- ●Q1 腎臓の働きとは?
- ●A1
- 腎臓は、お腹の中の背側に左右一対で2個あり、通常握りこぶしより少し大きくて、
そら豆の形をしています。
腎臓は、体内で余分になった水分や塩分、あるいはたんぱく質が分解してできる尿素などの老廃物を、
おしっこ(尿)として排せつしています。 このように、腎臓には体の水分あるいは血液中にとけている多くの成分を常に一定に保つ働きがあります。
その他、腎臓は、造血や骨の代謝に必要なホルモンの生成などの重要な役割を持っています。
- ●Q2 腎臓の病気とは?
- ●A2
- 腎臓の病気は、自覚症状が少なく、気がつかないうちにジワジワ進むことが多いのが特徴です。
腎臓の病気の最初の段階では、尿の検査をしてみると、わずかな血尿やタンパク尿など尿の異常が見つかります。
この段階で気がつかずに、病気を悪化させると、腎臓の働きが段々弱くなり、
ついには、腎臓に身体の内部環境を整える力がなくなる腎不全の状態になってしまうのです。
腎不全を予防するには、尿検査を定期的に受けて尿の異常を早く発見し、医師の指導を受けることが一番です。
尿検査は、乳幼児健診や学校や職場での健康診断、地域の成人病検診などで行なっています。
ジワジワ進む腎臓の病気

- ●Q3 腎不全の医療とは?
- ●A3
- 腎臓の機能が極度に弱まる腎不全の状態になると、尿が十分に出なくなり、体内に老廃物がたまってきます。
これを放置すると、尿毒症という重篤な状態になってしまうため、腎不全の患者は、
人工的に血液中の老廃物を除去する装置、人工腎臓を用いた透析療法を受ける必要があります。
透析療法は、腎不全患者に不可欠の医療ですが、透析療法を受けている患者は、
多くの制約を受けていることも事実です。
透析のための時間は、週に2〜3回、1回当たり4〜5時間を要するため、患者の通学、
通勤などの社会生活や家庭生活へ大きな影響があります。また、透析患者は、
日常生活のなかで食事の塩分や飲み水の厳しい制限が課されます。
なお、現在の人工腎臓では、体に不可欠な成分の流出や、本来の腎臓が持つ造血、骨代謝などの
機能までは補えないため、特に成長期の患者では身体の成長がさまたげられるなどの問題点もあります。
しかも、この人工腎臓による透析療法は根治療法ではありません。
- ●Q4 腎臓移植とは?
- ●A4
- 腎不全には、現在、唯ひとつの根治療法があります。
それが、腎臓移植です。
1人の身体には、2個の腎臓があり、 健康な腎臓は1個だけでも通常の1人分の腎機能を果たす力があることが知られています。
腎臓移植に成功すると、患者は、病気になる前の健康な状態と同じように通学、通勤したり、
思う存分水を飲んだりすることができるようになります。
腎臓移植の技術としては、提供された腎臓が移植患者の体の中で拒絶反応を起こさないように、
赤血球や白血球の型を検査して適合する患者を選定するほか、
最新の有効な免疫抑制剤を使用するなどの方法が採られています。
さて、腎臓移植の方法としては、健康な腎臓をお持ちの方が急病や事故などで死亡された時に、
遺族の同意を得た上で、その2個の腎臓の提供を受け、2人の腎不全患者に移植する死体腎移植と、患者の親、
兄弟など肉親の1人から、その生存中に片方の腎臓をもらって、移植を行なう生体腎移植があります。
日本の状況を諸外国と比較してみると、腎臓移植の件数そのものが少ないこと、
特に善意の献腎による死体腎移植が極めて少ないことが挙げられます。
各国における腎移植数

- ☆☆ みなさんへのお願い!
- このホームページをご覧いただいたあなたに、三つのお願いがあります。
- 腎臓の大切な役割のこと、腎臓の病気のこと、腎臓移植のことを家族の方やお友達に教えてあげてください。
- 学校、職場などでの健康診断の機会には、積極的に尿検査を受け、腎臓の病気の予防を心がけてください。
- そして、腎不全患者への移植のため、あなたの死後の腎臓を提供してもよいとお考えになった時は、
その気持ちをドナーカード(意志表示カード)などによって明らかにすることが大切です。
あなたからの愛と健康の贈りものとして、献腎にご協力ください。
- 現在、腎臓移植につきましては、「日本臓器移植ネットワーク」が中心となって行っています。
日本臓器移植ネットワークには現在7つのブロックがあり、
宮崎県は、九州各県と沖縄県で構成する「九州・沖縄ブロック」に属しています。
宮崎県腎臓バンクは、腎臓提供者の募集及び登録、保健衛生知識の普及啓発活動を行っています。また、コーディネーターを設置して、
腎臓移植希望者の組織適合検査や腎臓提供者が発生した時のブロックセンターとの連絡調整を行っています。
- 詳しいことは、
(財)宮崎県腎臓バンクまでご連絡ください。
- 〒880 宮崎市橘通東2丁目10番1号
宮崎県福祉保健部保健薬務課内
TEL 0985-26−7078
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