更新日:2017年11月24日
平成29年度宮崎中小企業大賞知事表彰式について
宮崎中小企業大賞とは
県内産業の振興や地域経済の活性化に特に寄与している中小企業を表彰し、その優れた取組を広く紹介することにより、中小企業に対する県民の理解を深めるとともに、本県経済全体の活性化を図ることを目的としています。
平成29年度表彰企業の御紹介
学識経験者等をメンバーとする選考委員会による選考を経て、10月19日(木曜日)に県庁知事室において下記4社を表彰しました。

有限会社九南サービス(都城市)
「しあわせ食を九州から」をテーマに自然食品・健康食品のインターネット販売を展開

代表取締役社長
田中茂穂(たなかしげほ)
有限会社九南サービスの企業説明(PDF:949KB)
- 表彰項目「地方創生・働き方改革の視点」
- 表彰理由
- 平成16年に、自然食品を販売するネット通販事業「タマチャンショップ」を開設し、現在では、約4万社が集う楽天市場において「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を5年連続受賞するなど、売上高及び認知度が向上している。
- 現在、宮崎県産品を26品目取り扱っており、今後、取扱量を増やす予定であること、「タマチャンショップ」のリアル店舗の開設により、外貨を獲得できる「チャンネル」が拡大されることから、県内へのさらなる波及効果が期待される。
株式会社くしまアオイファーム(串間市)
サツマイモ海外輸出額県内No1百姓が起こした「農業ベンチャー企業」

代表取締役社長
池田誠(いけだまこと)
株式会社くしまアオイファームの企業説明(PDF:940KB)
- 表彰項目「オンリーワンの視点、地方創生・働き方改革の視点」
- 表彰理由
- 法人化、6次産業化、キュアリング倉庫の開設による周年出荷体制の確立による着実な成長により、サツマイモの海外輸出額(平成28年度)は、県内において数量金額の両面でトップの実績となっている。
- サツマイモは、地元を含めた契約農家から一般的な青果価格より高い価格で買い取っていること、企業の成長に伴い社員も増加してきていることから地域への貢献度も高い。
- 正社員が若い世代で構成されていること、新たな出荷場の建設に着手していることなど、さらなる成長が期待される。
三和ニューテック株式会社(宮崎市)
カードリーダーライター事業で培ったセンサー技術とメカトロ技術で医療分野にも進出

代表取締役社長
金内隆一(かなうちりゅういち)
三和ニューテック株式会社の企業説明(PDF:430KB)
- 表彰項目「オンリーワンの視点」
- 表彰理由
- コア技術である「センサー技術」と「メカトロ技術」を駆使し、カードリーダーライター事業では、全国トップクラスのシェアを誇っている。
- これまで培ってきた技術を応用して、「病院介護施設向け離床センサー」や「ロコモ検診用歩行計測機器」の開発など新分野への進出にも意欲的に取り組んでいる。
- 特に、宮崎大学と共同で開発した「ロコモ検診用歩行計測機器」は、全国で唯一、ロコモティブシンドローム(筋肉、骨、関節などに障がいが起こり、「立つ」、「歩く」といった移動機能が低下している状態)の進行状況を「数値化」できる商品であり、今後の新しい事業展開が期待される。
株式会社修電舎(延岡市)
設計から現場工事まで一貫した高い技術力を持つ「総合エレクトロ企業」

代表取締役社長
一瀬直行(いちのせなおゆき)
株式会社修電舎の企業説明(PDF:705KB)
- 表彰項目「新技術・新分野進出の視点」
- 表彰理由
- 制御盤等の設計・製作から現場工事まで一貫して行える高い技術力を持っている。
- 同社の食品残渣処理装置「BUIK(ビュウイック)システム」は、一般的な食品残渣処理装置よりも短時間で処理が可能であり、同社の高い技術力が生かされた商品である。
- 新技術である「緊急災害時向け携帯水素発電機」の製造など新分野への進出も意欲的に取り組んでいる。
過去の受賞企業(平成19~28年度)