令和5年住宅・土地統計調査結果(住宅の構造等に関する集計)
令和5年10月1日現在で実施した令和5年住宅・土地統計調査のうち、持ち家の増改築・改修工事、耐震改修工事など住宅の構造に関する項目、最寄りの生活関連施設までの距離など住環境に関する項目、世帯が所有する空き家に関する項目などについて集計した結果(確定値)です。
(総務省統計局が1月29日に公表した標記結果を宮崎県版に編集して公表するもの)
1結果の概要
(1)平成31年1月以降に行われた増改築・改修工事
平成31年1月以降に増改築・改修工事等が行われた持ち家の割合は約3割
- 平成31年1月以降に増改築・改修工事等が行われた持ち家は89,300戸で、持ち家全体の29.3%
- 増改築・改修工事等の内容の割合をみると、「台所・トイレ・浴室・洗面所の改修工事」が16.4%と最も高い。
- 平成31年1月以降に増改築・改修工事等が行われた持ち家の割合を建築の時期別にみると、「昭和56年~平成2年」が38.3%と最も高い。
- 平成12年以前に建築された持ち家の3割以上が平成31年1月以降に増改築・改修工事等を行なっている。
- (注)本調査は5年ごとに実施しており、前回は平成30年に行なった。

(2)高齢者が住む住宅のバリアフリー化率
高齢者が住む住宅の一定のバリアフリー化率は43.0%で、平成30年と比べ2.2ポイント増加
- 高齢者(65歳以上。以下同じ。)のいる世帯(221,700世帯)のうち、一定のバリアフリー化住宅に居住している世帯は95,400世帯で、高齢者のいる世帯に占める割合(一定のバリアフリー化率)は43.0%
- 高度のバリアフリー化住宅に居住している世帯は18,000世帯で、高齢者のいる世帯に占める割合(高度のバリアフリー化率)は8.1%
- 平成30年と比べると、一定のバリアフリー化率は2.2ポイント、高度のバリアフリー化率は1.0ポイント増加
一定のバリアフリー化住宅
高齢者等のための設備・構造のうち、「手すりの設置(2箇所以上)」又は「段差のない屋内」がある住宅
高度のバリアフリー化住宅
高齢者等のための設備・構造のうち、「手すりの設置(2箇所以上)」、「段差のない屋内」及び「廊下などが車いすで通行可能な幅」がいずれもある住宅
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図2高齢者のいる世帯のバリアフリー化率-宮崎県(平成30年、令和5年)
(3)住環境(生活関連施設までの距離)
最寄りの老人デイサービスセンターまでの距離別世帯割合(高齢者のいる世帯)は、この25年間で「250m未満」が5倍に増加
- 高齢者のいる世帯について、最寄りの老人デイサービスセンターまでの距離別世帯数をみると、「250m未満」が23,200世帯(高齢者のいる世帯に占める割合10.5%)、「2,000m以上」が37,700世帯(同17.0%)
- 距離別世帯割合の推移をみると、平成10年から令和5年までの25年間で「250m未満」が2.1%から10.5%と5倍に増加している一方、「2,000m以上」が58.6%から17.0%と3分の1以下に減少
図3最寄りの老人デイサービスセンターまでの距離別世帯割合の推移(高齢者のいる世帯)-宮崎県(平成10年~令和5年)
2調査の概要等
ページ下部「関連資料」欄PDFデータから該当ページを抜粋したもの