掲載開始日:2018年11月19日更新日:2018年11月19日
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すべての産業は、その生産物を他の産業に販売し、また一方では、生産のために必要な原材料等を他の産業から購入するなど、相互に深く結びついています。
これらの産業間の取引や消費、投資などの関係を一定期間(通常1年間)、一定地域(宮崎県)について一覧表にまとめたものが産業連関表で、産業の費用構成(投入)や販路構成(産出)が示されています。
産業連関表は、これをそのまま読み取ることによって、表作成年次の産業構造や産業部門間の相互依存関係など経済の構造を総体的に把握・分析することができます。
また、産業連関表の各種係数を用いて産業連関分析を行なうことにより、経済の将来予測や経済政策の効果測定・分析などが可能となり、各種行政施策などを行なう上で重要な基礎資料として利用されています。
主な利用方法は、次のとおりです。
産業連関表には、地域内の生産額、生産物の販路構成、原材料や付加価値などの費用構成が詳細に示されているため、これらの計数を読み取ることによって、地域の経済構造を読み取ることができます。
例えば、ある産業で商品や製品を作るのに原材料や燃料を各産業からどれだけ投入しているか、また、生産活動により生み出される雇用者所得が産業間でどれだけちがうかなどの経済構造分析。
逆行列係数などの各種係数を用いて、最終需要の変化が各産業に及ぼす経済波及効果を測定することができます。
例えば、消費や投資の増加などの最終需要の変化が各財・サービスの生産や移輸入に及ぼす影響の分析。
逆行列係数などの各種係数を用いて、財政支出の波及効果、公共投資の経済効果、誘致企業の生産増加による経済効果、観光消費の経済波及効果などを分析することができます。
また、これら経済波及効果に伴う就業者(雇用者)誘発者数を測定することもできます。
総合政策部統計調査課
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