トップ > しごと・産業 > 農業 > 農業経営・技術 > 宮崎県総合農業試験場 > 気象情報一覧 > 冬季長期予報3か月予報(3か月予報等)

ここから本文です。

更新日:2019年11月27日

冬季長期予報3か月予報(3か月予報等)

概要

2019年の1月から10月までの平均気温を見ると、平年より0.9℃高い状態で来ています。さらに11月も平年より1℃以上高いため、年間の平均気温も高くなり、平年の17.4℃よりも1℃高い18.4℃が予想されます。
この気温は過去、3番目に高い気温となってきます。これまでは、1998年の2.2℃ですから、2019年は気温の高い年になってきます。その中で注目されるは、1月から10月まで、宮崎市では最低気温が平年より1.5~2.0℃程度高い状態が持続してきたことです。つまり、夜温が高いことになり、農作物の成長や収穫時期に影響が出やすいことに繋がっていました。
反面、最高気温は、夏場に猛暑日を記録したのは、7月の2日間のみで、夏場は、過ごしやすかったのですが、早期水稲などには、悪条件になった面もありました。
11月25日に気象庁から九州南部の3か月長期予報(12月~2月)が発表されましたので、その解説をするとともに、1か月予報も解説します。

予報の種類と予報の見方

(1)予報の種類

  1. 短期予報
    2日以内の予報。午前11時に出される予報が、当日、翌日、翌々日の天気予報に該当します。
  2. 中期予報
    7日以内の予報。週間天気予報のことで毎日11時更新。
  3. 長期予報
    1ヶ月、3ヶ月予報。毎月25日前後に出されます。

(2)予報の見方

  1. 1ヶ月予報は、その月を3区分して、気温、降水量、日照時間の3つについて予想されます。
    現在、1981年~2010年の30年間のデーターで平年値が出されています。そのため、たとえば気温、降水量、日照時間は、次の表のように表現されます。
    表現

    低い(少ない)

    高い(多い)

    出現率

    30(%)

    40(%)

    30(%)

    意味 平年値と比較して、どの出現率が高いかを表現する

    たとえば、平年並みが予想される場合は上記の表現になります。左の30は平年よりも低い(少ない)傾向、右の30は平年よりも高い(多い)傾向と表現されます。40は平年並みの気温ということになります。

  2. 3ヶ月予報は、その期間の気温と降水量について、同じ形式で表現されます。

1.3か月予報(11月25日発表)

気温

20

40

40

12月

20

30

50

1月

20

40

40

2月

30

30

40

降水量

30

30

40

12月

20

40

40

1月

30

30

40

2月

30

40

30

(1)気温

3か月の平均で、平年並みかやや高い予想です。月別では、12月が高い、1月が平年並みかやや高い、2月は、1月と同じですが、平年並みに近い予想です。
このため、この冬は全体的には、平年並みかやや高い傾向にありますが、月別では12月よりも2月の方が寒い予想になります。
この要因は、この冬、偏西風が日本付近で平年より北に蛇行すると予想されているためですが、今後、偏西風蛇行の場所、寒気の南下の場所、北極振動の有無によっては大きく予想が変わってきますので、注意が必要です。
3か月の予報の信頼度はやや低いため、直近の予報を参考にした方が良いです。
なお、この予想は、九州南部地方を対象としたもので、鹿児島地方の高温傾向に比べ、宮崎地方は予想よりもやや低い傾向がありますので、宮崎地方は平年並みの冬になってくると可能性があります。ということは、この冬は寒いということになります。

(2)降水量

3か月の平均では、平年並みかやや多い予想です。月別では12月が平年並みかやや多い、1月は同じですが、より平年並みに近い、2月は平年並みとなっています。
この要因は、12月に周期的な低気圧の通過と暖気移流があり、平年並みかやや多いと予想しているためです。しかし、1月以降は平年並みに近づきますが、、宮崎では西高東低の冬型が多くなり、冬晴れの天気になりやすいためです。

(3)1か月長期予報(11月21日発表)11月23日~12月22日

気温は、平年より高い(102070)。週別では、11月23日からの1週間は平年よりもかなり高い予報、11月30日からの1週間は平年並かやや高い(204040)の予報、12月7日から2週間は平年並よりやや高い(203050の予報になっています。
降水量は平年並みかやや多い、日照時間とも平年よりやや少ないとなっています。要因は、12月は冬型の気圧配置が長続きせず、南からの暖湿空気が入りやい傾向になるため、高温予想ですが、ここでの注目は、11月25日に発表された3か月予報の方が、気温を低下傾向としている点です。

2.全体的傾向

今後の傾向

今週から来週にかけて、気圧配置が大きく変わってきます。12月初めから今季、最大級の寒波が予想され、著しい気温低下が予想されています。
過去の事例から、11月が寒いと12月は暖かく、暖冬傾向に、逆に11月が暖かいと12月は寒くなる傾向もありますので、注目です。
おそらく、長期予報(1か月)の修正も予想されますので、偏西風の蛇行の有無、寒気の動向、西高東低の冬型の出現頻度、北極振動の発生などが大きくかかわってきます。
なお、この冬は、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象とも発生しなない平年の状態になっていますので、暖冬傾向がどうなるのかがポイントになります。

総合農業試験場企画情報室村岡精二(気象予報士)

PDFで閲覧する(PDF:78KB)

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

宮崎県総合農業試験場   担当者名:村岡

〒880-0212 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂5805

電話:0985-73-2121

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:sogonogyoshikenjo@pref.miyazaki.lg.jp