平成25年度第10回知事とのふれあいフォーラム
第10回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)
内容
開催日時等
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開催日
- 平成26年3月27日(木曜)午前10時から午前11時30分まで
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場所
- 綾町公民館大会議室
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参加者
- 綾町の皆さん18名
- 知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変ご多忙のところ、また平日の日中に皆さまの貴重な時間をいただいたことに感謝。
- 綾町はスポーツが盛んな町であり、Jリーグガンバ大阪のキャンプ地となっているほか、広沢ダムで大学水上スキー部のキャンプを受け入れているなど、新たな魅力を発信している。
- また、ユネスコエコパークに指定された綾の森を活用した観光や有機農業を推進するなど本県を代表する先進的な地域づくりをしていることから、県外からの移住者が集まっている。
- 3月16日に東九州自動車道「延岡―宮崎」間が開通したことで、観光客が県外から綾町に訪れやすくなっており、新たなビジネスチャンスが広がっている。
- 2020年には東京でオリンピックが開催されるので、サッカーなどのスポーツキャンプを積極的に誘致すると良いのではないか。
- 本日は限られた時間であるが、ざっくばらんな意見交換をさせていただきたい。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 巨大地震やゲリラ豪雨などによるダムの決壊について
綾町は綾北、綾南の両河川の上流にダムがあり、南海トラフ地震などの巨大地震やゲリラ豪雨などで、このダムが決壊することを心配している。県の調査や対策をお願いしたい。
- 不妊治療における県の補助制度について
綾町は不妊治療に対して補助制度を設けているが、県にはない。県でも補助制度を設けてほしい。
- 町内県道の整備について
町内中央通りにある県道の歩道に段差があり通行人がつまずくことがある。けが人がでないよう点検をお願いしたい。
- へき地対策について
綾町でも少子高齢化が進行しており、耕作放棄地問題や鳥獣被害が発生している。町では県外からの移住者が有機農業をしているが、町内のへき地までは移住者が来てくれない。へき地対策を検討してほしい。
- 消防団活動に対する企業の協力について
綾町で消防団に入っている若者は宮崎市に通勤している者が多く、消防団活動に参加できないことが多い。消防団の機能や防災力を低下させないために、知事から企業に対して従業員である団員が消防活動に参加する場合は積極的に協力することを呼びかけてほしい。
また、消防団活動の活性化のための補助や割引制度などを検討してほしい。
- 田代八重につながる県道の工事について
田代八重につながる県道が長期間通行止めとなっている。自然保護のためには良いのだが観光面を考えると早期に通行できるようにしてもらいたい。
- スマートインターチェンジの早期設置について
国富町のスマートインターチェンジは門川町や山之口町に比べると完成が遅れる様子であるが、なるべく早く設置してもらいたい。
- 県内産業の後継者支援について
碁盤・将棋盤製作(伝統工芸)の仕事をしている。県内産業の後継者支援に関する補助制度を利用し綾町に戻ってきた。
碁盤・将棋盤製作の業界は全国で担い手が4人しかおらず、また全国各地を直接まわって販売することから交通費の支払いもきつい。県で営業活動費の一部を支援するような制度を検討してほしい。
- 県知事、町長との直接対話について
愛知県から綾町に移住した。住んでみると町長と町民が直接対話する機会が多く、町に一体感がある。
今回知事とも直接対話することができ、大変有意義だったので事業を継続してほしい。私もこのフォーラムの良さを本日出席できなかった知人などに伝え、地域のことを一緒に考えていきたい。
- TPP加入における県から国への要望について
東京で綾の農産物をプロモーションした際に、本県選出の国会議員にTPP問題について慎重な判断をしてほしい旨相談した。県でも県民の意見を集約し、積極的な要望活動をお願いしたい。
- 綾町の観光プロモーションについて
東九州自動車道が整備され綾町にも観光客が多くやって来ると思う。綾町ではユネスコパークに認定されたことなどを頑張ってPRしているが大きく効果がでているか疑問だ。町民はどういうふうにPRすれば良いか知事から指導してほしい。
- 休日における保育サービスの充実について
綾町は観光資源も多く、休日になると観光客が多く訪れるが、この休日に若い働き手(パート)が子育てを理由に集まらない。若者が積極的に働けるよう休日における保育サービスの充実など、施策を検討してほしい。
- 地震・津波による被災者の受け入れ場所について
南海トラフ地震などの巨大地震による津波が発生した場合、本県の沿岸部でも壊滅的な被害が想定され、被災者に避難場所や仮設住宅の提供を想定する必要がある。
東日本大震災からの復興では被災者が住む場所・土地が問題となっているが、本県ではどのような計画になっているのか。
- 女性の視点からの防災対策について
綾町公民館女性連絡協議会では防災について研修会を開いた。女性が防災を考えるときに、従来は炊き出しなどを発想してきたが、家庭内での準備など女性の目線でできることがあるのではないかと考えている。
女性が元気なところは地域が栄えると思うので、これからも積極的に活動していきたい。
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知事総括
- 本日は多数のご意見を頂いたことにお礼申しあげる。これからも地域のみなさまのご意見を参考に県政を前に進めていきたい。
- 東九州自動車道路延岡―宮崎間の開通など本県は明るい話題が多く、県政が前進している手応えを感じることができているので、さらに発展できるよう力を尽くしたい。