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更新日:2019年9月30日

平成30年度Voter's Seminar(ボーターズ・ゼミ)第5回目

第5回目「若者が政治を身近に感じるためには」講師:宮崎大学教授吉村功太郎

平成30年10月27日(土曜日)に、宮崎県庁(附属棟201号室)で実施しました。当日は、高校生、大学生、若手社会人の合計10名の参加がありました。今回で最終回となりますが、ワークショップを中心に講義いただきました。以下、講義の概要です。

これまでのゼミを振り返ってみる

これまでのゼミを通して感じたことを考えてみてください。そしてホワイトボードに書き込んでください。

宮崎公立大学教授・吉村功太郎氏によるワークショップの様子

ゼミ生が感じたこと

  • 選挙で当選するためにはデータを分析することが大切。現職の立候補者と対立があるときは、時期を考え、公約を発表していくことが重要になることを学びました。
  • 第1回目のゼミで掲げられていた宮崎県の高校生の3万人アンケートが実は全国的に貴重なデータであり、宮崎県の主権者教育は思ったよりも進んでいるのでは、と思いました。
  • 政治家のエネルギーはすごい。
  • 政治(市長、議会)に対する距離は、ゼミを受ける前後で近くなった。
  • 普段の生活とどのようなつながりがあるのか見えてくると同じ事でも違って見えるのかなと。(ゼミに参加して初めてわかることも多かったので)
  • 当選のカギは段取り十分(日南市長)
  • 前回何となく選挙に行なってしまったので、正しい情報の集め方、政党の選び方を知りたい。
  • 投票したい人の選び方、判断の仕方として、新聞記事で整理されている論点をもとに判断することもできる。
  • 市長の政策について、市の課題に対してデータを分析した上で政策を考えている。
  • 選挙権が得られる年齢は世界的に18歳の傾向にある。
  • 政治に関心を持つようになりました。自分が選挙で投票するときに学んだことを生かしたいと思います。そして、学校の友人にも教えてあげたいです。
  • 実際に市長と話すといった回もあったということで、次また機会があれば最初から参加してみたいと感じた。

若者が政治を身近に感じるためにはどうすればいいのか

ゼミを受けた感想として、政治家との距離が近くなったと発表した方がいますが、どういうことで近くなったと思いますか。

(ゼミ生)
市長の話を聞けたことで近く感じました。市民のことをいろいろと考えてやってくれているんだ、と実感することができました。

vsemi5-2

(吉村教授)
ほかにも、判断の仕方だったり、学んだことを生かしたい、学校の友人に教えてあげたい、等の意見をいただき、そのように広がっていくといいな、という考えでゼミを企画したところでもあります。

さて、今回は最終回ということで、皆さんに2つのお題を出したいと思います。

1つ目は、今後、若い世代が自分達の未来の社会を選択しますが、それが政治であり選挙です。そういうことを含め、今後、どういう風に政治と向き合っていくか、ということをのアイディア、他の人にこういうふうにかかわると身近だよ、とか実感できるよ、といったそういうアイディア、広がっていくようなアイディアを出してもらいたいと思います。

2つ目は、それを模造紙にまとめて発表してください。

ただ、いきなり思いつくことも難しいでしょうから、資料にそって少し参考の例を示したいと思います。

まずは、中学生の政治参加として、これは過去に教科書で紹介されていたものですが、ある中学生が路上喫煙防止条例制定に向けて取組み市議会に請願し条例が制定されたという事例があります。

またドイツのベルリンでは、公園の再開発計画に園児が参加し、園児が「好きな場所」と「嫌いな場所」をポールをさして示してもらい、計画に反映させるという取組もあります。

さらに、日南市では小学生に住みよい地域づくりのための提言をしてもらう「こんな日南市になったらいいな」というものを開催しており、よいアイディアがあればその場で採用するなど、小さいころから地域の課題や政治等が身近に感じれる取組をしています。

これらの取組も参考にしながら、それぞれで考えていただいて、どうすれば若者が政治に関心をもつのか、グループで話し合ってください。

3班に分かれてグループワーク

グループワークに取り組む参加者の様子

グループワークに取り組む参加者の様子2

グループワーク発表

【1班】

情報をあつめる、というところに課題があると感じました。ニュースや新聞だけでなく、政治家のSNSをチェックするなどの方法もあります。

情報を集め、整理し、判断して、行動する。その結果についてもさらに情報収集していく、ということが大事です。地域の祭りなどに政治家の人がきてるので、祭りに出かけて行ってどういう話をしているのか、聞いてみるのもいいかもしれない。あと、例えばこういうゼミの場などに友達を誘ってくる、とまわりに広げていくことも大事だと感じました。マニフェストについては、わかりやすい言葉で、絵やキャラクターなどをいれると親しみやすくわかりやすいのではないかと感じました。また、制度を作る関係の政策集、給付金についてまとめた政策集と、性質ごとに整理されるとより政策の比較等がしやすいのではないかと感じました。

1班の発表資料

【2班】

まずは投票する人の知識のために、情報収集をどうのようにして判断までつなげるのか、ということについて考えました。

投票したら結果がでますが、その結果をふまえ更に情報収集をしていく必要があると思いました。

また、世代別に課題が違うので、そのような見方をしたり、各政党が同じような意見の項目があれば、意見が異なる項目を比較してみたりすると、違いがわかるし、全ての項目をみて判断というと大変なので、興味ある項目に対して、自分を同じ意見をいっている候補者や政党を選ぶ、というように周囲にアドバイスなどするといいと思いました。あと、法律を変える、ということもあると思いました。

2班の発表資料

【3班】

みなが選挙や政治に関心をもち、投票するためにはどうすることができるのか、軸を作ってアイディアを出してみました。

「投票に行く」というのを軸の真ん中にすえて、考えてみました。

身近なところとして、市役所にいくとか、家族で政治の話題に触れる、とか。専門的なものとしては選挙管理委員会が実施する主権者教育などがあるのかなと思いました。マニフェストは文字数が多いと思いました。ある項目、争点とか、情報量を絞って比較すると、もう少しとっつきやすくなるのかなと感じました。

3班の発表資料

【吉村教授からの質問】

2班について、法律をかえる、と発表されましたが、具体的にはどのようなイメージなのでしょうか。

(回答)

法律上、グレーゾーンな部分が多いと聞きます。これはしてもいいのか、と皆が不安に思い、あまり触れないように、近寄らないように、となっているのかな、と思います。教育現場においても、いろいろと気をつかってできること、できないこと、というのがわかりづらかったりします。もっと、オープンというか、わかりやすいように改正されると、教育現場でも動きやすいのかなと思ったところでした。

(吉村教授)

法律上、人気投票の禁止というので、模擬投票後の開票は時期的な制限があります。このような規定はOECD加盟国では日本くらいですね。アメリカでは、高校で候補者が演説会をして、その評価を投票して開票したりします。日本ではこういうことはできない。人気投票が実社会に影響を与えるから、というのが理由のようですが、アメリカでは逆に、そのような高校での投票の結果も、投票行動等の判断材料にしたりしているようです。

最後に

講師によるあいさつの様子

第5回目は、みなさんに広めたい、多くの人に知ってもらいたい、ということを書いてもらいましたが、どれも大事なことですね。1人1票しかない、自分の1票では何も変わらない、とテレビ番組のインタビュー等で答える人もいますが、その1票が政治を動かす、社会を変えていくんだ、ということを、多くの人に知ってもらうことが大事ですし、それが民主主義にとってとても大事なことだと思います。

今回は、連続講座ということで、いろいろな切り口や講師陣から全部で5回のゼミを受講していただきました。

みなさんには、これからも地域の課題など地域社会に関心をもっていただき、今回のゼミで身につけていただいた「市民力」をさらに磨き上げ、ご活躍していただければと思います。

それではこれで、ボーターズゼミの全5回を終了します。

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