宮崎県総合農業試験場
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各部・支場の研究紹介
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生物工学部

●研究方針

 バイオテクノロジー分野の技術革新はめざましく、DNAマーカーを用いた優良形質や病虫害抵抗性の選抜、品種判別、RT-PCRによる病害診断技術等が、農業分野において次々に実用化されています。
 また、茎頂培養でのウイルスフリー化や組織培養、葯培養技術の開発により、種苗の大量増殖を行い安定的な優良種苗の供給に貢献しています。
 このような状況の中で、生物工学部では、関係各部・支場と協力しながら、これらの先進技術を積極的に取り入れた研究を展開しています。

●最近の試験研究成果

ピーマン土壌病害抵抗性台木「試交8号」の育成

 試交8号は、土壌病害(青枯病、疫病、PMMoV)抵抗性を付加したピーマンの台木用品種です。青枯病に対しては、'みやざき台木3号'と同程度の強い抵抗性を有しており、また、疫病に対しては、'みやざき台木3号'より強い抵抗性を有しています。また、PMMoV(P1,2)に対しても抵抗性(L3)を有することから、県内で栽培されている「京鈴」や「宮崎グリーン」等のL3タイプの品種に対し、接ぎ木親和性を有しています。 写真 青枯病菌接種試験
稚苗台木に青枯病菌接種2週間後の様子

●今後の研究

@グリーンピーマンでの複合病害虫抵抗性を有する台木育成は継続し、新たに青枯病、疫病、線虫のそれぞれの抵抗性を有する栽培品種について関係研究機関、種苗機関と共同研究を行います。
 更に、大型カラーピーマンの国内初の新品種育成を行います。

A宮崎ブランドとなったマンゴーやポストマンゴーと期待されているライチ等での安定種苗供給のための大量増殖技術開発を行います。

Bかんしょ、花きのラナンキュラス等での選抜系統等の新品目・優良系統のウイルスフリー化、葯培養等による優良種苗の育成を進め、ウイルス外被タンパク質遺伝子を利用した抗体作成でのウイルス検定技術と併せて、効率的種苗供給体制を確立します。

C「ヒノヒカリ」並の熟期の高温登熟耐性の優れた良食味品種、晩生の多収・良質・良食味品種の育成の支援を行い、DNAマーカーを用いた効率的な選抜法を用いて、「ヒノヒカリ」への耐病虫抵抗性遺伝子を導入した同質遺伝子系統群育成を加速化します。


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