掲載開始日:2020年6月30日更新日:2020年6月30日
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はじめに
食品衛生法では、国が示した「食品衛生に関する監視指導の実施に関する指針」に基づき、毎年度、各自治体において「食品衛生監視指導計画」を策定し、その計画に従った監視指導等を実施することと規定されています。
このため、宮崎県におきましても、「平成31年度宮崎県食品衛生監視指導計画」を策定し、県内(宮崎市を除く。)における監視指導等を実施しましたので、その結果について公表します。
各業種毎に、営業施設の規模、製造・調理・流通・販売される食品の流通の広域性、営業の特殊性、取扱い食品による危害の発生頻度などを考慮して、監視の重要度の高い業種(施設)の順にAからEまで5ランクに分類し、大量調理する旅館・ホテルや仕出し及び弁当屋、センター方式の集団給食施設等をAランクとし、重点監視業種(施設)としました。
監視回数は、Aランク2回以上/年、Bランク1回/年、Cランク1回/2年、Dランク1回/3年、Eランク1回/5年です。
また、特に7月には夏期一斉取締、12月には年末一斉取締を実施し、食品等事業者に対する監視指導の強化を図りました。
監視対象業種(施設)数 | 監視指導件数(件) | |
---|---|---|
Aランク | 130 | 232 |
Bランク | 3,206 | 1,964 |
Cランク |
2,021 |
1,047 |
Dランク | 3,651 | 1,376 |
Eランク | 12,073 | 3,090 |
合計 | 21,081 | 7,709 |
注意:業種(施設)数は、令和2年3月31日現在
と畜場及び年間30万羽以上を処理する大規模食鳥処理場においては、と畜検査員及び食鳥検査員による作業前及び作業中の点検を行い、それ以外の認定小規模食鳥処理場においては、定期的な監視指導を実施しました。
監視対象施設数 | 監視指導状況 | |
---|---|---|
と畜場 | 8 |
処理作業前及び作業中に点検を実施し、衛生状況を確認した。 また、処理業者と食肉衛生検査所で衛生管理に係る部会を開催した。 |
大規模食鳥処理場 | 9 | |
認定小規模食鳥処理場 | 45 | 定期的な監視を実施監視件数412件 |
注意:施設数は、令和2年3月31日現在
検査内容 | 検体数 | 項目数 | 検査した食品 |
---|---|---|---|
食品添加物、アレルギー物質等 |
350 | 1,466 | 菓子、そうざい、乳・乳製品、食肉製品、めん類、清涼飲料水、漬物、豆腐、醤油等 |
細菌 | 527 | 1,649 | |
残留農薬 |
152 | 24,356 | 野菜、果物、食肉 |
残留抗生物質等 | 501 | 5,687 | 養殖魚、鶏卵、食肉、牛乳、ハチミツ |
合計 | 1,530 | 33,158 |
保健所及び食肉衛生検査所では、食品関係営業者、従事者、消費者等を対象に食品衛生に係る衛生講習会(講習会、研修会等)、意見交換会(座談会、懇談会、リスクコミュニケーション等)を実施し、自主衛生管理の推進、食品衛生の普及啓発を図りました。
回数(回) | 参加者数(名) | 関係機関 | |
---|---|---|---|
衛生講習会 | 283 | 10,906 | 保健所、県衛生管理課 |
27 | 863 | 食肉衛生検査所 | |
意見交換会 | 5 | 240 | 保健所、県衛生管理課 |
合計 |
315 |
12,009 |
宮崎県(宮崎市を除く)において、平成31年次(平成31年1月から令和元年12月まで)の発生件数は23件、患者数は212名(うち死亡者数0名)でした。
食中毒(疑いを含む。)発生時には、原因究明を行い、健康被害の拡大防止及び再発防止を徹底するよう指導しました。
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福祉保健部衛生管理課
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