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更新日:2017年9月15日

砂防事業について

1.砂防事業

防事業は、土石流や流木などから、下流部に存在する人家や耕地、公共施設等を守ることを主な目的としており、砂防えん堤などの施設を設置しています。

土石流とは

土石流イメージ(国土交通省HPより)

山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されることです。その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。

砂防えん堤とは

渓流の上流に砂防堰堤をつくって土砂を貯め、土砂の生産・流出を抑制します。また、谷の出口に砂防堰堤をつくり、発生した土石流を直接受け止めます。

 

事業で整備した県内施設の一例

権現原谷川(日向市)

権現原谷川

砂流出により、下流域の人家10戸や要配慮者利用施設(病院や保育園)、市道権現原線等が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

西の谷川(日南市北郷町)

西の谷川

砂流出により、下流域の人家13戸や要配慮者利用施設(介護付き老人ホーム)、避難路で1次緊急輸送道路にも指定されている県道日南高岡線等が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

原谷川(小林市)

原谷川

砂流出により、下流域の人家24戸や要配慮者利用施設(老人ホームや歯科診療所、福祉センター)、緊急輸送道路(2次)で避難路でもある国道265号、小林市須木庁舎、須木中学校(避難場所)が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

 

2.急傾斜地崩壊対策事業

急傾斜地崩壊危険区域内の自然のがけに対し、がけ崩れ等から住民の生命を守ることを主な目的としており、待受擁壁工などの施設を設置しています。

がけ崩れとは

がけ崩れのイメージ(砂防広報センターHPより)

や地震などの影響によって、土の抵抗力が弱まり、急激に斜面が崩れ落ちることをいいます。突然崩れ落ちるため、ひと度人家を襲うと逃げ遅れる人も多く死者の割合も高くなっています。

待受擁壁工とは

面の下にコンクリート擁壁をつくり、上部からの崩壊土砂を人家の手前でくい止めます。

法枠工とは

斜面にコンクリートやモルタルで枠を組み、枠内を植生等で被覆し、斜面の小規模崩壊や浸食等を防ぎます。

 

事業で整備した県内施設の一例

小原井地区(諸塚村)

小原井

がけ高60m勾配49°の急傾斜地で、保全対象として人家5戸及び避難路(林道小原井財木線)があります。当地区の斜面は、地質的には軟岩(風化岩)であり、湧水も多く、平成18年8月の台風10号により斜面崩壊が発生しており、人家及び避難路を土砂災害から守るため、待受擁壁工等の整備を実施しました。

鶴の前地区(東臼杵郡門川町)

鶴の前

全対象として人家5戸および避難場所である三ヶ瀬集落センター、避難路である一般県道八重原延岡線がある急傾斜地です。斜面の状態は非常に不安定であり、近年の豪雨により地山の崩壊や緩みが発生していたことから、待受擁壁工等の整備を実施しました。

大川田地区(日南市)

大川田地区

全対象として人家41戸及び避難路に指定される市道(柏田大川田線)、東郷保育園を含むがけ高60m勾配40°の急傾斜地です。当該斜面は急峻かつ長大で、斜面には転石等が多数見られたことから、待受擁壁工等の整備を実施しました。

 

3.地すべり対策事業

地すべり防止区域等において、地すべり等による被害から住民の生命を守ることを主な目的としており、押え盛土工などにより対策を行います。

地すべりとは

斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象のことをいいます。

的に移動土塊量が大きいため、甚大な被害を及ぼします。また、一旦動き出すとこれを完全に停止させることは非常に困難です。

策工には、「地表水や地下水を排除することによって地すべりを抑制する抑制工」と「地すべりを直接止める抑止工」とがあります。

対策工イメージ(国土交通省HPより)

抑制工

  1. 地表水排除工
    水路工(雨が地面にしみこまないよう水路を作ります。)、浸透防止工など
  2. 地下水排除工
    横ボーリング工、集水井工、排水トンネル工(地下水を集め、川へ流します。)など
  3. 排土工(地すべり後に残った重い土の塊を除去します。)
    押え盛土工(地すべりの下側に土を盛って固め、地面が動かないようにします)など

抑止工

  1. 杭工、アンカー工、シャフト工

地すべり対策工

事業で整備した県内施設の一例

島戸地区(東臼杵郡美郷町)

島戸

平成17年9月6日の台風14号の豪雨により地すべり災害が発生した。雨期には地すべり活動が活発化し、再び崩落が発生した場合、地すべりブロック内及び下流域の人家14戸や国道327号、塚原発電所等に被害を及ぼすおそれがあることから、押え盛土工や集水井工等の整備を実施しました。

お問い合わせ

県土整備部砂防課 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

電話:0985-26-7187

ファクス:0985-28-9981

メールアドレス:sabo@pref.miyazaki.lg.jp