ホーム > 県営電気事業実施の意義
平成26年4月1日更新
県営電気事業実施の意義
企業局の行う電気事業には、次のような意義があります。1.本県の恵まれた水資源の有効活用
本県の年間平均降水量は、2,500mm程度であり、全国でも有数の降水量となっています。
企業局では、宮崎県民の資産であるこの恵まれた水資源を有効活用し、水力発電事業を経営するとともに、その事業活動を通じ、地域経済の発展に寄与しています。
2.県民生活に不可欠な電力の供給
企業局の発電した電力は、全て九州電力株式会社に売電しています。
企業局が九州電力株式会社に1年間に供給する電力量(約5億kWh)は、県内の一般家庭で年間に消費される全ての電力量の約3割になります。
3.純国産・再生可能エネルギーの担い手
水力発電は、本県の自然条件に適した再生可能エネルギーです。また、火力発電など他の発電に比べ二酸化炭素排出量がほとんどなく、環境価値も高いことから、地球温暖化防止対策に貢献しています。
企業局が供給した電力による二酸化炭素の削減効果を試算すると、石炭火力発電に比較して約47万トンを削減できることになります。
また、水力発電は同時に純国産エネルギーであることから、原子力・石炭・天然ガス等、他の石油代替エネルギーに比べて、わが国のエネルギー・セキュリティ(*)の観点からも優れた特性を有しています。
(*)エネルギー・セキュリティ=国家の経済を支え、また国家の安全保障と大きく結びついているエネルギーの、安定的かつ合理的な供給が保障されている状態のことを言います。