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更新日:2010年7月7日
平成22年7月27日
宮崎県口蹄疫防疫対策本部
本部長東国原英夫
本日、宮崎市を中心とする「移動・搬出制限」を解除したことにより、県内全域がこれまでのような危機的な状況から脱したと判断し、5月18日以来、県民の皆様に対して不要不急の外出の自粛やイベント等の延期、消毒の徹底等をお願いしてきました「非常事態宣言」を、本日午前0時をもって、全面的に解除することといたしました。
本県の畜産を守るためとは言え、非常事態宣言が県民の皆様の生活や県内の産業・経済の全般にわたり多大な影響を及ぼしていることに心を痛めておりましたが、発生から今日までの98日間にわたる関係各位の懸命の防疫作業や県民の皆様方の御協力、そして国及び県内外の多くの方々からの御支援により、ようやくこの日を迎えることができましたことに対し、心より感謝を申し上げたいと思います。
今後は、本県畜産の安全性を万全なものにするために、県内すべての牛・豚の安全確認を行うとともに、ワクチン接種地域内を中心に家畜排泄物等の堆肥化を進め、8月27日の最終的な終息宣言を目指すこととなります。このため、道路上の消毒ポイントを再編の上、当面継続いたしますので、車輌で通行される方々の引き続きの御協力をお願いします。
特に、畜産農家におかれては、いつなんどき、口蹄疫等の家畜伝染病が発生するかわからないという危機感を持って、常に、農場入り口や出入りする人・車輌等の消毒を徹底し、絶対に農場内にウィルスを侵入させないようにしていただくことをお願いします。
これからは、被害を受けた畜産農家をはじめとする本県畜産の再生、そして県内経済の復興に向けて、県民が一丸となって取り組んでいかなければなりません。
私も、宮崎の早期復興を成し遂げるために全力を尽くしてまいります。県民の皆様にも、お一人おひとりが、それぞれの立場で頑張っていただき、その姿を全国の方々に見ていただくことで、温かい御支援をいただいた皆様の御恩に報いていかなければならないと考えております。
本日の非常事態宣言の全面的な解除により、県民の皆様には、以前の生活に戻っていただき、再び宮崎の活気を取り戻していただくことをお願いいたします。
また、本県では、8月1日からの全国高等学校総合文化祭を目前に控えておりますが、県外の皆様には、安心して御来県いただきたいと考えております。
皆様の引き続きの御支援、御協力を御願い申し上げます。
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