掲載開始日:2019年12月2日更新日:2019年12月2日

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県総合運動公園の盛り土高台見直しについて

提言

(性別:男性、年齢:60代)

海岸にある保安林は潮害、飛砂および風害を防止することを目的に、先人の努力を受け継ぎながら造成されてきた。東日本大震災後、津波災害軽減効果としての期待も高い。また景観の保持にも大きく貢献している。そのため、今回の計画は、検討や関係部局間での協議が不充分だったのではないかと考える。
保安林が伐採されずに済んだことは良かったと思うが、今後は保安林の重要性を県職員一人一人が認識し、宮崎の保安林を含めた素晴らしい森林が、私達の生命・財産を守るといった公益的機能がいつまでも持続することを期待している。

  1. なぜ保安林内に設置しようとしたのか、決定した根拠を含めて教えてほしい。
  2. 県土整備部と環境森林部でどのような協議がなされたのか。
  3. 保安林に対する県土整備部、環境森林部、県全体の認識について教えてほしい。

回答

県総合運動公園は、年間約139万人が利用する本県の「スポーツランドみやざき」の中心施設であり、今後もさらなる利用者の増加が見込まれております。
南海トラフ地震など、最大クラスの地震が懸念されており、既存津波避難施設のみでは避難スペースが不足するため、新たな津波避難施設を整備し、公園利用者のさらなる安全を確保する目的で、津波避難デッキや盛土高台の整備を行なう事としております。
このうち、盛土高台は、斜面を利用してどこからでも登れる構造であり、2万人以上の方々が避難する場合の安全性、整備の経済性などさまざまな観点から検討し、当公園における避難施設として最適であると判断したところであります。

  1. 保安林内に盛土高台を計画した理由としまして、利用者の多い第一陸上競技場東側芝生スタンドと接続させ、一体的な利用を可能とすることで、公園利用者の避難時の安全を確保するように検討し、保安林内への設置を計画しました。
  2. 県土整備部と環境森林部で、保安林の解除条件などについて複数回協議いたしました。
  3. 保安林は、非常に重要な役割を持つものと認識しております。今後も引き続き、厳正な保安林の管理、また保安林制度の適切な運用に努めてまいりたいと考えています。

お問い合わせ

環境森林部自然環境課保安林担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-38-8489

メールアドレス:shizen@pref.miyazaki.lg.jp

県土整備部都市計画課美しい宮崎づくり推進担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-32-4456

メールアドレス:toshikeikaku@pref.miyazaki.lg.jp