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各部・支場の研究紹介
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畑作園芸支場

●研究方針

 キャベツ、ホウレンソウ、ニンジン、カンショ、サトイモ、ダイコン等の畑作・露地野菜主要品目について、加工・業務用向けの栽培技術や畑かんを利用した高収量・高品質生産技術、緑肥作物との輪作体系による安定生産技術の開発を重点試験研究課題として取り組みます。

●最近の試験研究成果

@寒玉キャベツ「さつき王」の晩秋まき4〜5月どり出荷技術

 加工・業務向けキャベツについては、加熱調理に適した「寒玉」キャベツの需要が高いことから、品不足となる端境期の4〜5月に出荷可能となる新作型を開発するとともに、適応品種の選定を行い、北・西諸並びに児湯地域において産地化が進みつつあります。

A食用カンショの有望系統選抜

 青果用カンショ(宮崎紅)は、本県の温暖な気候を利用して早堀りが可能なことから、早堀りにおいて収量・品質が確保できる系統を選抜しました。選抜した系統は、ウイルスフリー化され県内各地へ供給されています。

●今後の研究

 加工・業務用野菜産地を築くための生産システムや新技術開発等の研究推進のために競争的資金を活用した共同研究に取り組みます。

@加工・業務用野菜産地を築くための安定生産技術の開発

 大規模な野菜冷凍加工施設の新・増設に伴い、実需者から加工向け野菜の供給要望が増加しています。そのため産地では畑地の集積・大規模化に伴い省力化栽培技術が求められています。ホウレンソウ、キャベツ、サトイモ、ダイコンを対象に品種選定、新たな栽培方法の開発を行います。
サトイモの湛水栽培試験
サトイモの湛水栽培試験

A畑かん利用を前提とした畑作物安定生産技術の開発

 本県畑地帯では畑地かんがい事業が進んでいることから、かんがい用水を活用した露地野菜と緑肥を組み合わせた持続的な輪作体系技術を開発します。
 また、新たな畑地用地下灌漑システムを使用した作物栽培に取り組み、畑地かんがいを活用した安定的な栽培技術の開発を行います。
写真 OPSIS地下かんがいシステム
 

B焼酎原料用カンショの安定生産技術の開発

 「コガネセンガン」は、貯蔵性、加工歩留まりが低い等の課題があります。また、醸造適性の高い品種や機能性成分を含む品種に対する実需者の高い要望があることから、実需者のニーズに合う有望系統・品種の選定及び栽培特性を解明します。
 また、焼酎原料用カンショ栽培は、作業の省力化及び分散化による1戸当たりの栽培面積の拡大が求められています。そこで、植付の早進化、育苗の省力化等が期待される直播栽培技術の確立に向けた試験を行うこととしています。

写真 挿苗(慣行)による定植
挿苗(慣行)による定植
写真 直播き栽培の発芽状況
直播き栽培の発芽状況

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