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更新日:2020年4月20日

「口蹄疫発生から10年見えないウイルスとの戦いについて〈感謝〉と〈お願い〉」

平成22年に本県で発生した口蹄疫では、29万7,808頭もの家畜の尊い命が犠牲となり、畜産業のみならず、地域経済や県民生活に甚大な影響を及ぼしました。

その発生から、今日4月20日で10年となります。

当時は次々と感染が拡大し、都道府県で初となる「非常事態宣言」を行うほど困難な事態に直面することとなりました。そのような厳しい状況の中、全国から温かい支援をいただきながら、生産者のみならず、県民総力戦で、見えないウイルスの封じ込めや感染の拡大防止に取り組み、8月の終息宣言を迎えることができました。

また、終息後は、「口蹄疫からの再生・復興」を県政の最重要課題と位置づけ、二度と発生させないという強い決意のもと、徹底的な防疫強化を図ってまいりました。そして、重大な影響を受けた地域経済や県民生活の早期の復興・再建を目指し、生産者はもとより、関係団体等と一丸となって、全力で取り組んでまいりました。

この結果、本県の畜産は、口蹄疫発生前の約1.3倍にまで産出額が伸び、輸出量も増加してきております。また、宮崎牛が全国和牛能力共進会において、3大会連続で内閣総理大臣賞を獲得するなど、畜産王国宮崎として、国内外において高い評価をいただくまでに至っております。

まだ道半ばではありますが、本県の畜産は、復興から新たな成長へと着実に歩みを進めており、今日に至るまで全国から寄せられた多くの御支援と、生産者をはじめ県民の皆様の多大なる御協力に対し、深く感謝を申し上げます。

現在でも、中国やモンゴル、ロシア等の近隣諸国では、引き続き口蹄疫の発生が確認されており、さらに、国内において豚熱(CSF)の流行もみられたところであり、ワクチンのないアフリカ豚熱(ASF)も中国や韓国を始め、東アジア全域で発生が継続しています。口蹄疫を経験した本県としては、その経験や知見を生かし、家畜疾病の防疫において、全国のモデルとなるような取組を進めていく必要があるものと考えております。

今後とも、「常在危機」の意識のもと、「忘れないそして前へ」を合い言葉に、生産者の皆様、関係団体、市町村と連携し、防疫体制の強化や畜産の新生に取り組んでまいります。県民の皆様におかれましては、なお一層のお力添えをよろしくお願いいたします。

あれから10年。奇しくも私たちは、再び見えないウイルスとの戦いに直面しております。

現在、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症について、本県では、人の往来が多い4月を「感染拡大防止強化月間」と位置づけ、感染対策の徹底に努めてまいりました。これまで感染集団(クラスター)の発生や経路が不明な感染までは確認されておらず、市中感染が広がる状況にまでは至っておりませんが、感染が拡大している地域を訪れた方やその接触者など17名の感染者が確認され、予断を許さない状況にあります。

口蹄疫のときと同様、県民の皆様におかれましては、見えないウイルスとの戦いによる不安やストレスに直面し、長引く自粛等により地域経済や県民生活への大きな影響を受けながらも、「感染しない」「うつさない」感染拡大防止の取組に御理解と御協力をいただいておりますことに、深く感謝いたします。

また、県民の命と健康を守るため、最前線で尽力いただいている医療従事者や感染症対策従事者等の皆様に対し、深く敬意を表し、感謝申し上げます。

国は東京都など7都府県に発令した「緊急事態宣言」について、4月16日、その対象地域を、本県を含む全都道府県に拡大しました。本県としても、このことを重く受け止め、4月17日に県民の皆様へ、これまでの取組に加え、県外との往来や外出をできる限り自粛するなどの要請を行なったところです。

県民の皆様には、引き続き、さまざまな我慢や行動の制約をお願いすることとなりますが、県民の命と健康を守ることが最優先であり、今が極めて大切な時期との強い思いでお願いしているところであり、どうか御理解と御協力をお願い申し上げます。併せて、県民生活や地域経済を支えるための対策についても、しっかりと取り組んでまいります。

口蹄疫を乗り越えてきた本県だからこそ、再度、県民の皆様が一体となって同じ気持ちで対処すれば、必ずやこの困難な状況を乗り越えることができると信じております。

どうか、思いを一つにして、あなた自身のため、あなたの大切な方のため、そして、ふるさと宮崎のため、徹底した感染防止対策や、地域経済を維持するための地産地消による「応援消費」など、一人ひとりができることに粘り強く取り組んでいただくようお願いいたします。

もう一度、口蹄疫のときと同様、県民の皆様の総力を結集して乗り越えていきましょう。

県としましても、引き続き、国や市町村、医療機関、関係団体等と緊密に連携し、強い危機感をもって感染拡大の防止に全力で取り組みますとともに、地域経済の影響等にしっかりと対処してまいりますので、県民の皆様の一層の御理解と御協力をお願いいたします。

宮崎県知事

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