あたごニュース『35年ぶりの快挙！平成を飛び越え、令和最初の全共出場へ！！』

あたごニュースでは、東臼杵農林振興局の取組や東臼杵地域の話題等について紹介します。

今回は、「和牛のオリンピック」とも言われる「全国和牛能力共進会」をピックアップ！！

先日、県代表を決める審査会が行われ、35年ぶりに、東臼杵地域から代表牛が選ばれました。

東臼杵地域の悲願！代表牛決定！！

これぞ、王者の立ち姿！

織田さん（延岡市）インタビュー！！

『みほのふじ号』のため、毎朝5時半に起床している織田さん。

関係者から織田さんほどの努力をしている人はいないと言われるほど。

そんな織田さんにインタビューしてきました！！

全共の代表牛に選ばれた時のお気持ちは?

「やった。東臼杵でやっと、とれた！」と素直にうれしい気持ちでした。

代表の座を得るまでの苦労…

去年のプレ全共東臼杵地区予選で敗れたときに、全国和牛登録協会宮崎県支部から、「来年は勝てる牛を連れてこい」と言われたことが頭から離れたことはありませんでした。

全共のことを考えすぎて眠れず、夢にまで出てくることも。会場で牛が立たずに走り回ってしまう内容で、不安につぶされそうになったこともあります。

「みほのふじ号」とのエピソード

令和3年11月の競りで『みほのふじ号』と出会いました。

見た瞬間に、「この牛なら日本一になれる」と直感しました。

競り落としてからは、長年行なってきた趣味の釣りも封印。

何よりも『みほのふじ号』と共に過ごす時間を大切にしています。

全共に向けての意気込み

『みほのふじ号』は私だけではなく、多くの人に支えられています。

共に『みほのふじ号』のサポートをする仲間に、時には厳しい指導や、本当は言いたくないことを言ってしまうこともありますが、それは、日本一を目指しているからこそ。

『チーム東臼杵』で、てっぺん（日本一）をとってきます！！

代表牛『みほのふじ号』を支える『チーム東臼杵』

県代表に選ばれた瞬間のお気持ちは？

（松﨑さん）

東臼杵地域は、これまで幾度となく悔しい思いをしてきました。選ばれた瞬間は、これまで悔しい思いをしてきた多くの人の思いが叶った瞬間でもあり、とても感慨深いものでした。

（松元技師）

これまで、織田さんをはじめとする『チーム東臼杵』の皆さんが、必死に努力している姿を間近で見てきたので、飛び跳ねたいくらいに嬉しかったです。

全共に向けての意気込み

（松﨑さん）

日本一をとれる環境をつくるため、私自身がリーダーシップをとり、『みほのふじ号』や織田さんのためにできることをチーム全体で考え、相談し、ここまでやるかというぐらいやりたいと思います。

（松元技師）

全共の県予選前も行なっていましたが、ブラッシング等のサポートや牛を15分間じっとたたせる調教に力を入れるだけでなく、全共当日まで『チーム東臼杵』全員で知恵を出し合い、やれるだけのことをやり尽くします。

編集後記

今回の取材で特に印象に残ったのは、織田さんの真剣なまなざし。

全共にかける思いがひしひしと伝わってきました。

また、日本一となって全国で旋風を巻き起こしたいとチーム一丸になっている関係者の姿も印象的でした。

織田さんをはじめとする『チーム東臼杵』の思いや努力が実を結び、本県の宮崎牛が史上初の4大会連続日本一となることを期待してやみません。

頑張れ！みほのふじ！！巻き起こせ！東臼杵旋風！！