毎月20日は県内一斉消毒の日です-消毒の徹底は家畜衛生対策の基本です-
今年4月20日、県内で口蹄疫が発生し、約29万頭が殺処分されるなど、甚大な被害を及ぼしました。今後、二度と口蹄疫等を発生させないため、毎月20日を「県内一斉消毒の日」としました。
毎月20日は、畜舎等の消毒を徹底しましょう
畜舎入口への石灰散布
踏み込み消毒槽の設置
畜舎の消毒
飼養衛生管理基準を守っていますか?
- 定期的な畜舎・器具の消毒・清掃の実施
- 畜舎に出入りする際の手指等の消毒
- 外部からの人・車両の進入の制限
- 外部からの導入家畜の隔離
- 伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。
- 口蹄疫の教訓を生かし、日本一安全・安心な畜産を目指しましょう。
消毒の日には、何をすればよいのでしょうか?
口蹄疫の防疫活動中、ウイルスを侵入させないために、頑張っていたあの時を思い出してください。
農場を守るには、消毒の徹底をはじめ、飼養衛生管理基準の遵守が大切です!
具体的には、下記の取り組みを行いましょう。
- 畜舎の消毒
出荷後、敷料を除去した空の畜舎などを、動力噴霧機により、洗浄・消毒を行います。
動噴が無い場合は、消毒薬をジョウロなどで散布しましょう。
- 消石灰散布
車両が入ってくる農場入口に、全体的に白くなるように散布します。
- 踏み込み消毒槽の点検
畜舎入り口の踏み込み消毒槽を点検し、消毒薬を確認しましょう。
踏み込み消毒槽は必ず設置するようにし、消毒薬が汚れたらすぐに取り替えるようにします。
- 畜舎周囲の清掃
畜舎周囲の除草や草刈り等を含めた環境の整備に努めましょう。
畜舎消毒や踏み込み消毒槽の点検は消毒の日に限らず、随時行うことが大切です。
また、日頃から以下のことを励行しましょう。
- 他の農場等に立ち入った者がみだりに畜舎に入れないように、ロープを張るなどの対策を講じましょう。
- 飼料運搬等の車両は農場に入る前に消毒を徹底して行いましょう。
動噴がない場合は、バケツに消毒薬を作り、洗車ブラシで、車両の足回りを中心に消毒を行うようにします。
- 人工授精や、飼料運搬の人など外部者専用の長靴を用意しましょう。
- 日頃から農場に入ってくる人、車の記録を行いましょう。
農場に書き込みができるカレンダーなどを用意し、
- (1)飼料運搬車、バルク車など畜産関係車両
- (2)農協等の技術員、獣医師、人工授精師、その他関係者など、誰がいつ来たか、分かるように記入し、保存しておきましょう。
- 家畜の観察を注意深く行い、異常があったら、かかりつけの獣医師か、家畜保健衛生所に連絡してください。