信従事者 | 生産工程・労務作業者 |
| 宮崎市 | 100.0 | 16.0 | 3.3 | 21.3 | 17.6 | 11.1 | 1.6 | 4.0 | 3.2 | 22.0 |
| 都城市 | 100.0 | 13.7 | 2.6 | 16.1 | 14.0 | 9.0 | 2.4 | 8.7 | 3.8 | 29.7 |
| 延岡市 | 100.0 | 13.5 | 2.6 | 16.7 | 13.9 | 9.3 | 1.1 | 4.0 | 3.4 | 35.5 |
| 日南市 | 100.0 | 13.1 | 2.6 | 16.2 | 12.4 | 9.8 | 1.4 | 10.7 | 4.3 | 29.6 |
| 小林市 | 100.0 | 12.5 | 2.3 | 13.3 | 11.3 | 8.9 | 2.6 | 20.2 | 3.0 | 25.9 |
| 日向市 | 100.0 | 13.2 | 2.6 | 15.4 | 13.6 | 9.2 | 1.0 | 5.5 | 4.2 | 35.2 |
| 串間市 | 100.0 | 10.2 | 2.3 | 12.9 | 9.0 | 8.2 | 2.5 | 27.9 | 3.2 | 23.8 |
| 西都市 | 100.0 | 9.2 | 1.9 | 12.5 | 9.6 | 7.8 | 1.3 | 26.6 | 3.1 | 28.0 |
| えびの市 | 100.0 | 9.8 | 1.7 | 12.5 | 7.8 | 8.1 | 5.2 | 25.3 | 2.8 | 26.7 |
1) 「分類不能の職業」を除く
○郡(町村)別
次に郡別の職業別割合を他郡と比べてみると、宮崎郡では専門的・技術的職業従事者、事務従事者及び販売従事者が高くなっています。その他、南那珂郡では運輸・通信従事者が、北諸県郡と東臼杵郡では生産工程・労務作業者が、西諸県郡と西臼杵郡では農林漁業作業者が、児湯郡では保安職業従事者がそれぞれ高くなっています。(図1−5、表1−7)
平成7年〜12年の15歳以上就業者の職業別増減率をみると、サービス職業従事者が35町村中34町村で上昇しているほか保安職業従事者が28町村で、事務従事者が26町村で上昇しています。一方、農林漁業作業者が全町村で低下しているほか、生産工程・労務作業者が30町村で、管理的職業従事者が27町村で低下しています。(表1−10)
| 郡名 | 就業者総数 1) | 専門的・技術的職業従事者 | 管理的職業従事者 | 事務従事者 | 販売従事者 | サービス職業従事者 | 保安職業従事者 | 農林漁業作業者 | 運輸・通信従事者 | 生産工程・労務作業者 |
| 宮崎郡 | 100.0 | 13.6 | 1.9 | 16.1 | 11.4 | 8.9 | 1.6 | 13.1 | 3.1 | 30.2 |
| 南那珂郡 | 100.0 | 8.8 | 2.3 | 13.0 | 8.6 | 9.0 | 0.8 | 23.3 | 7.9 | 26.3 |
| 北諸県郡 | 100.0 | 11.0 | 2.1 | 13.3 | 9.6 | 7.3 | 0.8 | 18.6 | 4.3 | 33.0 |
| 西諸県郡 | 100.0 | 9.3 | 2.1 | 11.6 | 7.3 | 6.8 | 0.9 | 31.6 | 3.0 | 27.4 |
| 東諸県郡 | 100.0 | 9.5 | 2.0 | 13.8 | 9.4 | 8.0 | 0.9 | 22.1 | 3.5 | 30.7 |
| 児湯郡 | 100.0 | 10.3 | 2.0 | 12.9 | 9.4 | 7.6 | 4.0 | 23.1 | 3.8 | 26.9 |
| 東臼杵郡 | 100.0 | 10.2 | 2.3 | 13.0 | 7.9 | 7.1 | 0.5 | 22.9 | 3.7 | 32.2 |
| 西臼杵郡 | 100.0 | 10.7 | 2.3 | 12.9 | 7.9 | 7.4 | 0.6 | 32.1 | 2.9 | 23.2 |
1) 「分類不能の職業」を除く
表1-8 職業(大分類)別15歳以上就業者数−市町村(平成12年)
表1-9 職業(大分類)別15歳以上就業者数−市町村(平成7年)
表1-10 職業(大分類)別15歳以上就業者の増減率−市町村(平成7〜12年)