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掲載開始日:2019年1月11日更新日:2023年6月6日

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えびの高原の火山ガス(二酸化硫黄)観測情報について

県では、えびのエコミュージアムセンターに設置している火山ガス(二酸化硫黄)常時観測機の観測結果をリアルタイムで公表しています。

えびの高原の火山ガス(二酸化硫黄)観測値

火山観測画面イメージ

(注意)
このページで提供している観測値は速報値です。

立入規制等については、霧島山火山防災協議会の「えびの高原(硫黄山)周辺の火山ガスに伴う立入規制基準(案)」に基づいて実施されますので、現地の指示に従って下さい。

参考1二酸化硫黄ガスの特徴

  • 二酸化硫黄ガスは、5ppm程で強い刺激臭がして、10~20ppmの濃度で、目がちかちかしたり、咳き込みなどの症状が出ます。
  • 二酸化硫黄ガスを含む火山ガスは、水に溶けやすい特徴があります。刺激臭を感じた場合は、ハンカチやタオルを水に湿らせ、鼻や口に当てて下さい。
  • 400~500ppmで生命に危険があると言われていますが、ぜんそくや心臓病等の持病のある高感受性の方は、低濃度でも発作を起こし、死に至る可能性がありますので特に注意して下さい。

(参考:「火山ガス災害」平林順一)

参考2えびの高原(硫黄山)周辺の火山ガスに伴う立入規制基準

(抜粋)えびの高原周辺における広域的な二酸化硫黄ガスの滞留に伴う規制の実施基準

区分 二酸化硫黄
(SO2)
濃度が基準値以上となった場合の措置
注意情報 0.2ppm以上 喘息、気管支疾患、心臓病等の持病のある高感受性の
人々及び乳幼児や妊婦に対して、
二酸化硫黄ガスの危険性について注意喚起する。
警戒情報 2ppm以上 屋外の観光客等に、防災行政無線等で屋内退避の注意喚起を行う。
避難情報 5ppm以上 観光客等にえびの高原からの避難を呼びかけ、
避難が完了した時点で観光施設等を閉鎖。
県道1号及び30号は、駐停車禁止を条件に通行可
立入禁止 10ppm以上 えびの高原一帯を警戒区域に設定(立入禁止)
注意:県道1号(宮崎県、鹿児島県)、
30号(宮崎県)を全面通行止めとする。(人、車の全面通行止め)

硫黄山周辺の火山ガス濃度測定結果(速報値)について

えびのエコミュージアムセンターの自動観測のほかに、硫黄山周辺の火山ガスを測定し、速報値を公開しています。

霧島山の火山活動全般についての情報は、次のページで確認して下さい。

お問い合わせ

・エコミュージアムセンターの自動観測機について
宮崎県自然環境課自然公園室(0985-44-2624)
・硫黄山周辺の火山ガス観測について
宮崎県危機管理課(0985-26-7618)