掲載開始日:2020年1月28日更新日:2020年1月28日

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東九州・九州横断新幹線の実現に向けて

提言

(性別:男性、年齢:30代)

標記について、参考にしてほしく当方の意見をお伝えする。
まず、他の新幹線誘致地域(四国・山陰・羽越など)と協力して整備新幹線の誘致活動および「整備新幹線のよりよい制度づくり」を行うことである。
また、沿線にある空港に途中駅の形で新幹線を通すようにすべきである。宮崎県では、宮崎市街地から宮崎空港、都城方面などに向かうような経由地設定を行う。この狙いは、これまで交流のなかった「地方同士」や「地方都市同士」の交流を活発化させるためである。地方航空とその地域の新幹線を結びつける長距離交通体系の構築を他の地域と共同で訴えることで更に新幹線と地方空港の付加価値が増すことになる。
もし、新幹線が実現しない場合でも、在来線の宮崎空港線を日南線の日南方面および日豊本線の都城方面に「折り返しなし」で直通できるよう「つ」の字型(日豊本線方面)および「?」型(日南線方面)の線路を延伸すべきである。
もう一つは、新幹線と在来線の連携運行により、効率化を図ることである。そうすれば、整備新幹線の問題となる「並行在来線経営分離問題」や新幹線駅の有無による地域内格差を最小限にし、より新幹線の実現性を高めることができる。そのための運行体系を早い段階で議論することが大事である。
余談になるが、「九州横断新幹線」の経由地を熊本市から国道218号沿い、高千穂、延岡市という経由地にすれば、県北部の鉄道空白地域状態が解消される上、福岡市からの鉄道アクセスが良くなると思う。この意見が東九州・九州横断新幹線の実現につながることを願っている。

回答

ご意見のあった「他の新幹線誘致地域と協力した誘致活動」についてですが、本県は、現在、本県含む東九州4県と北九州市で構成する「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」として、「東九州新幹線」の整備に向け活動しているところです。現在、他の基本計画路線と共同での誘致活動は行なっておりませんが、新幹線は、国土の強靱化や均衡ある発展の基礎となる交通基盤であり、国益にもかなうものであることを、共同で国に働きかけていくためにも、まずは、他の地域と意見交換などを行い、基本計画路線の整備実現に向け検討していきたいと考えております
また、「空港に途中駅の形で新幹線を通すようにすべき」などのご意見をいただいたところですが、具体的なルート・駅の設置位置については、次の段階である整備計画の決定後に議論されるものであり、まずは、整備計画決定に向けた要望を行なっていきたいと考えております。

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