掲載開始日:2022年3月7日更新日:2022年3月7日
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こんにちは!
総合制御課情報通信担当です。
これまでのブログでもお伝えしていますが、企業局が管理する発電所やダム、工業用水道施設については、宮崎市の企業局庁舎にある「総合監視制御システム」によって、遠隔で集中監視制御されています。
平成26年度に「総合監視制御システム」の全面更新を実施してから、約7年が経過していますが、年に2回、保守点検を実施しており、現在まで大きな支障なく稼働しています。
今回は、「総合監視制御システム」の保守点検の状況について紹介します。
総合監視制御システム
そうせいちゃん
監視制御サーバは、監視制御の中枢となる設備で、総合監視制御システムの機能のほとんどは、このサーバのプログラムによって稼働しています。
システムは、常用系サーバと待機系サーバの2重化構成となっており、常用系サーバが故障などした際は、待機系サーバがそのプログラムをそのまま引き継ぎ、プログラムが停止しないようになっています。
点検では、外観に問題はないか、異音はしないかを確認した後、サーバ内のログ(記録)を収集・解析し、サーバに異常の予兆がないかを調べます。何も異常がないことを確認した後は、一安心です。
無停電電源装置は、停電時に総合監視制御システムへの電源供給をこの装置に切り替えることにより、停電せずにシステム運用を継続させます。
監視制御サーバーの点検
無停電電源装置(停電時のシステムの電源確保)
無停電電源装置には、60個の蓄電池が内蔵されており、点検時には、1つずつ電圧と内部抵抗を測定し、基準値内に入っているかを確認します。60個もあるので、測定箇所を間違えないように複数人で確認しながら測定していきます。
そのほかにも、総合監視盤や監視操作卓、データメンテナンスサーバ等の各種サーバ、企業局庁舎とは別の場所にあるバックアップシステム等の様々な機器の点検を行い、「総合監視制御システム」が安定的に稼働するように努めています。
蓄電池の測定
総合監視盤の点検
データメンテナンス卓の点検
なお、来年度には、「総合監視制御システム」の機器更新を行う予定であり、更新までの残り約1年間、システムに大きなトラブルが発生しないように祈りつつ、維持管理を行なっていきたいと思います。
以上、総合制御課情報通信担当でした。
企業局総務課
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