掲載開始日:2022年8月22日更新日:2023年2月28日

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オミクロン株対応ワクチンについて

リーフレット

接種を受けられる期間

令和5年3月31日まで

接種対象者について

  • オミクロン株対応ワクチンの接種対象者は、初回接種(1・2回目接種)の完了した12歳以上の方です。
  • ただし、前回のワクチン接種から一定期間経過している必要があります。

接種対象者フロー

使用するワクチン・接種の対象・接種回数・接種間隔・用法用量

ワクチンの種類 対象・接種間隔 接種回数

ファイザー社2価ワクチン

12歳以上・前回の接種から3か月以上の間隔をあける 1回

モデルナ社2価ワクチン

12歳以上・前回の接種から3か月以上の間隔をあける 1回

オミクロン株対応ワクチンを接種した方は、従来型のワクチンを含めその後のワクチン接種を受けることはできません。

接種を受けられる場所

  • 原則として、住民票所在地の市町村(住所地)の医療機関や接種会場で接種を受けます。
  • やむを得ない事情で住民票所在地の市町村以外で接種を受けようとする場合は、接種を行う医療機関が所在する市町村へ事前に届け出る必要があります。
  • 詳しくは、市町村の窓口やホームページ、広報誌などで御確認ください。
    なお、市町村が実施している集団接種は以下のリンクから御確認ください。
    県内市町村が実施する集団接種一覧表(令和5年2月18日現在)(PDF:97KB)
  • インターネット上でワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を探すことができます。(接種総合案内サイト「コロナワクチンナビ(外部サイトへリンク)」)

接種を受けるための流れ

  1. お住まいの市町村から接種券が届きます。
  2. 接種券が届きましたら、お住まいの市町村の窓口、医療機関の窓口等で接種予約を行います。
  3. 予約した期日になりましたら、会場で接種を受けます。

1.接種券を市町村から受け取る

2.電話、ネットなどで予約

3.医療機関、公民館、体育館などの接種会場へ行く

4.問診票を提出し、医師による予診を受けて接種

5.15分以上の経過観察

接種の有効性・安全性

厚生労働省は、令和4年9月2日開催の第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(オミクロン株対応ワクチンについて(第二次取りまとめ)(令和4年9月2日開催の第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,098KB))において、オミクロン株対応ワクチンの接種の目的について、次のように示しています。

「新型コロナワクチンの製造株に関する検討会」における議論を踏まえ、1価の従来型ワクチン(武漢株)と比較した場合の、2価ワクチン株対応ワクチンによる追加接種の有効性は以下のとおり。

  • オミクロン株の成分が含まれるため、現在、感染の主流となっているオミクロン株に対する、重症化予防効果、感染・発症予防効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導し、亜系統の違いにかかわらず、
    ・1価の従来型ワクチン(武漢株)を上回る重症化予防効果があることが期待されるとともに、
    ・短い期間で可能性はあるものの、オミクロン株に対する感染予防効果や発症予防効果も期待される。
  • 抗原性の異なる2種類の抗原が提示されることになり、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応する。そのため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待される。

そのため、重症化はもとより、感染予防効果、発症予防を目的に接種を行うこととしてはどうか。

また、効果については、

  • 1価の従来型ワクチン(武漢株)の3回目接種には、オミクロン株に対して、高い重症化予防効果に加え、一定の感染予防効果及び発症予防効果があり、初回接種(1、2回目接種)の後、経時的に低下する各種予防効果を回復させることが報告されている。
  • 1価の従来株ワクチン(武漢株)の4回目接種には、オミクロン株に対して、一定期間継続する重症化予防効果が報告されている。
  • 2価ワクチン株対応ワクチンについて、現時点で得られる臨床、非臨床データからは、1価の従来株ワクチン(武漢株)に対する中和抗体価の優越性が報告されている。

としています。

また、薬事承認審査を行うPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、ファイザー社及びモデルナ社ワクチンの薬事承認をするにあたって、次のように判断しています。

【ファイザー社】

  • ファイザー社の2価のオミクロン株対応ワクチンの追加接種に係る安全性プロファイルは従来型ワクチンと概ね同様であり、現時点で重大な懸念は認められていない。

【モデルナ社】

  • モデルナ社の2価のオミクロン株対応ワクチンの追加接種について、従来型ワクチンの初回免疫児及び1回目追加接種時との比較においても安全性プロファイルに明確な差異はないとし、現時点で重大な懸念は認められない。

オミクロン株対応ワクチンの安全性(審査報告書)(令和4年9月14日開催の第37回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,461KB)

(参考)令和4年10月7日開催第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料:ファイザー社のオミクロン株対応ワクチン(従来株/BA.4-5)の評価について(PDF:1,664KB)

(参考)各ワクチンの添付文書に記載されている副反応(抜粋)は次のとおり。

ファイザー社
2価ワクチン
5%以上 1~5%未満 1%未満(頻度不明含む)
局所反応
(注射部位)
疼痛(85.6%)、腫脹(10.3%)、発赤・紅斑   そう痒感、熱感、内出血、浮腫
精神神経系 頭痛(59.4%)   浮動性めまい、嗜眠、不眠症、顔面麻痺、易刺激性、傾眠、錯感覚、感覚鈍麻
消化器 下痢(14.8%) 嘔吐 悪心、食欲減退、栄養補給障害
呼吸器     口腔咽頭痛、鼻閉、咳嗽
筋・骨格系 筋肉痛(39.1%)、関節痛(25.3%)   四肢痛、背部痛
皮膚     多汗症、発疹、寝汗、蕁麻疹、紅斑性皮疹
血液 リンパ節症    
免疫系     過敏症(発疹、そう痒症、紅斑、蕁麻疹、血管性浮腫、顔面腫脹等)
その他 疲労(66.0%)、悪寒(36.0%)、発熱(16.8%) 疼痛 倦怠感、無力症、インフルエンザ様症状、腋窩痛
モデルナ社
2価ワクチン
1%以上 1%未満(頻度不明含む)
局所症状
(注射部位)
疼痛(92.3%)、腫脹・硬結(16.2%)、発赤・紅斑(12.1%)、遅発正反応(疼痛、腫脹、紅斑等) そう痒感、蕁麻疹
精神神経系

頭痛(65.9%)

急性末梢性顔面神経麻痺、感覚鈍麻、錯感覚
消化器 悪心・嘔吐(23.3%)  
筋・骨格系 筋肉痛(59.9%)、関節痛(44.3%)  
皮膚   発疹
血液 リンパ節症(21.8%)  
その他 疲労(70.2%)、悪寒(45.3%)、発熱(15.1%) 顔面腫脹

Q&A

厚生労働省の新型コロナワクチンに関するQ&Aのページも御参照ください。
(右のアドレスから移動し、「オミクロン株対応ワクチン」部分を参照ください。:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/all(外部サイトへリンク)

 

質問

回答
1 オミクロン株対応ワクチンの接種間隔はどうなるのでしょうか。 現時点では、接種間隔は前回のワクチン接種完了から3か月を空けて接種を受けることができます。
2 オミクロン株対応ワクチンは何回接種するのですか。 1回です。
過去の接種歴の違いにより、オミクロン株対応ワクチンの接種が3回目、4回目又は5回目になる場合がありますが、いずれの場合でも現時点では、1回接種となります。
3

オミクロン株対応ワクチンを接種した後は、どのワクチンを接種するのでしょうか。

初回接種(1,2回目接種)完了者は、3回目接種以降はオミクロン株対応ワクチンを1回接種することとしています。
その後のワクチン接種の必要性については、国において、情報収集がなされる中で、検討されます。
4 BA.1対応ワクチンを接種した後は、BA.4/5対応のワクチンを接種するのでしょうか。 現時点では、BA.1対応のワクチン又はBA.4/5対応のワクチンどちらかで、1回接種となっています。
(注意)現時点では、BA.4/5対応ワクチンは薬事承認されておりません。
5

初回接種(1・2回目接種)をまだ受けていません。いつまで実施されますか。

令和5年3月31日までは、初回接種を実施することができます。オミクロン株対応ワクチンでの接種を希望される方は、年内をめどに従来型のワクチンでの初回接種を受けてください。
従来型のワクチン:ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン、武田社ワクチン
6 オミクロン株対応ワクチンが追加接種のみで、初回接種として接種されないのはなぜですか。 オミクロン株対応ワクチンは、現時点で追加接種として臨床試験がなされており、追加接種の用法のみで薬事承認がなされました。今後、新たなデータが得られれば、初回接種の用法も含めて薬事承認されることが考えられます。
7 従来型のワクチンを用いて、追加接種(3回目又は4回目の接種)を受けることはできますか。 初回接種が完了している方は、3回目接種以降はオミクロン株対応ワクチンを1回接種することとされています。
ただし、医療機関に従来型のワクチンしかないなどの場合は、従来型のワクチンを接種することができます。
8 BA.4/5対応のワクチンが出るのであれば、それまで接種を控えたいのですが。

現時点での知見を踏まえた専門家による検討では、免疫を刺激する性質を比較した場合、従来株と現在流行しているオミクロン株との差を比較すると、オミクロン株の中での種類(BA.1とBA.4-5)の差は大きくないことが示唆されています。
オミクロン株対応ワクチンは、オミクロン株の種類にかかわらず、オミクロン株を含むことで、現在の流行状況では従来株ワクチンを上回る効果があること、オミクロン株と従来株の2種類の成分が含まれることで、今後の変異株に対しても有効である可能性がより高いことが期待されています。

そのため、接種の時点でオミクロン株成分を含む接種可能なワクチンを接種いただきますようよろしくお願いします。

9 小児用ワクチンで初回接種(1・2回目接種)を完了しました。追加接種時点で12歳になっていますが、この場合オミクロン株対応ワクチンを接種するのでしょうか。 オミクロン株対応ワクチンの接種を3回目の接種で受けることができます。
10 新型コロナウイルス感染症にり患しました。オミクロン株対応ワクチンはいつ接種できますか。

接種時点で、体調が回復していれば接種は可能です。

(参考)初回接種後に感染した方では、体調が回復してから3回目接種までの間隔について、暫定的に3か月を一つの目安にすることとされました。なお、感染から回復後、ワクチン接種を希望する場合には、必ずしも一定期間を空ける必要はありません。

お問い合わせ

福祉保健部薬務対策課ワクチン確保・調整担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

電話:0985-26-3141

ファクス:0985-44-2753

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