第2回宮崎県立高等学校再編整備西諸県地区部会議事概要

(西諸県地区専門高校の再編整備について)
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  1. 日時

    平成16年7月27日(金) 9時30分〜12時00分
  2. 場所

    西諸県農業改良普及センター
  3. 議題

    専門高校の特色作りについて
  4. 出席者

    • 委員:委員名簿はこちら
      委員23名
    • 事務局:
      隈元教育次長、平田学校教育課長、飛田主幹兼高校係長、中村主幹兼職業教育係長、西諸県教育務所長、その他事務局員
  5. 概要

    産業教育審議会答申について
    (委員)
    専門教科25単位は全体の何パーセントか。
    (事務局)
    74単位が卒業の単位。通常は90単位以上である。その内の25単位である。
    (委員)
    普通教科、選択教科、専門教科の学年的な割合はどうか。
    (事務局)
    基本的には学年があがるにつれて、専門、選択が増える。
    (委員)
    従来の専門高校と比較して、それぞれにねらいがあると思うが、総合制のねらいは、例えば起業家の育成であるとか、そんなねらいがあるのか。
    (事務局)
    それぞれの地域のニーズによって考え方が違う。情報教育を充実させたいなど、色々考えられる。そういうことの意見を色々検討しながら作っていきたい。その協議をするのがこの場であると考えている。
    (委員)
    インターンシップの充実というとことが出てくるが、インターンシップについて詳しい説明をお願いしたい。単位認定は今後すると書いてあるが、今までなかったのか。
    (事務局)
    職場体験のことである。中学校から始まっており1日〜2日程度、高校は3〜4日やっている。将来就きたい仕事と関連させたところへ行っている。働くことの意義を体験を通して学ぶ。専門高校は全て実施。単位としては認めていない。流れとしては、日本版デュアルシステムという形で単位として認めているところもある。

    ○再編成後の専門高校像について
    (委員)
    入学試験が近づくと、3年生は面接を練習する。質問は何故希望するのか、合格したらどういうことをがんばりたいかといったことだが、介護福祉士といった資格を取りたいという答えが多い。再編後は資格取得についてはどのように充実すると考えていくのか。
    (事務局)
    基本的には従来と変わらない。従来と変わらない資格取得に努めていく学校と考えてもらってよい。


    ○西諸県地区における総合制専門高校の在り方について
    (委員)

    従来の高校から専門高校へという流れが昭和40年代にあった。その時代、小林高校には、普通科、商業科、農業科、家庭科があった。同じようなことを繰り返しているのではないかという感じがする。社会のニーズに充分応えるという再編でなくてはいけない。現代社会はあまり専門性をもとめていないのでは。雇用する場合に、何でもできる、安い、手軽に雇えるといったことを望む傾向にあるのではないか。卒業生にも、専門性を生かしていない就職をしている子どもが多々見られる。フリーターも増加している。そこで、専門性に充分重きを置いた、そして卒業時に私しかなれないといった卒業生を送り出せる学校にして欲しい。資格のある、スペシャリストを育てる高校にして欲しい。
    (委員)
    今いわれたような傾向は確かにある。90%以上が大学にいく時代である。そういう大学生がアルバイトでもいいからという。大卒にはそれなりに対応する必要があるので、高卒の方が雇いやすい。大学を出ているのに仕事に就けないというところが地方ではある。本当に専門的な知識や技術を生かした就職は西諸では難しい。クレーンの玉がけの講習会を開いたが、定員50人に対して20人しか集まらなかった。西諸県地区にどういう専門性が必要かということの問題もある。コンピュータを覚えるといったことも必要かもしれないが、むしろ人間性を充実した基礎的な力を付けて欲しいというところがある。
    (委員)
    この答申を見たとき、オールマイティーの人間を育てる学校のような気がする。専門性をもっと充実させて欲しい。普通科との違いが曖昧になっているように思う。もう少し地域に密着した学校を作っていく方がよい。高原には県の畜産研究所もあるので色々と連携して特色を出したり、観光農園等もあるので企業との連携など特色を出して欲しい。偏差値によって就学先を振り分けたりせず、先生方が子どもの適性を見て指導して欲しい。一芸を極めるようなスペシャリストを育てて欲しい。大学希望者については普通科でいいと思う。
    (委員)
    地域への密着という話があるが、県内に残るものと県外に出るものの比率はどうか。県外が多いと思うが、地域に密着した学科が作れるか。
    (事務局)
    工業高校は、6割が就職で県内と県外はほぼ半々で若干県外が多い。
    (事務局)
    商業高校は、6〜7割が就職で、3〜4割が進学。89名の就職者の内、56人が県内でそのうち市内は48人、県外は33人である。
    (事務局)
    高原高校は、7〜8割が就職、県内希望が多いが半々である。また、農業については40人の内、5,6名程度の就農である。
    (委員)
    福祉の時代といわれている。三世代の構成の目的は、親や祖父母を大切にする心を育てることだが、心の問題が今欠けているので、そのようなシステムをおいた福祉学科の教育も必要である。職場体験も必要で大事である。高原高校生がヘルパー実習にきているが、非常に勉強になったという実感を述べている。現場にふれるという体験が重要である。専門高校というカラーを出して、インターンシップに力点をおいた、卒業して即戦力となる教育も必要である。
    (委員)
    フリーターの話が出たが、フリーター対策が必要である。一旦、就職してもすぐにやめる子どもが多いと聞いている。企業もそのあたりを利用しているのではないか。子ども達の意識の問題や部活動を通して精神面の耐性をつけることも大切ではないか。インターンシップの3,4日というのも日数が足りないのではないか。
    (委員)
    精神力を鍛えるということから、部活動を推進している。中学校の時には、しっかり自分の目標を定めることが大切ではないか。高校に入って進路を決めるようでは遅い。
    (委員)
    職場体験は必要である。インターンシップは長くする必要があるし、それは専門高校の特色を生かした方法になると考える。
    (委員)
    職場体験学習は大切である。「職業人に聞く」という取組をしている。病院に勤めているが、病院は資格社会であり資格がなければ働けない。今の子どもは将来何になりたいかというのが決まっている子どももいれば決まってない子どももおり、総合制専門高校の在り方という中で、本来なら何になりたいかという夢を持ちながらその高校を選んでいくというのが考え方であろう。しかし、家庭の親もしっかりしないと子どもの進路も決めきられないといった状況にあると思う。 西諸県地区の専門高校にないのが都城地区にあるなど、学科の問題は居住する地域だけの問題ではなく、他の学校の設置学科とも関連して考える必要がある。 西諸のよさを生かした特色のある専門高校作りが必要である。
    (委員)
    専門高校は資格が取れることがすごくいいことである。専門性を生かした特色ある学校を作っていく必要があると考える。娘は商業を卒業してほとんど全ての資格を取り、今は職場の上司にパソコンを教えている。資格がとれる専門校はやはりいいと思う。資格を取って手に職を持ちたいという希望は多い。

    ○学科構成について
    (委員)
    3校それぞれに特色が見られる。西諸県地区の子ども達がどのように進んでいくのか、その根拠、バックデータを教えてほしい。
    (事務局)
    工業高校については、具体的なバックデータはない。中学生の体験入学、地域の保護者からの話を参考にした。入試の倍率もあるが、かなり調整されてくるのであまり考慮していない。
    (事務局)
    商業高校は、これまでの経緯を踏まえ、全県的に配置されてきた学科の状況を考えると、工業2、商業2、農業1、福祉1が適正と考えた。
    (事務局)
    高原高校は現在の学校構成で考えていたが、その延長線上で考えるのではなく、全く新しいものを作り出すという視点で考えた。各学校の既存の学科に加え、情報と家庭を入れた。(高原高校)
    (事務局)
    人口動態、商工業の動向、市町村の総合計画、産業構造等の変化をみながら専門部会で協議した。
    (委員)
    男女の構成についてはどう考えているか。
    (事務局)
    工業高校は、環境デザインの中に女子が入ると見込んでいる。
    (事務局)
    商業高校はどちらかというと商業は女子が多いが、年々男子が増加していく傾向にある。だいたい4つの学科でほぼ等しくなると考えている。
    (事務局)
    高原高校は女子が多くなると想定されるのは、福祉と生活デザイン、情報は半々である。後は男子が多いので、全体としては半々になると想定している。
    (委員)
    各校の特徴が出ている。農業と福祉は各校とも一つずつ入れてある。思い切って他の学科も入れていただいてはと思う。事務局としては、学級数は6学級と考えているのか。
    (事務局)
    最終的には6学級でお願いしたい。
    (委員)
    6学級をみて、少子化を切実に感じる。例えば化学が消えてしまったとした時、化学を学びたい、あるいは畜産をやりたいという子ども達もいると思うが、その場合はどうなるのか。都城など近隣学校との関連はどうか。
    (事務局)
    今後の産業教育や職業教育はどうあるべきかという全県的な視野に立って考えることは必要であると考えている。

    ○学科構成について
    (委員)
    教職員の数は少なくなると思われるが、その中で充分な専門的な教育はできるのか。
    (事務局)
    3学級と2学級では職員は配置が10名ほど違ってくる。そのためにも3学級とする再編成が必要である。
    (委員)
    高原では350名が3科の中で学んでいる。約半分の150名ほどが都城、北諸からきている。この会には都城、北諸の方は来ていないようである。いろんなところから意見を聞きながら進めるのが一番である。どこに統合されても西諸は一つなので、あそこの高校だったら将来の農業の担い手としてすばらしいといえる学校を考えて欲しい。
    (委員長)
    都北地区からの声については事務局でなんらかの対応したい。都城など他地区から通うということについてはどうか。
    (委員)
    車で5分くらいの高崎に住んでいるが、地域としては、保護者としては、高原に高校を残して欲しいと考えている。
    (委員)
    各高校が示された学科にはコースや選択教科が設けてあるが、コースを増やし選択教科を増やすと時数が増え、人員が増えることになるが大丈夫か。
    (委員長)
    そのような問題が出てくるが、その後の問題については事務局が行うので、予算等は抜きにして思いを語っていただきたい。
    (委員)
    ニーズに応じて学科削減をしてはどうか。徐々に減らしてはどうか。急に減らすと子ども達の選択肢がなくなるのではないか。
    (事務局)
    生徒の減少に合わせて案を作っているが、今まであった学科がなくなるということは考えられるので、コースとして残すなどの案が考えられている。
    (委員)
    定員割れしてる学科と倍率が高い学科とがある。そういうことも考慮して案を作っているのか。定員割れしているところは将来残す必要はないし、高いところは2クラスにしていいのではないか。
    (事務局)
    ニーズの勘案は大事であるが、こういう教育をしたいという方向性を考えた検討がなされていると考える。
    (委員)
    進路指導の問題を考える必要がある。フリーターを出さないためにも、小中高一貫して充実していくことが必要、またそのための支援が必要。文部科学省が心のノートを出している。これは、生き方教育の充実だろうと思う。人生観を確立してやることが、一人一人の夢とか目標に影響がある。目標を設定してはじめて、自分は自分の人生の中でどこをどのように変えていかなければならないのかがわかるが、それがなければ選択しようがない。 一人一人の児童生徒の性格とか個性とか特性とかをしっかり見つめて、その中で自分が進んでいく道が決まらなければならない。私は生き方教育の充実だろうと考える。そういったものに照らして、高校教育ができていかなければならない。基礎段階ではどういうことが一番ポイントになるのか。高等教育ではどういうことか、そして実社会ではどういうことか、そういうことをしっかり押さえておく必要がある。
    (委員)
    学科改編は6学級ということで進んでいるが、現在9学級あり、平成20年度で8学級になり、平成23年度に6学級になる。今、9学級あるのに、いきなり6学級になって、これをどう考えますかといわれても意味が分からない。考え方を聞かせてほしい。
    (事務局)
    第3回目の議論の中心になると考えている。いつ頃、どのように、どこにということが必要になってくる思うが、その方法については、具体的な案は現在ないので第3回で伺いたい。
    (委員)
    県の施策の中で西諸県地区をどのような位置づけとして考えているのか。例えば、西諸県は工業ではなく、農業が中心である。そのような地域の特色を考えながら、県の施策との整合性を考えて欲しい。
    (委員)
    各市町村教育委員会の教育長が見えておられるので、そのような現場の方々の意見を充分吸い上げていただいて学科編成を考えていただきたい。
  6. 宮崎県立高等学校再編整備地区部会設置要綱

    宮崎県立高等学校再編整備地区部会設置要綱はこちらから

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