報道発表日:2023年4月21日更新日:2023年4月27日
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県埋蔵文化財センターでは、県内の遺跡や埋蔵文化財に関する活動について紹介・報告する講座を開催します。
上平(うえんでら)遺跡は、現在、都城市山之口町で整備が行われている陸上競技場建設に伴って新たに認知された遺跡で、大淀川支流によって形成された標高約185mの扇状地上部に位置しています。調査では、縄文時代早期の平地式建物跡5基や炉穴7基、集石遺構98基などが確認され、縄文土器、石鏃(せきぞく)などが数多く出土しました。また、古墳時代中期から後期の土坑墓(どこうぼ)と地下式横穴墓(ちかしきよこあなぼ)も確認され、古人骨や鉄刀、鉄剣などの副葬品が出土しました。上平遺跡の発掘調査の成果は、都城盆地のみならず南九州の歴史を解明する上で、貴重な資料になると考えられます。今回の埋文講座では、調査結果をもとに当時、この地に住む人々がどのようなくらしをしていたのかを考えていきます。
令和5年5月21日(日曜日)
県埋蔵文化財センター分館(県総合博物館となり)
事前申し込みは不要です。
無料